テーマ : 医療・健康

若手の定着目指しベテラン医師指導 静岡県立総合病院

 静岡県医師会はこのほど、静岡市葵区の県立総合病院で、若手医師の教育支援や県内への定着を目指した研修会「屋根瓦塾」を開いた。県内9病院から研修医30人が参加した。

新生児蘇生の手法を学ぶ研修医=静岡市葵区の県立総合病院
新生児蘇生の手法を学ぶ研修医=静岡市葵区の県立総合病院

 「母体救急・周産期救急」「新生児蘇生法」「気道確保」「ショック患者の初期診療」「神経系救急」の五つのテーマごとにブースが設けられ、県中部の病院のベテラン指導医が講師を務めた。
 参加者は患者に疑われる疾患を探るための要点を確認したり、シミュレーターを体験して器具の使い方を学んだりした。参加した同病院の津崎健太さん(25)は「シミュレーターを使ったレクチャーは新鮮だった。日頃の活動を整理する良い機会になった」と話した。
 屋根瓦塾は県の委託事業で2016年度から実施している。優れた医師から学ぶ場を作ったり、研修医同士で相互交流したりする狙いがある。

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