
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を巡り、市議会の中島弘道議長に「告発文」が届いていたことがわかりました。市議会は今後、内容を精査していくとしています。
田久保市長を巡っては7月22日、市議会の中島弘道議長らが百条委員会への証人として、田久保市長に出頭を求める請求書を手渡しました。田久保市長は出頭について明言を避けていて、7月25日の百条委員会に出頭するかどうかが注目されています。
こうした中、7月18日、中島弘道議長宛てに田久保市長についての「告発文」が届いていたことが新たにわかりました。
告発文は、田久保市長が最終学歴としていた平成4年東洋大学法学部卒業と同じ経歴を名乗る人物から、「田久保市長の卒業証書の真実について」と記されていたということです。
また告発文には、「田久保だけ卒業できないのはかわいそうなので、卒業証書をお遊びで作ってあげた」といった卒業証書の作成についてと思われる趣旨の記述が含まれていたということです。
<告発文を受け取った伊東市議会 中島弘道議長>
「卒業証書の真実はこんな感じだったとかというような話だったので、ある意味、本当の事を知っている人なのかもしれないですけれども、そういった方がやっぱり一言、言いたいということで、そういった文書が来るのかなとは思います」
市議会は届いた告発文を公文書に指定し、信憑性の観点から慎重に内容を精査していくとしています。