【静岡県独立書人団主催 の「第52回静岡独立書展」】同じ「森」でも

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡県立美術館県民ギャラリーで9月10日まで開催中の「第52回静岡独立書展」。

全国の書家でつくる「独立書人団」の県内団体「静岡県独立書人団」の作品展。約40点には本県の重鎮の名がずらり。是永尚志さん「臨」はたっぷりした落ち着きと気品が伝わる。幅4m、縦3mはあろうかという高橋直嗣さんの「森」は素早く動かした横線のかすれが、強い風でさんざめく木々を思わせる。同じ「森」でも、袴田一耀さんの作品は3本の木が上へ上へとにぎやかに伸びていくイメージ。書家の捉えた風景の違いが興味深い。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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