大型連休にもおすすめ、京都細見美術館の名品を集めた展覧会@静岡市美術館
大型連休も後半。静岡県は特に5月4日、5日晴れて気温が高くなりそうです。
どこに行こうかな?と考えている方におすすめなのが
静岡市美術館で開催されている「京都細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術」
という展覧会です。
京都にある細見美術館は日本美術を総覧できるコレクションとして高い評価を受けています。
特に現代でも人気の琳派や伊藤若冲の作品を多く収蔵し、今回の展覧会でもたくさんの作品が展示されています。
江戸時代に京都で始まった琳派の作品はとにかくきれいで華やか。デザイン性に富んだ
ユニークで大胆な構図は、かっこよさも感じます。
私が特にいいなと思った作品は、鈴木其一の「水辺家鴨図屏風」
よちよちと歩くアヒルの姿、寝ているアヒル、後ろ姿のアヒル、どれもかわいらしく
思わず「かわいい!」と呟いてしまいました。鶴を描いた屏風を日本画で見たことはありますが
鶴とはまた違う良さがあります。
そして江戸中期に活躍した伊藤若冲。今回は細見美術館が所蔵する19の若冲の作品が勢ぞろいしています。
19作品すべてを京都府以外で見られる初めての企画展です。
静岡市美術館の2部屋にわたって若冲の作品が展示してあり、見応えがありました!
これだけの数の若冲の作品に囲まれると心がときめきます。
とにかく細かく書き込む若冲の凄さ、ユーモアあふれる描写を感じてみてください。
その他、静岡市にゆかりのある重要文化財なども展示されています。
琳派の作品のグッズもたくさん販売しています。
金魚やアヒルをモチーフにした御朱印帳や文房具など、こちらもかわいい!がたくさんありました。
コレクターの心をときめかせたきれいでかっこいい作品の数々。
皆さんもときめく作品を見つけて見てください。
5月26日まで静岡市美術館で開催されています。
(写真は取材用に許可を得て撮影し、掲載しています)