
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を巡り、伊東市議会は7月11日にも百条委員会の審議を開始する方針を固めたことがわかりました。問題となっている卒業証書などの書類の提出を速やかに求めていくことになります。
伊東市の田久保真紀市長を巡っては、最終学歴としていた「東洋大学卒業」について、6月の市議会で市議から詐称の疑いを指摘され、その後自ら大学に出向き卒業証明書を取ろうとしたところ取得することができず、実際は除籍だったことが明らかになっています。
このため伊東市議会は7月7日に百条委員会の設置に関する議案を可決していましたが10日午前、正副議長らが協議を行い、11日に第1回目となる百条委員会を開催することを決めました。
このタイミングで設置することになった理由について伊東市議会の中島弘道議長は、協議終了後の取材で、田久保市長が7日の会見で、偽物ではないかと疑われている卒業証書を検察に提出し、調査を委ねる意向を示したため、設置を早めたと語りました。
伊東市議会は今後、田久保市長に対して速やかに関係書類の提出や求めていくことになります。