テーマ : 医療・健康

「浴室内突然死」防ぐ警報を発信 鹿児島大「入浴判断の目安に」

 鹿児島大の研究グループは1日、寒暖差が大きく「浴室内突然死」の危険性が高くなる日は入浴を控えるよう求める独自の警報を鹿児島県内向けにインターネットで発信し始めた。脱衣所と浴槽の温度差による血圧変動などで死に至るのを防ぐための取り組みで、同グループは「入浴判断の目安にしてほしい」としている。

1日から始まった「入浴時警戒情報」の画面(鹿児島大大学院法医学分野提供)
1日から始まった「入浴時警戒情報」の画面(鹿児島大大学院法医学分野提供)

 警報は大学院の法医学分野のウェブサイトに表示。県内各地の予想最高気温などから、当日と翌日で突然死が起きやすい地域を県内十数カ所に分け、それぞれ判定する。
 当初は危険度が高い順に「警戒」「注意」「油断禁物」の3段階とする予定だったが、突然死のリスクを強調して伝えるため「危険」「警戒」「注意」に改めた。
 「危険」の日はできるだけ入浴を避け、「警戒」では入浴する時に脱衣所と浴室の温度差をできるだけなくすなど対策を取る必要がある。
 鹿児島大大学院法医学分野のサイトはhttps://www3.kufm.kagoshima―u.ac.jp/legalmed/で確認できる。

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