
静岡県内の労働組合でつくる連合静岡は、2025年の春闘についての中間状況をこのほど公表しました。大企業の賃上げムードが県内にも影響し、金額や賃上げ率は過去最高の水準となっています。
連合静岡が4月17日に公表した2025年の春闘の中間状況によりますと4月4日までに回答・妥結があったのは、343組合中200組合でした。
定期昇給とベースアップ分をあわせた「賃上げの総額」は1万6587円(前年同時期比+1617円)、賃上げ率は5.09%(前年同時期比+0.46%)となり、2007年以降で金額・賃上げ率ともに過去最高の水準となっています。
連合静岡は「大企業を中心とした賃上げムードの高まりが県内にも影響を与えた。一方で、中小企業は賃上げの原資となる価格で苦戦している」としています。2025年の春闘について最終結果は、6月中旬頃に公表される予定です。