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静岡新聞教育文化部

【静岡市美術館の「ブルターニュの光と風」展】浮世絵的構図のモネ作品

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、5日に静岡市美術館で開幕した「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風」展。会期は10月22日まで。

フランス北西部ブルターニュ地方の自然や暮らしを描いた19世紀後半~20世紀初頭の絵画約70点。油彩の大作多数。初見の作家が多いが、ギュダン「ベル=イル沿岸の暴風雨」の荒れる海と静謐な岩肌のコントラスト、モレ「ポン=タヴァンの風景」の前後景の色分け、ギユ「さらば!」の激しいドラマ性に、特に魅せられた。モネ「アンティーブ岬」は画面中央に木をどかんと配置。葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州三嶌越」など浮世絵を想起。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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