ガーベラの観賞いつでも 花博に合わせガラスドーム発売 浜松・カラフルスタジオ、難しい乾燥加工実現
浜松市中央区舘山寺町の手作り体験工房「ルーベラ」などを運営するカラフルスタジオ(同区)はこのほど、市特産のガーベラをドライ加工した置物「ガーベラサンドドーム」の販売を始めた。3月に市内で開幕する「浜名湖花博2024」に合わせ商品化した。
約10センチのガラスドームに近隣農家から仕入れた赤や青、紫色などのガーベラと、ガラス製のミニチュアや砂を組み合わせて手作りしている。結婚式のイメージや、人や動物などのミニチュアに合った世界観を演出した商品などを用意した。
同社によると、花びらが大きいガーベラは、自然な風合いを長期間保つドライ加工が難しいという。2年に及ぶ試行錯誤の末、乾燥方法を工夫して実現した。
価格は税込み3千~4千円。工房で販売するほか、花博の一部会期中に会場で販売する。袴田久美子社長は「浜松は全国有数のガーベラの生産地。多くの人にガーベラを楽しんでもらいたい」と話した。
(浜松総局・白本俊樹)