
6月29日に開幕する第107回全国高校野球選手権静岡大会の組み合わせ抽選会が6月21日、静岡県焼津市の焼津文化会館で行われ、参加109校107チーム(合同チーム含む)の対戦相手が決定しました。
今大会のAシードは春の県大会優勝の聖隷クリストファー、準優勝の桐陽、ベスト4の日大三島、磐田南となり、この4校がそれぞれ4つのブロックに分かれました。各ブロックの詳しい組み合わせと展望をまとめました。
【Aシード:聖隷クリストファーブロック】

春夏通じて悲願の甲子園初出場を目指す聖隷クリストファーのブロックには、Bシードの御殿場西、2024年夏代表校の掛川西と浜名のCシード勢が入りました。また、2024夏8強の駿河総合と浜松工もこのブロックに名を連ねました。選手宣誓は城南静岡の山本颯琉キャプテンに決まりました。
【Aシード:桐陽ブロック】

1992年以来の甲子園出場を目指す桐陽は2025春準優勝でAシード入り。Bシードに春夏連続甲子園出場を目指す常葉大菊川、Cシードは2024年夏4強の加藤学園と2024年秋ベスト4の東海大静岡翔洋が名を連ねました。常葉大菊川の初戦の相手は、池新田と中部の実力校・静清の勝者。2023年夏の代表校浜松開誠館と古豪島田商の一戦は1回戦屈指の好カードで、勝ち上がると加藤学園が迎え撃ちます。
さらに2024年秋ベスト8の常葉大橘も入り、最激戦区となりました。また、2025年加盟を果たした浜北特別支援学校と熱海、佐久間の3校連合チームは、1回戦で浜松日体に挑みます。
【Aシード:日大三島ブロック】

3年ぶりの夏聖地を目指す日大三島がAシードのブロックには、Bシードに静岡商、Cシードに静岡、富士が入りました。また、2024年夏8強の知徳、西部の実力校磐田東も夏の主役の座を虎視眈々と狙います。
【Aシード:磐田南ブロック】

2025年春季大会で快進撃を見せ、Aシードを掴み取った磐田南のブロックには、Bシードに2000年以来の甲子園出場を目指す浜松商、Cシードに近年力をつけている島田樟誠、初シードの浜松湖北が名を連ねました。藤枝明誠、飛龍の有力私学にも注目です。
107回目の静岡の夏も大混戦
優勝争いは例年に増して混戦模様。悲願の甲子園初出場を目指す春王者の聖隷クリストファー、春センバツ出場の常葉大菊川が軸となります。3年ぶりの聖地を狙う日大三島や33年ぶりの夏制覇に挑む桐陽の東部勢、春季大会で快進撃を見せた磐田南、さらに2024年夏代表の掛川西や秋春連続ベスト8の古豪・静岡商も虎視眈々と静岡の頂点を狙います。
第107回全国高校野球選手権静岡大会は6月29日、草薙球場(静岡市駿河区)で開会式が行われ、1回戦は7月5日から、順調にいけば28日に決勝戦が行われる予定です。