浜松特産グレープフルーツ果汁使用の日本酒完成 「理想のバランス」 12月2日から限定販売
浜松市が生産量全国一を誇るグレープフルーツをPRしようと、市内の市民団体「どいーにはままつ」と老舗蔵元の浜松酒造(中区)が日本酒と果汁を使った「グレープフルーツ酒」を開発した。
酸味と甘さのバランス、鮮やかなルビー色が特徴という。イオンリテールとの共同企画で、2日からイオン浜松西伊場、浜松志都呂、浜松市野、浜松西、袋井、焼津、清水、富士宮の8店舗で120本限定販売する。500ミリリットルボトルで税込み1815円。
浜松産のグレープフルーツは豊かな日照と樹上完熟で甘さが強く、高級品として首都圏で流通している。同団体はこれまでスイーツやクラフトビールを開発し、日本酒は初挑戦。市内産の米と水で仕込む浜松酒造と地元原料にこだわった酒を目指して取り組んだという。
浜松酒造の吉沢英治営業係長は「理想的なバランスの酒になった」と自信を示し、同団体の石川大輔さんは「浜松のグレープフルーツのおいしさを多くの人に知ってほしい」と願った。