【浜松市美術館の「福井利佐さんギャラリートーク」】 切り絵と彫刻、現代アート
ファッション写真に切れ込みを入れ「能」の世界を展開した「幽玄美of能」(2005年)から、浜松のモチーフをちりばめた新作「浜松」まで、出品作16点を漏らさず解説。前面と背面に違う色を配し、光と影をも作品の一部とした「LIFEーSIZED」(2013年)を例に「切り絵に彫刻や現代アートの概念を持ち込んでみたかった」と話す福井さん。立体と平面の「対立」ではなく「融和」を感じる作風の出発点がうかがえた。(は)
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