テーマ : 医療・健康

コロナ感染、静岡県内注意報目前 インフルは急減

 静岡県は12日、定点医療機関から直近1週間(1~7日)に報告された新型コロナウイルスの患者数が1医療機関当たり7・78人だったと発表した。前週の5・45人の1・43倍に急増し、感染拡大注意報レベルの「8人」に近づいた。増加は7週連続で、前週比1・4倍以上となったのは昨年6月以来。
 1日平均の推計患者数は約千人。地区別では東部9・38人(前週7・78人)、中部6・81人(同3・0人)、西部6・96人(同5・17人)。中部地区では前週の2倍以上になった。保健所別では熱海と中部の2カ所が、それぞれの注意報レベルの基準値を超えた。
 県によると、コロナ陽性が確認された入院患者の数はこの1週間で倍以上になった。県内の医療レベルは現状で通常を表す「1」だが、レベルをはかる指標のうち、救急搬送困難事案件数などは「2」(医療ひっ迫注意レベル)以上の基準に達した。
 インフルエンザは11・59人と、前週の20・0人から急減した。東部15・10人(前週24・48人)、中部9・55人(同16・79人)、西部9・68人(同18・11人)。全県では警報レベルの状況が継続中。B型の割合が高まっていて、昨年10月2日から1月7日までの期間でみるとA型68%、B型32%となった。

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