「Stray kids」エコパスタジアム公演いよいよ2週目突入 地元は「おもてなし」の心で20万人の“STAY”を歓迎【静岡】

世界的人気アイドルグループ「Stray Kids」(スキズ)のスタジアム公演「Stray Kids World Tour」が、静岡県袋井市のエコパスタジアムで行われています。5月17、18日の両日が、コンサート2週目。エコパハウスによると、単独アーティストの公演で2週にわたって計4日間行われるのは2001年の開場以来最長。期間中、最大20万人の来場が見込まれているとのことです。

「スキズ」装飾が施されたJR掛川駅

JR東海では、日本では初のスタジアム公演を記念し、スキズとの特別コラボを展開。静岡エリアの駅構内には、スキズ仕様の装飾を施したほか、東海道新幹線の東京~新大阪間全17駅には、ポスターを掲示するという力の入れようです。

初日から国内外の大勢の「STAY」(スキズファンの総称)が詰めかけ、エコパの最寄り駅のひとつであるJR掛川駅周辺は大賑わい。これを機に掛川について知ってもらおうと、地元の人々が「おもてなし」に力を入れていました。

「掛川に来てくれてありがとう」

JR掛川駅にある地場産品販売店「これっしか処」。地域を代表する銘菓や名品を取りそろえています。店頭にはコンサートの開催に合わせて、「ウェルカムボード」を設置。これまでも、エコパで開催されるさまざまなアーティストのファンへの歓迎の言葉をつづってきましたが、今回の公演に合わせた看板も好評だといいます。

店頭に飾られた「STAY」へのウェルカムボード

この看板を制作した鈴木さんは、「『掛川に来てくれてありがとう』という気持ちを込めて描いている。好評でうれしい。先週とは、また違った看板をデザインで描いたので、そこも楽しんでいただければ」と話します。

「これっしか処」では、スキズのコンサートに合わせて営業時間を通常より延長。先週の公演日では、通常の4倍以上の売り上げがあったといいます。17日からの残り2日間も午後10時まで延長営業し、STAYをお迎えします。

海外からの「STAY」にも対応する観光案内所

さらに改札口そばの観光案内所には、こちらもSTAYを歓迎する手作りの横断幕が飾られていました。海外から訪れる人にも対応できるよう、英語や中国語が話せるスタッフが常駐。さらに、掛川駅から徒歩圏内で行くことのできる観光マップなどを配布するなど、おもてなしにも力が入ります。

特に多くの利用があったのが、荷物の預かりサービス。前半の2日間は、通常時の10倍以上の量だったといいます。トイレの混雑や駅周辺に飲食店が少ないなど課題もありましたが、対応に当たった掛川観光協会の北村延子さんは「訪れたファンの方が『ごみ箱はどこですか』など聞きに来て、過ごしやすい場所づくりに協力してくれた。ファンの方々と一体感を感じてありがたかった」とマナーを守るファンの姿に感動したそうです。

「コンサートをきっかけに掛川のことも知ってもらえれば」と語る北村さん

そして、「掛川を訪れるファンのみなさまには、まずはコンサートを楽しんでもらいたい。掛川に来てくださったことに縁を感じ、文化やお茶のことなど、少しでも掛川のことについて知っていただけるとうれしい」と期待を寄せます。

200個のプリンがあっという間に…

いまや、静岡を代表する菓子店にも、多くのファンが詰めかけました。スキズのメンバーが以前食べたというプリンを販売する「治一郎」です。

スキズのメンバーが食べたという「治一郎」のプリン

エコパスタジアムにほど近い掛川店では、今回のコンサートに合わせて、プリンの数を通常の2倍となる約200個を準備しましたが、先週のコンサート開催日はいずれも、開店と同時に多くの客が訪れ、午後3時前には売り切れたといいます。さらに、開催日以外にも、プリン目当てに訪れる人が増えていることを実感しているそうです。

「静岡のスイーツも楽しんで」と笑顔の河村店長

河村澄江店長は「静岡県のスイーツを多くの人に知ってもらって楽しんでいただくことは非常にうれしい。これをきっかけにもっと地元が盛り上がれば」と笑顔を見せます。

日本国内初のスタジアム公演で盛り上がるなか、世界中から訪れる人たちに対し、まさに「おもてなし」の心をもって接する人々の姿がありました。これをきっかけに「静岡」のファンも増えることを祈るばかりです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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