人馬一体 勇壮に流鏑馬 富士宮・浅間大社

馬上から弓矢で的を射抜く小笠原流一門の奉仕者=5日午後、富士宮市の富士山本宮浅間大社 富士宮市の富士山本宮浅間大社で5日、伝統神事「流鏑馬(やぶさめ)式」が行われた。鎌倉武士の狩り装束などを身につけた小笠原流一門の奉仕者が、人馬一体となった勇壮な射技を披露した。
 先陣を切る正射手3騎と、続く平騎者12騎が次々と境内の「桜の馬場」を疾走。バランスをとりながら馬上で矢を継ぎ、2カ所の的を目がけて素早く連射した。華麗な技で放たれた矢が見事に45~54センチ四方の的を射抜くと、会場から大きな拍手と歓声が上がった。
 源頼朝が富士の巻き狩りで浅間大社に流鏑馬を奉納し、武運長久と天下太平を祈ったのが起源とされる「流鏑馬祭り」(4~6日)の主要行事。5日は本祭で、儀礼的な古式流鏑馬式や武者行列の練行なども繰り広げた。

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