テーマ : 医療・健康

首相「平時の備え重要」 新型インフル想定で政府訓練

 政府は7日、海外で新型インフルエンザが発生して国内に流入する恐れがある状況を想定し、政府対策本部を開く訓練をした。新たな感染症危機に備えて9月に発足した内閣感染症危機管理統括庁を中心に10月末から実施している大規模訓練の一環。岸田文雄首相は終了後「平時からの備えを確実なものにすることが重要だ」と述べた。

首相官邸で開かれた新たな感染症危機に備えた政府対策本部の開催訓練。奥左から3人目は岸田首相=7日午前
首相官邸で開かれた新たな感染症危機に備えた政府対策本部の開催訓練。奥左から3人目は岸田首相=7日午前

 統括庁によると対策本部訓練では、厚生労働省が海外での感染者や死者の数を報告し、保健所や医療提供体制の準備状況を説明。外務省は発生国に対する感染症危険情報の発出を報告するなど、関係省庁が対応を共有した。
 その上で岸田首相が、情報収集や検疫の強化、国内での感染者発生への備えを指示した。
 新藤義孝感染症危機管理担当相は今月7日の閣議後会見で「訓練でできないことは本番でもできない。これを念頭に今後も取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
 9日には全都道府県をオンラインでつなぐ緊急連絡会議の訓練を予定している。

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