
山内さんは、近代洋画家里見勝蔵の孫。里見の指導で絵の道に入り、渡仏後にパリ国立美術学校を経てベルナール・ロルジュに師事した。美術館で行う初の回顧展。1980年代を境に、太い筆線による風景画が、エッジを効かせてあいまいさを排除した写実的表現に変貌。とてもスリリング。鮮烈な色彩と筆跡を残さない背景は2020年代に入っても変わらない。手前に置いた無機物が動き出すような錯覚を覚える。ほとんど雲がない空の青はベロ藍を想起。(は)

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