浜松総局 白本俊樹
しらもと・としき 1985年、静岡市葵区出身。2008年入社。社会部、三島支局、豊橋支局、未来戦略チームなどを経て2021年4月から浜松総局。主に経済を担当。趣味は偶然性に左右されにくい将棋に行き着きました。棋力は自称・アマチュア初段。最近は、ネット中継などで観戦を楽しむ「観る将」です。
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遠州鉄道 八幡駅一部バリアフリー 転落防止柵やエレベーター設置
浜松市中区の遠州鉄道八幡駅で進むバリアフリー化の一部工事が4日までに完了した。遠州鉄道がホームへの転落防止柵や、券売機のあるコンコースとホームをつなぐエレベーターを設置した。 高架駅の八幡駅は、市と遠州鉄道が2021年度から耐震補強とバリアフリー化に向けた工事を進めている。同社担当分の工事をおおむね終え、バリアフリーのトイレの設置や、電車とホームの段差を解消するかさ上げ、橋脚の耐震補強を行った。コンコース通路の拡幅などは2月中に行う。地上からコンコースをつなぐエレベーターの設置工事などは市が進めていて、23年度に完成する予定。 同駅の21年度の乗降客数は1日当たり約1500人。通勤、通学
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鉄道、バス値上げの春 静岡県内 コロナや燃料高、市民の足を直撃
静岡県内の鉄道やバス会社が収入を確保しようと、運賃を見直す動きが広がっている。新型コロナウイルスの影響が長引き、通勤や通学、観光客の利用低迷が経営を直撃。燃料価格の高騰も影響した。消費増税を除けば、数十年ぶりに値上げする路線も目立つ。 県西部で路線バスと鉄道を運行する遠州鉄道(浜松市中区)は、4月から路線バスの運賃を20~50円引き上げる。新浜松―西鹿島駅間を結ぶ電車は39年ぶりに運賃改定を行い、22年2月から10~20円引き上げた。 同社路線バスの21年度の輸送人員は、コロナ禍前の19年度比で25・3%減少した。路線バスは人件費などの固定費が大きく、収入の減少は営業損益の赤字幅拡大に直
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浜松地域への就職促進 企業と大学、専門学校が情報交換
浜松商工会議所と浜松市はこのほど、企業の人事担当者と、県内外の大学や専門学校の就職支援担当者による情報交換会を中区の同商議所会館で開いた。2024年3月卒業生の就職活動の本格始動を控え、地元就職を促す。 会場には14校がブースを構え、65社の人事担当者らが訪ねた。企業は事業内容や求める人材像、インターンシップ(就業体験)制度などを紹介した。大学や専門学校は、就職に必要な資格の有無やキャリアプランの事例などを尋ねた。 二輪部品製造のヤマト製作所(浜北区)の担当者は「多くの学校と接点を持ち、ものづくりに興味のある学生を採用したい」と話した。
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日インドネシア国交65周年 舞踊や演奏披露 浜松市東区でフェス
日本とインドネシアの国交樹立65周年を記念したフェスティバル(駐日インドネシア大使館主催)が28日、浜松市東区の市総合産業展示館で開かれ、インドネシア留学生らが同国の舞踊や演奏を披露した。 浜松、静岡両市の留学生会や浜松インドネシア友好協会の会員らが、軽快な音楽に合わせてきらびやかな衣装で舞う伝統芸能、アンクルンと呼ばれる竹楽器の演奏などを発表した。同大使館のジョン・チャフヤント・ブスタミ副大使は「日本とインドネシアの友好関係をさらに深めていきたい」と話した。 同大使館は昨年から、国内各地で友好イベントを開いている。県内では千人超のインドネシア人が滞在する浜松市を選んだ。
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新鮮野菜求め行列 JAとぴあ農協祭、29日まで 浜松市西区
JAとぴあ浜松(浜松市東区)の農協祭が28日、西区の浜名湖ガーデンパークで始まった。29日まで、新鮮な地元農畜産物の販売やステージイベントを展開している。 中央芝生広場にはセロリやタマネギ、葉ネギ、チンゲンサイのほか、野菜の箱詰めセットなどをお得な価格で販売するブースが並び、大勢の来園者が列をつくった。各通路では同JAの青壮年部員らがオニオンスープや焼き芋などを販売した。ステージでは劇団静岡県史(菊川市)が徳川家康にちなんだ演劇を披露した。 コロナ禍の影響で農協祭の開催は3年ぶり。29日は午前9時から午後3時まで。JR舞阪駅と会場を結ぶ無料のシャトルバスを午前8時から随時、運行する。
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インドネシア人材 積極的な活用提案 浜松でマッチングフェア
