テーマ : 医療・健康

5歳未満死亡数490万人 ユニセフ報告書 支援向上、過去最少

 【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は12日、2022年の5歳未満の子どもの死亡数は、過去最少の推計約490万人だったとする報告書を公表した。500万人を下回るのは初めてだとしており「低費用で質の高い保健支援」の向上を理由に挙げた。依然として6秒に1人のペースで子どもが亡くなっており、医療や保健支援の改善でさらに多くの命が救えると訴えた。
 報告書によると、490万人のうち半数近くは新生児。先進国と途上国の貧富の格差が死亡率の違いに表れており、サハラ以南のアフリカや南アジアで深刻な状況だ。
 早産や出産前後の合併症、マラリアなど「予防または治療可能」な原因が多いと指摘した。
 ユニセフのラッセル事務局長は医療、保健関係者らの長年の努力に謝意を示した上で、過去最少となった死亡数について「私たちには命を救うための知識と手段があることが明らかになった」と述べ、さらなる減少へ協力を呼びかけた。
 報告書はユニセフが世界保健機関(WHO)、世界銀行グループなどと共同でまとめた。

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