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テーマ : 新商品・新技術

史上最も斬新「のっぽ」 静岡おでん味発売 沼津・バンデロール

 バンデロール(沼津市)が製造販売するご当地パン「のっぽ」のラインアップに、「しぞーかおでんのっぽ」が加わった。担当者は「過去発売した200種類以上の中で最も異色、斬新」と強調し、「遊び心を込めた。イメージとのギャップも楽しんでほしい」と話す。

「のっぽ」史上最も斬新、異色という「しぞーかおでんのっぽ」=沼津市
「のっぽ」史上最も斬新、異色という「しぞーかおでんのっぽ」=沼津市

 総菜の天神屋(静岡市駿河区)から供給を受けた黒はんぺんや肉団子など9種類の具材を挟んだ。ペースト状のだしを絞り、だし粉をかけた。開発した野田歩さんは「パンと和風のだしが合う」と味に自信を示す。
 地元のおかずを挟んだ「食事系」のっぽを展開する中、県民のソウルフードの一つ、静岡おでんとのコラボ構想が2年ほど前に浮上。ただ、だしの水分をしみ込ませるとパンが崩れるため実現困難とされていた。
 その後、天神屋との縁をきっかけに開発に着手。試作を重ね、だしをペーストにすることでパンにしみ込まず長時間おいしさを保つことに成功した。工場併設の直売所で1日20本限定販売。税込み850円。「売れるのか」という社内の心配をよそに完売が続く。
 今後も地元食材を使った目新しい商品づくりを目指すが、おでんの登場で「ハードルが一気に高くなった」(野田さん)。顧客からのアイデア提供を心待ちにしている。
 (東部総局・矢嶋宏行)

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