インドネシア人材の活用を検討する企業や監理団体と、同国の送り出し機関によるマッチングフェア(駐日インドネシア大使館主催)が27日、浜松市中区の浜松こども館分室ギャラリーで開かれた。 日本と同国の国交樹立65周年記念事業として行われ、同機関や職業訓練校など約30団体がブースを設けた。県西部を中心とした監理団体や企業の担当者は、各機関の人材の強みや実績などを尋ねた。 開催に協力した日本インドネシアビジネス協会の佐野憲代表理事(はまぞう社長)は「積極的な交流を通じて、人手不足に悩む企業の問題解決の一つの手段になれば」と話した。 同大使館は昨年2月から国内各都市で友好イベントを開催している。県
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デジタル人材育成を解説 浜松市中区でフォーラム
静岡県西部の企業や静岡大などでつくる「組込みソフトウエア技術(HEPT)コンソーシアム」の第10回フォーラムが26日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。 名古屋大数理・データ科学教育研究センターの中岩浩巳特任教授が基調講演し、国のデジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成方針と連動して教育改革が進んでいることを解説した。同大のプログラムでは、企業や自治体からデータの提供とともに「顧客満足度調査に関する分析」などの課題を受け、学生や社会人履修生が演習を行っていることを紹介。「最新の情報やキャリアアップを求めてさまざまな肩書を持った社会人の履修生が増えている」と話した。 HEPT
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マックスバリュ東海 「アジわい弁当」販売 常葉大生と開発
マックスバリュ東海は28、29の両日、常葉大健康プロデュース学部健康栄養学科の学生と初めて共同開発した「静岡トコトコ旅気分! アジわい弁当」を販売する。静岡県内78店を含む196店で扱う。 浜名湖産の青ノリを衣に混ぜたアジの磯辺天や県産シメジを盛り付けた。小松菜とニンジンの煮浸しや、ナスのみそ田楽を詰め、野菜は1日に必要とされる摂取量の3分の1以上を含む弁当に仕上げた。価格は税込み645円。2日間で約4800パックを販売予定。
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強い光と弱い光 同時測定 分光器を新開発 浜松ホトニクス発表
浜松ホトニクスは24日、強い光と弱い光を同時に測定する性能を向上させた高ダイナミックレンジ分光器を開発したと発表した。紫外光から近赤外光の範囲で、識別できる光の強さの最小値と最大値の比率を従来製品の約100倍に当たる250万対1に高めた。 分光器は光の波長の強さを測る光学機器で、成分分析装置などに組み込んで使う。 新製品はセンサーの構造や光学系の設計を工夫した。薬品や化学品の分析で、強い光と弱い光をそれぞれ測定する必要がなくなるため、作業効率を高められる。加工などに用いるプラズマ研究への応用も見込む。 2月1日から、国内外の分析装置メーカーや研究機関など向けに受注を始める。価格は税込み
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ザザ浜松にパチンコ店 西館 今春出店へ調整
浜松市中区鍛冶町の複合商業施設「ザザシティ浜松西館」で、今春頃のオープンを目指してパチンコ店の出店計画が進められていることが23日までに、関係者への取材で分かった。 計画しているのは静岡県内外でパチンコ店「楽園」23店舗を展開する浜友観光(同区)。ザザシティ浜松西館2階で2021年1月に閉店した大手玩具店「トイザらス浜松店」(売り場面積約2千平方メートル)跡への出店に向け、調整しているとみられる。 トイザらス跡のスペースを巡っては、場外舟券売り場「ボートチケットショップオラレ浜松」が入る計画があったが、同館地下1階に変更となり、22年9月に開設した。同スペース以外の2階部分には現在、カプ
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小学生の絵画 芋チップスのパッケージに 浜松の企業が発売
LPガス販売のエネジン(浜松市中区)と杏林堂薬局(同)は24日、市内の小学生から「わたしの好きな季節と浜松」をテーマに募った絵画をパッケージにした菓子商品「しずおかのパリパリ芋チップス」を同薬局74店で発売する。 昨年に絵画コンクールを行い、応募作品552点の中から選ばれた作品24点をパッケージに採用した。浜松城や弁天島の鳥居などを描いた作品が集まった。 菓子は松浦食品(吉田町)がサツマイモをスライスして揚げた商品。価格は税込み213円。 児童の絵画を商品パッケージに採用する企画は2016年から始め、今回で7回目。
