世界に16台の「北斎ピアノ」、万博オーストリア館に音色響く ヤマハ子会社・ベーゼンドルファー製

大阪・関西万博オーストリア館で開かれたレセプションで披露されたベーゼンドルファーのグランドピアノ「神奈川沖浪裏」=大阪市此花区の夢洲(ヤマハ提供) ヤマハ子会社のピアノ製造会社ベーゼンドルファー(オーストリア)はこのほど、大阪・関西万博のオーストリア館で、江戸期の浮世絵師・葛飾北斎の作品をモチーフにした同社のグランドピアノを披露するレセプションと演奏会を開いた。
 ピアノの大屋根内側に、北斎の「富嶽三十六景」の一つ「神奈川沖浪裏」が特殊な印刷技術であしらわれている。世界限定16台で今春発売された。万博期間中、特別製作されたエキスポモデルを同館に展示する。
 サビーネ・グルブミュラー社長がピアノの特徴を説明。ヤマハの山浦敦社長が「ウイーンの伝統的なピアノ職人技を代表するブランド。万博の精神そのものである『文化的対話の美』を反映している」とあいさつした。
 招待客ら約70人を前に、バイオリニストの前田朋子さんの生演奏とともに同ピアノの自動演奏が披露された。

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