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中高年にもプロテインブーム到来!? 摂り方&選び方のポイントは?

最近の筋トレブームにおける市場拡大でよく見かけるようになったプロテイン。摂取のメリットや選び方について、生活総合情報サイトAll Aboutの筋肉トレーニングガイドでボディデザイナーの森俊憲さんに、SBSアナウンサー牧野克彦が話をうかがいました。
※2023年7月31日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

プロテイン摂取のメリットは?

牧野:最近の筋トレブームにおける市場拡大で、プロテインに関する相談が多くなっているということですが、中高年層にも同じ傾向はありますか?

森:そうですね。トレーニングや筋肉づくりのためだけでなく、自分の体や健康状態への意識が高まっていると感じています。

牧野:プロテインを摂取するメリットについて教えてください。

森:まずは、筋肉の成長と修復が挙げられます。プロテインは筋肉の主要な構成要素で、成長や修復に欠かせません。特に筋トレやスポーツをする人にとっては、十分な摂取が重要です。

加えて、プロテインを摂取することで代謝が活性化し、脂肪の燃焼を促す効果が期待できます。さらに抗体や免疫細胞の形成に必要なたんぱく質を含むことから、免疫機能のサポートにも役立つと言われています。

牧野:一方で中高年の人が摂取する上で気を付けたいことはありますか。

森:どの程度摂取するかが大事です。基本的に自分の体力レベルや体型、体重などに合う量が大切です。また単に、量ということだけでなく、できるだけ質の良いたんぱく質の摂取も考える必要があります。例えば糖尿病のリスクがある場合、血糖値の上昇を避ける必要もあるので、「プロテイン以外の食事でも低糖質の献立を取り入れる」など、糖質量をコントロールすると良いでしょう。

効果をより高めるには?

牧野:摂取するタイミングはいつが良いのでしょうか。

森:トレーニング後30分〜1時間以内が最もスムーズに筋肉合成をサポートすると言われています。

牧野:へぇ〜!トレーニングして3分後とかではなく、30分待ったほうがいいんですか。

森:どの程度の運動をしたかにもよりますが、感覚的にはトレーニング終了後、ちょっと一息ついた頃がいいと思います。

牧野:プロテインを間食として摂取してもいいのでしょうか。

森:プロテインは体内に溜めることができないので、一度に大量摂取するよりこまめに摂るのがおすすめです。おやつ代わりに飲んでもいいですし、プロテイン入りチョコレートバーなどの機能性おやつを活用するのもいいと思います。

継続が大切!商品選びのポイントは…

牧野:種類が多くて、どれを選べばいか分からないという人が多いと思います。選ぶ際の基準やここを見てというポイントはありますか。

森:パウダー状のプロテインには大きく分けて動物性と植物性の2種類のたんぱく質があります。おすすめは、動物性たんぱくであるホエイプロテインです。人間も動物なのでスムーズに吸収されます。

体重管理を意識するなら、糖分の少ないタイプを選ぶことも重要です。続けられることが大切なので、飽きがこない、好みの味や必要な栄養が入ったものを選ぶと良いでしょう。

牧野:筋トレの本場、米国製の商品がいいのかと思いますが、あまり気にしなくていいですか。

森:国内メーカーの商品は、日本人らしさと言うか、海外製と比べて味が豊富で美味しいです。

牧野:初心者は、まず味から入って日本の商品を選ぶのもありですね。値段はいくらくらいを選べば良いでしょう。

森:大体、含有量に合わせた価格になっていると思いますが、最初は大きな袋ではなく、2,000〜3,000円の商品を購入し、飲み比べるのも良いかもしれません。ぜひ自分の体や感覚にフィットするものを見つけて続けてみてください。
今回お話をうかがったのは…森俊憲さん
株式会社ボディクエスト代表 ボディデザイナー、株式会社日本オンラインフィットネス協会代表理事、MSM BOX 恵比寿 代表トレーナー。生活総合情報サイトAll About 筋肉トレーニングガイド。累計16,000名以上への個別指導を実施。日本におけるオンラインフィットネスのパイオニアとして、企業向けの健康指導や各種メディア出演・企画監修等、幅広く活動中。『へやトレ』(主婦の友社)、『読む筋トレ』(扶桑社)など著書多数。YouTubeチャンネル「森俊憲TV」で、今回のトレーニングについての動画も公開中。

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