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患者17人個人情報 医師論文で漏えい 磐田市立総合病院

 磐田市立総合病院は11日、男性医師が英医学誌に患者17人の個人情報が残ったままの論文の基礎データ資料を誤って提出し、4日間にわたってインターネット上に公開されたと発表した。
 同病院によると、医師は昨年9月5日に論文をメールで提出。英語表記の基礎データ資料には患者17人の氏名、性別、年齢、病歴が日本語で記載されたリストが含まれていた。今月2日に論文が公開され、4日に知人医師からの指摘で個人情報の漏えいに気付いたという。5日に論文の全ての情報が削除された。
 同病院は、医師が論文作成時に個人情報データを削除すべきだったとし、データの内容確認も怠ったとしている。6日には、政府の個人情報保護委員会に報告した。山崎薫院長は「医師の認識不足で関係する皆さまにご迷惑をおかけした。厳粛に受け止め、個人情報の取り扱いやチェックにミスが発生しないよう、全職員に周知徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

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