
「人はこころに四季をもち/四季はこころに人をもつ。」(「不文律の夢」より)。五感を研ぎ澄ませ、まさに言葉を「紡いで」いる。いかにも詩人らしい営みが、夏の木陰を二人で歩くかのような心地よさをもたらす。作品には常に他者がいて、「エモい」瞬間が何度となく訪れる。光の強弱が詩の輪郭をくっきり浮かび上がらせる。透過するもの、反射するもの。晴れ、曇り。朝、昼、夜。詩人が操る光によって形、色が明瞭に知覚される。(は)

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