こんなところにも?意外と身近な薄い紙

写真提供:望月やすこさん
松下:今回はどんな求人ですか?望月:富士市にあるニットク株式会社です。お話は管理部課長代行の奥田正巳さんに伺いました。富士市といえば製紙業が盛んな町でニットクも紙の会社です。どんな紙を作っているかというと、病院のベッドの枕カバーに使う紙やアイスクリームのコーンスリーブ、コーヒーフィルターなどです。ほかにも誰もが知っている有名店にある薄い紙を作っています。
ここでクイズです。外食で使う薄い紙とはなんでしょうか?
松下:紙ナプキン!
望月:正解です。奥田さんによると日本のテーブルナプキンはほぼ国内の3社で作っていて、そのうちの1社がニットクなんだそう。現物を持ってきたので1つずつ説明します。

写真提供:ニットク株式会社
まずは某ハンバーガー店の紙ナプキン。これは一つ一つ仕様が違いディスペンサーから出しやすいように折り畳んだ状態になっています。これは三つ折りで一つ一つの面にロゴが入っているの分かりますか?松下:ほんとだ、すごい!
望月:1つの折り面にロゴが2つ刷られ、よく見ると小さな数字が入っています。ロゴのズレや不具合があった時にどのマシーンで刷ったのかが分かるようになっているんです。
松下:へぇ〜。すごい!
望月:おしゃれなコーヒー店の紙ナプキンは、牛乳パックを使った再生紙で色がベージュ。某ハンバーガー店のものより小さいです。某チキン店は六折りタイプの縦型でエンボス加工になっています。某牛丼店は真ん中にエンボスのロゴが入り、三つ折りで折り目が真ん中です。
松下:広げてみると大きさが全然違いますね。
望月:某ドーナツ店は全体に斜めのロゴがエンボス加工され、某チキン店と同じように見えますが広げると四つ折りといった具合に千差万別なんです。
奥田さんは元々某ファーストフード店の購買品担当バイヤーでした。某ハンバーガー店のドリンク容器を中身がこぼれないものに変えたのも、フライドじゃがいもの容器を立つ形に変えたのも奥田さんだというから驚きです。
松下:奥田さんのおかげで便利になったんですね。
望月:そうなんです!そしてそんな奥田さんがバリバリ働くニットク株式会社では、工場で働く人を募集しています。富士市に6つ、ベトナムにも工場があります。正社員数は現在190名。給食手当、交通費、生産手当、責任手当、精勤手当などいろいろな手当を支給し従業員に優しい会社です。
松下:ニットク株式会社は富士市今泉にあります。問い合わせは0545-52-4123までお願いします。
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■ニットク株式会社
住所:富士市今泉514-1
TEL:0545-52-4123
会社情報
今回、お話をうかがったのは……望月やすこさん
静岡県内を中心に個人の撮影や取材撮影をするフリーカメラマン。撮影歴は20年以上。「人を笑顔にする撮影」と「面白いネタ探し」を得意とする。著書「子連れのタダビバ」シリーズ(静岡新聞社)では執筆も担当。ラジオ・テレビの出演など様々なメディアで活躍。公式ホームページ「フォーシーズン 望月やすこ」、インスタグラムもチェック。