
市は公募型プロポーザルで昨年3月、弁当・総菜販売の天神屋(駿河区)を2029年3月までの食堂運営事業者に選定したが、5年間の賃借料546万円の契約は未締結で、24年度分の賃借料109万2千円も請求しなかった。事業者は昨年5月に締結を催促したが、職員はそれも失念し、放置していたという。
昨年11月に市の行政監査で指摘を受けて発覚した。今年3月、1年さかのぼる形で契約を締結し、24年度分の賃借料の支払いを受けた。市は組織として業務の進捗(しんちょく)管理ができていなかったとし、関係職員の処分を検討する。