【「現代詩手帖」2024年5月号】 耳をそばだてる詩人
第一詩集「色えらび」を出したばかりの小川芙由さん(静岡市出身)が、3月20日に駿河区のグランシップで行われた、音楽家坂東祐大さんと詩人文月悠光さんによる公演「音楽と詩と声の現場」をリポート。朗読と演奏のあわいについて、言語化を試みる。別々に創られた音楽と詩が干渉し合い、観客に新しい思考を促す。その過程を的確な言葉選びで描写する。音と言葉がぶつかる場所を探り当てようと耳をそばだてる詩人の姿が浮かぶ。(は)
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