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試料分析、より正確に 小型光源を開発 浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは17日、近赤外光を利用する成分分析向けの小型光源を開発したと発表した。 ランプの個数や位置を工夫し、光を直接、試料に照射する構造で設計した。光ファイバーを通じて光を当てる従来の光源では課題だった一部の波長領域の光量不足に対応した。脂肪やタンパク質などを含む試料をより正確に分析でき、食品や医薬品などの品質管理の信頼性向上に貢献できると見込む。 同社は2020年に、試料に当てた光の波長の強さを測る小型分光器を発売。光源には他社製品が必要だったが、顧客からの要望を受けて自社製品を開発した。2月1日からサンプル出荷を始める。価格は税込み19万3600円。販売目標は初年度300台、
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高速バス 浜松-横浜、京都線 2月15日から学生割引 遠鉄
遠州鉄道は2月15日から3月15日まで、高速バス「e―LineR(イーライナー)」の浜松横浜線と、浜松京都線で学生割引キャンペーンを行う。就職活動や卒業旅行などの利用を見込む。 中高生や大学生、専門学校生が対象で、それぞれ片道3100円で利用できる。乗車券購入時や乗車時に学生証の提示が必要。通常運賃は横浜線は3900円、京都線は利用日によって異なり3100~3500円。 問い合わせは遠鉄バスコールセンター<電053(455)2255>へ。
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神谷八段が指導対局 日本将棋連盟浜松 東区で新春大会
日本将棋連盟浜松支部は15日、新春大会を浜松市東区の積志協働センターで開き、プロ棋士の神谷広志八段=中区=が指導対局を行った。 神谷八段は同時に複数人を相手にする多面指しを展開し、小学生から一般の約20人が、棋力に応じて駒落ちのハンディを付けてもらって挑戦した。それぞれ終局を迎えると、神谷八段は「一直線の攻めでは勝ちきれないよ」などと戦略をアドバイスしたり、好手を褒めたりした。 同支部はコロナ禍で開催を中止していた例会を昨年12月から再開し、新春大会は3年ぶり。長年、同支部の例会や新春大会で指導対局を行っている神谷八段は「再開したばかりで参加者はまだ少ないが、増えることを期待したい」と話
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浜松ホトニクス社長/丸野正氏 レーザー売上高10倍に【難局に挑む 新年トップインタビュー⑥】
―現状の景況感は。 「2022年9月期の連結決算で売上高が初めて2千億円を超え、経常利益、純利益とも過去最高を達成した。世界情勢が不安定な中で、よく成長できた。中国とアメリカで半導体製造工場の建設ラッシュが起こり、検出器の需要が急激に伸びた。電気自動車(EV)の普及でリチウムバッテリーの検査向けも製造が追いつかないほどだ。医療用向けの需要も高まった。ただ、現在は受注残が高止まり傾向にあり、動向を注視している」 ―25年9月期までの3年間で計画している1千億円超の設備投資の目的は何か。 「多くは半導体製品の生産増強に充てる。現在はフル稼働に近い状況で工場は操業している。今後、需要は踊り
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地元から大河盛り上げ ラベルに浜松城やロゴ 浜松アクトビール、20日発売
浜松倉庫グループの浜松アクトビール・コーポレーション(浜松市中区)は大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に20日、「はままつビール」を発売する。自社製造のクラフトビールのラベルに浜松城やドラマのロゴをデザインした。 ラベルはシュヴァルツ、プレミアムピルスなど5種類のビールに合わせてそれぞれ製作した。徳川家康や徳川四天王をイメージして青、黄、紫、赤、緑の各色を用意した。 同社のレストラン「マイン・シュロス」(同区)のほか、22日から大河ドラマ館(同区)などで販売する。各1本330ミリリットルで税込み660円。年間計1万本の販売を目指す。
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記者コラム「清流」 中小企業の宇宙への挑戦
高度400キロから地上の撮影に向け、浜松市北区の中小メーカー原田精機が2基目となる超小型人工衛星をロケットで打ち上げ、国際宇宙ステーションから地球の周回軌道に放出した。 衛星は地球を約90分で周回する。搭載する反射式望遠鏡の全長はわずか15センチ程度だが、地上の大型車が判別できるほどの撮影能力を持つ。 同社はシンプルな機能で価格を抑えた衛星の商用利用を目指している。人工衛星の運用も手がけ、1基目は既に撮影に成功した。2基目の今回も試験運用を行いながら撮影にチャレンジする予定だ。 人工衛星を活用した高速通信サービスが始まるなど、宇宙ビジネスは活発になっている。宇宙から気軽に記念撮影ができ
