テーマ : 医療・健康

救急搬送時、マイナ保険証を活用 受診歴取得、67消防で実証

 総務省消防庁は12日、救急搬送時にマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」から受診歴などを取得する実証事業を、茨城や愛知など35都道府県の67消防本部で実施すると発表した。5月中旬から順次始める。現場の意見を踏まえて使い勝手の良いシステムを構築し、2025年度中の本格運用開始を目指す。

マイナンバーカードの見本
マイナンバーカードの見本

 実証事業では、救急隊員がマイナ保険証をカードリーダーで読み取って医療情報システムにアクセス。傷病者のかかりつけ医や服薬履歴などを照会し、搬送先を迅速かつ適切に選定する。
 過去の実験では情報照会に本人の同意が必要としていたが、今回は本人が意識を失っている場合でも、救急隊員の判断で可能とする方向で調整している。
 厚生労働省によると、マイナ保険証の登録数は1月28日時点で約7143万件。

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