
5月15日午後、静岡県御前崎市にある浜岡原発2号機の解体工事中に、耐火シートなどが燃える火事がありました。けがをした人はおらず、外部への放射能の影響はないということです。
火事があったのは、廃炉に向けた解体工事が進む浜岡原発2号機の原子炉建屋1階部分です。
中部電力によりますと、15日午後2時45分頃、縦約70センチ、横約80センチの耐火シートが焼け、作業エリア外側の難燃シートが溶けたということです。
現場ではサプレッション・チェンバと呼ばれる原子炉格納容器の一部を解体する工事が行われていて、火事が起きた時には解体した部品などをグラインダーという機械で削る作業が行われていました。その際、火花が飛んで耐火シートが燃えたとみられます。
火が出た後、初期消火が行われ、けがをした人はいませんでした。発電所周辺の空間の放射線量にも異常はないということです。