浜松市消防局で働く崎原秀満さん(43)。消防の仕事をしつつ、気象予報士の資格をアツい思いで取得しました。
崎原さんは浜松市消防局の職員として、主に火事などの災害対応にあたっています。2024年8月、6度目の受験で気象予報士試験に見事合格しました。
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「気象予報士合格おめでとうございます。なぜ資格を取ろうと思ったのですか?」
<崎原秀満さん>
「きっかけは浜松市役所の危機管理課に2年間出向したこと。危機管理課の中に気象予報士の資格をもった職員がいて、知識量の違いを痛感した」
さまざまな状況で発生する災害。大雨や突風など天気が大きく関係するものもあり、気象の知識が消防でも役に立つと考えました。
<井手キャスター>
「消防職員として働きながら勉強も両立するというのは、相当難易度も高かったと思いますが、実際にどれくらい勉強しましたか」
<崎原さん>
「1日8時間を目標にして取り組んでいた」
1日8時間の勉強。普通の休日の話ではないんです。

<崎原さん>
「浜松市消防局の場合、当直したあと、隔日勤務といって交代勤務をとっていて、当直明けに24時間体を休めるが、そのときに8時間勉強していた」
<井手キャスター>
「本来は休んでいいところを勉強していたんですね。ここだけの話、寝たりしましたよね」
<崎原さん>
「図書館で勉強していたので、寝られる状況じゃなかった」
今後の目標はー。
<崎原さん>
「資格取得で得た知識を所属内の研修で、職員に対して勉強会をして組織のレベルを上げていきたい」
<井手キャスター>
「24時間の当直勤務の後に8時間勉強していた崎原さん、久留嶋さんは気象予報士の資格も持っていますが」
<久留嶋怜気象予報士>
「私は学生で資格を取得したので、勉強と仕事の両立が大変だと思います」
<LIVEしずおか 杉本真子キャスター>
「自分に厳しくストイックに勉強される姿、同じ働く者として、すごいなと尊敬しますし、仲間とお仕事をされているときに、やさしい雰囲気にギャップがあって素敵だなと感じました」
<井手キャスター>
「気象予報士試験は、気候の予測だけでなく、気象災害など幅広い科目を対象とした学科試験や実技試験もあります。久留嶋さん、実技試験はどんなことをやるんですか」
<久留嶋気象予報士>
「実技は面接などをするのではなくて、気象予報士としてすべき解析を行う筆記試験という感じです」
<井手キャスター>
「気象予報士の試験、合格率はなんと5%前後、勉強時間はおよそ1000時間必要とされているんです。仕事と両立しながら難関資格をとった崎原さんにオススメの勉強法を伺いました」
「一つ目は、過去問を繰り返し解くこと。受験帰りの新幹線でも、反省点をメモしていたそうです。もう一つは、ごほうびを決めて勉強をする。崎原さんは3万3,000円のガンダムのプラモデルをごほうびにして試験を受けたそうですが、仕事が忙しくてまだ作れていないそうです」