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静岡新聞教育文化部

【静岡市美術館の「ブルターニュの光と風」展】額縁の注目度、急上昇

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区の静岡市美術館で開催中の「ブルターニュの光と風」展。19~20世紀のフランス北西部、ブルターニュ地方の壮大な自然景観や宗教儀礼を伝える企画展は10月22日まで。

学芸員によると「額縁に注目する来場者が多い」とのこと。西洋絵画の額縁といえば、金色のデコラティブなデザインが思い浮かぶが、葉の模様をあしらったものから、ペイズリー柄刺しゅうのようなものまでさまざま。デュルメールの「パンマールの聖母」は、木彫りの幾何学模様が深緑色の壁面と調和する。解説文には「ブルターニュ地方の家具にみられる伝統的モチーフに通じる」とあった。額縁の美しさも見逃せない。(お)


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