
熱海署は電気系統の機器類が雨水の影響でショートした可能性があるとみて、出火原因を調べている。同本部によると、消防車14台が出動し、約3時間半後に鎮火した。
客室に荷物を置いたまま浴衣姿で避難した宿泊客も多く、現場は一時騒然となった。5階に宿泊していた千葉県の男性会社員(48)は「警報音が鳴り、火災に気づいた。廊下に出て下の階に降りると煙が充満していた」と振り返った。火災後、宿泊客は近くの系列ホテルに移動した。大型連休の後半初日とあって、別の男性宿泊客は「せっかくの休みなのに残念だ」と足早に現場を後にした。
熱海金城館は公式ウェブサイト上で「ご心配をおかけし、大変申し訳ない」とコメントし、一部の施設を除いて通常営業を再開したと明らかにした。