テーマ : 医療・健康

膠原病の症状と対処法解説 友の会静岡県支部が30周年講演会

 全国膠原(こうげん)病友の会静岡県支部はこのほど、支部の設立30周年を記念した医療講演会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。内科リウマチ科福間クリニック(浜松市中区)の福間尚文院長が、日常生活に現れる症状とその対応方法について解説した。

膠原病の症状について解説した福間医師=静岡市駿河区のグランシップ
膠原病の症状について解説した福間医師=静岡市駿河区のグランシップ

 膠原病は免疫異常によって炎症が起きる疾患の総称。福間院長は「(症状は)感染症やがんに比べて重症感が乏しく、周囲に理解されにくい」とした上で、発熱や関節痛への対処法を説明した。寒冷やストレスによって皮膚が白くなる「レイノー現象」に対しては保清や保温、保護、禁煙、ストレス軽減の重要性を指摘した。症状の多様性を説き「日常生活において過度な制限を行う必要はなく、自分の症状を理解した上で行動を決めてほしい」と話した。
 患者の交流会も行い、困りごとなどを共有した。支部の会員は約60人。医療講演会や交流会を定期開催している。

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