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静岡新聞教育文化部

【浜松市美術館の「福井利佐さんギャラリートーク」】 切り絵と彫刻、現代アート

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、浜松市中央区の浜松市美術館で7月13日に開かれた福井利佐さん(静岡市出身)のギャラリートーク。9月15日まで開催中の企画展「7人のミューズ展 ~日本の切り絵~」の関連企画。福井さんは8月も同館でギャラリートークを行う。開始日時は8月17日午後1時、8月18日午前10時。

ファッション写真に切れ込みを入れ「能」の世界を展開した「幽玄美of能」(2005年)から、浜松のモチーフをちりばめた新作「浜松」まで、出品作16点を漏らさず解説。前面と背面に違う色を配し、光と影をも作品の一部とした「LIFEーSIZED」(2013年)を例に「切り絵に彫刻や現代アートの概念を持ち込んでみたかった」と話す福井さん。立体と平面の「対立」ではなく「融和」を感じる作風の出発点がうかがえた。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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