静岡県がクールビズを通年化 県庁や学校職員が状況に応じて選択

 鈴木康友知事は30日の定例記者会見で、これまで夏季(5月初旬~10月末)に実施してきた軽装勤務(クールビズ)を5月1日から通年化すると発表した。職員は式典や来賓対応などで上着やネクタイ着用などが求められる場合を除き、年間を通じて状況に応じた服装を選べる。
 ウェルビーイングの視点を取り入れた新たな総合計画策定に伴う取り組み。職員のウェルビーイング向上のため、季節を問わずに気温変化が激しい近年の状況を考慮し、快適で働きやすい環境を整備する。地球温暖化対策や働き方改革の一環で軽装を励行していることを庁舎窓口に掲示し、県民に理解を求める。
 知事は自身について「その場に合わせ、失礼のない服装で対応していきたい」と述べた。
 知事部局のほか、県教育委員会の本庁や所管施設、県立学校でも通年化する。
 県によると、国が2021年から通年化しているほか、ことし4月時点で5都県(東京、神奈川、山梨、長野、愛知)も実施しているという。

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