
「口語自由詩を確立した萩原朔太郎」という常套句があるが、巻上さんは「現代詩と歌詞の垣根をなくした」という点で、朔太郎の仕事の、その先に堂々位置する詩人だろう。1978年結成のヒカシューにおいて、最初からそのつもりで歌詞を書いている。1980年の「スイカの行進」と2021年の「チンピーシーとランデヴー」が並んで収まっているが、何の違和感もない。言葉一つ、音節一つがイメージを伸び縮みさせる。これは芸能であり、芸術である。

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。
関連タグ

【巻上公一さん(熱海市)の第3詩集「眼差から帰還する」】結成47周年「ヒカシュー」のリーダーの新刊。通底する「なき者へのまなざし」
論説委員しずおか文化談話室
【静岡浅間神社「廿日会祭 神賑行事音楽ライブ」】 劇団「言触」と巻上公一さんが共演。鎮守の森に響く喉歌
論説委員しずおか文化談話室
【「第7回熱海未来音楽祭 2025」プロデューサー巻上公一さんインタビュー】佐藤允彦さん、中西俊博さん、サム・ベネットさんが初参加。町田康さん(熱海市)は3年ぶり
論説委員しずおか文化談話室

【「JAZZ ART せんがわ 2024」の「宇宙の仙川」】 巻上公一さんが総合プロデュース。「音楽」が生まれる瞬間を見た
論説委員しずおか文化談話室

【文月悠光さんの第4詩集「パラレルワールドのようなもの」】「臆病な詩人」の姿を言葉に変換
静岡新聞教育文化部

【「2024年しずおか連詩の会」参加詩人から② 巻上公一さん「METEOR DRIVER~メテオールのドライバー~」】 声とテルミン、境目が消えていく
論説委員しずおか文化談話室
10月12〜14日開催!【熱海未来音楽祭2024 プロデューサー巻上公一さんインタビュー】「YMO第4の男」松武秀樹さん、ドイツ在住ピアニスト高瀬アキさん、再始動「ZABADAK」が登場
論説委員しずおか文化談話室

【水沢なおさんの第2詩集「シー」】ちりばめられた初小説の要素
静岡新聞教育文化部

【モリイクエさん、巻上公一さん(熱海市)のトークイベント】 小泉八雲にインスパイアされた新作を、八雲ゆかりの焼津市で語った
論説委員しずおか文化談話室

【現代詩の魅力】静岡県出身の若手詩人2人が第1詩集を発刊。現代詩の自由さと心地よさがそこに!
SBSラジオ ゴゴボラケ

【田原さんの「田原 詩集」】自分のぐるりを詳細に
静岡新聞教育文化部

【小野絵里華さんの詩集「エリカについて」】こんなやり方、あったんだ
静岡新聞教育文化部

ゲッターズ飯田が静岡の開運スポット教えます!「ゲッターズ飯田の開運旅2026 in静岡」
SBS宣伝部

【2025年最新】静岡県の神社・お寺ランキングTOP10!初詣にもおすすめ!一度は行きたいパワースポット
アットエス編集部

【花火大会】12月31日に開催するカウントダウン花火で2025年のフィナーレを飾ろう/静岡・御殿場
アットエス編集部

【新店】静岡・上足洗に「ベーカリー&カフェレストラン AYUKAWA」2号店が12月22日オープン!和の情緒あふれる空間で熟練のパンを
アットエス編集部

【新店】揚げたて天ぷらと石臼挽きそば。富士山を望む絶景スポットに「富士 天晴」がオープン!/御殿場市
アットエス編集部

おいしさひとすすり、冬の味【藤枝・焼津 あったか麺 6選】
ふじえ~ら

【浜松市】こどもの習い事費用を年間12万円助成します!参画事業者も募集中
浜松市

2025年12月24日・25日限定!静岡県の焼津・浜松・沼津ほか、仕事帰りや親子で楽しめる!平日のクリスマスを彩る厳選イベントまとめ
アットエス編集部

【べべナチュール】「お花のお菓子」で大人気の焼き菓子店が2026年1月8日、新静岡けやき通りに新店舗オープン!
アットエス編集部

「かくし最中」や「砂金採り」にノスタルジックな山梨ドライブ旅!懐かしさとロマンに浸る大人のマニアック寄り道コース
トロライターズ