
参加者は専用のゴーグルを装着し、家屋や教室で揺れに襲われた状況を体験。ガラスが割れたり家具が倒れたりする様子を視聴しながら身を守る行動を考えた。実空間に浸水の様子を再現する専用アプリを使い、床上浸水の疑似体験も行われた。
浸水被害の疑似体験で水位の上昇や足元が見えない状況などを確認した鈴木貴久さん(63)は「濁った水では水中に障害物があるのかも分からない。こうなる前に、早く逃げなければいけないと感じた」と話した。
研修会は、あいおいニッセイ同和損害保険や一般社団法人AR防災などの協力で開かれた。自動体外式除細動器(AED)の講習会や防災用品の展示も行われた。