LIFEライフ

静岡新聞教育文化部

【水沢なおさんと長谷川白紙さんの対談】ジェンダー判定の留保

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、雑誌「ユリイカ」2023年12月号に掲載の詩人水沢なおさん(長泉町出身)と音楽家長谷川白紙さんの対談。

インターネットを介して互いを知った二人の対面。像の反射を歌詞にする長谷川さんと、透明な体から発される言葉や感情を詩にする水沢さん。自分の発声の心地良さを最上位に置いて言葉を選ぶ長谷川さんと、ダブルミーニングを駆使するがゆえに朗読を前提にしない水沢さん。表現の作法の違いがとても興味深い。バンド「相対性理論」や「ジェンダーの判定の留保」「游ゴシック」「漫才」が共通項になっている点はなぜだかうなずけた。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

RANKING