感染拡大の要因に連日の暑さか… 新型コロナ感染が静岡県内では10週連続増 

静岡県内では新型コロナの感染が広がっていて、10週連続で増加しています。感染が拡大している要因には2025年の夏の猛暑が関係していると見られています。

浜松市中央区の小児科では7月上旬から新型コロナの患者が増え始めたといいます。

<チルドレンクリニック 辻徹院長>
「大体7月の中旬ぐらいから週に2、3人程度が陽性だった。お盆休み明けということもあると思いますけど、8月18日、たまたま10人くらい陽性の人がいました」

その中でも喉の痛みを訴える人が増えてきているということです。新型コロナの感染拡大の理由の一つが変異株「ニンバス」です。喉の強烈な痛みを伴うといいます。

<辻院長>
「喉の激痛が一番じゃないかと思います。つばを飲み込むのも痛いとかそういった表現をされる方がいました」

県によりますと、8月10日までの1週間に報告された感染者数は、1医療機関あたり6.27人で、1週間の感染者数は推定で5,500人と10週連続で増加となっています。その背景には猛暑が関係していると専門家は言います。

<県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「エアコンをつけて、部屋を閉め切って、窓を開けての換気がなくなる。どうしても室内、家族内の感染が広がっていく」

後藤センター長は感染者数の増加が続いているものの、2024年同時期と比べると少なく外来の患者は半分以下、入院の患者は3分の1程度だとして冷静な対応を呼びかけています。県では、コロナウイルスの感染予防には、マスクやうがい、こまめな換気を実施するなど基本的な予防対策が大切だとしています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

関連タグ

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1