【白日会 「静岡支部展」】明快な写実絵画

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市駿河区の静岡県立美術館県民ギャラリーで9月18日まで開催中の「白日会静岡支部展」。

写実絵画を追求する美術団体「白日会」は1924年設立。全国14支部の一つ「静岡支部」は、今年で活動開始から83年目を迎える。支部長の西谷之男さんによれば、「写実はモチーフの輪郭、明暗をいかにとらえるかが大切」という。画面の組み立ての明快さがあってこそ、平面の中に自然な空間、美しさを感じられる。会場には、川の水面越しに涼やかな石、荒野の果てに並ぶ複数の風車など、その風景に吸い込まれるような大作が並んでいる。 (お)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1