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ライター:横瀬真知子

サヨナラしても後悔しない!夏服の見極め方5つのポイント

まだまだ残暑は続きますが、だんだん夏の終わりも感じられるようになってきました。たとえ猛暑日であっても、9月に入ると夏の初めに着ていたような、いかにも夏!といった色やデザインの服は着にくくなったり……。秋服に完全スイッチする前に、「今、クローゼットにある夏服をそのまま来年までもっていくか」考えてみませんか。

今回は、サヨナラしても後悔しない夏服の見極め方についてご紹介します。服の整理は「時間がかかるし、面倒になってついつい先送りしてしまっている」という人も、ポイントを押さえておけばさくさくと作業を進められるかも!? ぜひチェックしてみて下さいね。

1. どこかにダメージがあるもの

これは本当に残念ながら、気に入ってよく着た服に起こりがち。愛着のあるアイテムなので、見て見ぬフリをしてしまいたいところですが、シミ、ほつれ、全体的にクタッとしている……洋服の傷みは清潔感の面でもマイナスになりやすいポイント。来年も着たいのであれば、今のうちにお手入れしてきちんと着られる状態にする、難しい場合は潔く処分する!どちらかで対処しましょう。

2.着心地がイマイチなもの

着心地がイマイチなもの
気温も湿度も高い夏、着心地は特に重要なポイントですよね。腕が上げにくい、ウエストがキツイなど着ていて窮屈に感じるもの、風通しが悪いデザイン、汗で張り付きやすい素材のものは「暑い」と不快に感じやすいことも……。体型が少し変わったりして、着ていてどこか苦しかったり、動きにくいと感じるものも、サヨナラしてもいいタイミングかもしれません。

3. 着る機会が限定されているもの

オケージョンシーンなど「着る機会が限定されている」アイテムは、お値段が張ることも多いので、なかなかサヨナラできないものの代表格。ですが数年間寝かせたままのアイテムは、いざ着てみると微妙に古い感じがしたり、実はなくても困らなかったり、その後に購入したアイテムで代用できたり、というケースも。まだまだ収束の兆しが見えないコロナ禍、「これから着る機会がどれくらいありそうか」改めて考えてみてください。

4. 代用が効くもの

代用が効くもの
大人になると、大体自分の好みが定まってくるものですよね。そうなると、ついいつも似たようなものを買ってしまいがち。お気に入りの一枚をヘビロテで着るのはいいですが、似たアイテムを揃えてしまうと着る機会をお互いに奪いあってしまい、結果的にどちらもあまり出番がなかったということも。

色や雰囲気が似ているアイテムなどは「お互いに代用が効かないアイテムなのか」という観点でチェックしてみるといいでしょう。

5. 今の自分に似合わないと感じるもの

似合わなくなってしまったデザインも
年齢を重ねていくと、お気に入りの洋服でもある日突然「なんだか似合わなくなった?」と感じるアイテムが出てきます。このポイントを見分けるには、少し手間がかかりますが「手持ちのアイテムを一度すべて着てみる」ことをおすすめします。買ってから数年経っていると、体型や好みが少し変わったり、ライフスタイルの変化によって選ぶものが変わったり、ということも実際少なくないです。今の自分が自信を持って着たい、着られるものだけを残していくと、迷いのないクローゼットを作ることができます。

「すべて着るなんてムリ!」とすぐに思ってしまったあなたは、そもそも服を持ち過ぎかもしれませんよ!

「夏服」の整理はいつするのが正解?

夏が始まる前にする先行派と、夏の終わりにするという後行派がいると思います。先行させる方が夏に買い足す服を考えられたり、スペースを作れたり、中古で販売したり(シーズン前の方が高値で売れます)とメリットが多そうですが、「今年の夏は着るかもしれない」「まだもったいない」となかなか決断できないという声も聞きます。

では、後行のメリットはといいますと、「今年も着なかったんだから、もう着ないだろう!」と自分を納得させられることかと思うんです。

こういう話をすると、私はそんなに余分な服を持っていない!という人いますが、服もオンラインでの購入機会が増えた昨今、「タイムセールにつられて」「あと少しで送料無料だったから」と知らぬ間に不要な買い物をしているかもしれません。もちろん無理に数を減らす必要はありませんが、来年、着ないかもしれない服のためにスペースを取っておくのは、スペースの無駄遣いともいえます。ぎゅうぎゅう詰めにしていると、必要な洋服が迷子になったり、シワや摩擦で服をいためてしまうなんてリスクも。

クローゼットを余裕をもった状態にしておくことで、洋服もいい状態でキープしておくことができるはず。今週末は服の整理をする!なんて気合を入れて、一気にやる必要もありません。あまり着る機会がない服に気がついたら、どうしてこの服をあまり着ないのか? 理由を考えてみることを習慣にすると、整理されたクローゼットに近づけると思います。
 
文:横瀬 真知子
19歳で渡英。ファッション、写真を学び、帰国後はファッション誌のアシスタントエディターやアパレルブランドの販売、プレス・PRとして勤務。以前は自身のオンラインショップにてバイイングも。海外経験とファッション業界での勤務経験から得た知識をもとに、フレッシュなファッション情報を発信。

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