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レーザー高出力化 核融合に一歩前進 浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは12日、パルスレーザーの高出力化に成功したと発表した。エネルギー100ジェール、周波数10ヘルツのレーザー(平均出力1キロワット)で、同社は「レーザー核融合実用化へのマイルストーン(節目)達成に向け、前進した」としている。 レーザーのエネルギーを1億倍に高める3台の増幅器の冷却方法や半導体レーザーを改善して実現した。レーザー核融合の実用化には、今回の1万倍に当たる100万ジェールのパルスレーザーを10ヘルツで核融合燃料に照射する技術の確立が必要で、3~5年をかけて千ジェールの出力を目指す。来年頃から、核融合実験を本格化させる。 高出力化の成果は18~20日に名古屋市で開か
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リニア静岡県内区間未着手「大きな課題」 JR東海次期社長
JR東海の社長就任が決まった丹羽俊介副社長は11日に名古屋市で開いた記者会見で、リニア中央新幹線の建設工事について「静岡工区に着手できていないことが大きな課題」と述べ、引き続き地元自治体や住民の懸念を解消するための取り組みに力を注ぐ姿勢を強調した。 リニア建設は大井川の流量減少に県が懸念を示し、南アルプストンネルの県内区間に着工できていない。丹羽氏は「リニアはJR東海にとって重要なプロジェクト。大規模災害や東海道新幹線の老朽化に備えて必要」との認識を示した。その上で「健全経営を大前提に、早期開業を目指す」と述べた。 一方、同社が目標としている2027年の品川―名古屋間の開業時期については
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浜松駅ビル「メイワン」 一部店舗、1月下旬から順次休業 テナント入れ替えも
浜松ターミナル開発(浜松市中区)は10日、JR浜松駅ビル「メイワン」(地上8階、地下1階)の一部店舗について、1月下旬から順次休業すると発表した。秋頃までに段階的に中低層階の改装工事を行うためで、テナント契約の満了に伴い店舗の入れ替えも行う。 地下1階は17日から出入り口の工事を始め、2月下旬から4月下旬まで食品スーパー「成城石井」、鮮魚店「魚喜」、精肉店「ニュー・クイック」が休業する。杏林堂薬局や「とんかつ和幸」などは通常営業する。 2~3階は1月30日以降、アパレル店などが休業し、順次工事を始める。眼鏡の「JINS(ジンズ)」、買い取り専門店「おたからや」、アパレル店など計6店は工事
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元プロフットサル選手・銀島さん 舘山寺にハンバーガー店 エゴマ農家で独立、出店
浜松市西区の舘山寺温泉門前通りの商業施設「浜名湖エンジン」に6日、プロフットサルチーム「アグレミーナ浜松」の元選手銀島壮志さん(28)が運営するハンバーガー専門店「プラントバーガーハウス」がグランドオープンした。銀島さんは「選手時代に応援してくれた浜松に恩返しをしたい」と話す。 福岡県出身の銀島さんはアグレミーナ浜松に2015年から19年まで所属した。引退後にエゴマ油に着目し、浜北区でエゴマ農家として独立。地域活性化に向けて依頼を受けたことを機に出店を決め、昨年10月から店の試験営業を行ってきた。 メニューは国産和牛100%のハンバーガーで、ボリューム感のある「ダブルチーズバーガー」(税
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浜松の原田精機 超小型衛星、ISSから2基目放出 単独で設計、製作
人工衛星部品などを製造する浜松市北区の中小メーカー原田精機は6日、同社2基目となる超小型人工衛星を国際宇宙ステーション(ISS)から地球の周回軌道に放出した。コンパクトな反射望遠鏡を備え、高度約400キロから地上を撮影する実証実験を行う。 衛星は縦10センチ、横10センチ、奥行き30センチの直方体で1基目の約半分の大きさ。名称は会社名などから「HSKSAT」とした。昨年11月に米スペースX社のロケットで打ち上げ、ISSに輸送した。 軌道への放出は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と同社との間をオンラインでつなぎ、原田浩利社長と同社関係者が見守った。ISSから放出された人工衛星が中継映像に
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都市伝説「きさらぎ駅」切符 8日に販売、限定1000セット 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)は8日限定で、さぎの宮駅がモチーフになったとされる都市伝説「きさらぎ駅」にちなんだ切符の販売イベントを行う。 限定切符は新浜松駅からさぎの宮駅までの切符(当日のみ利用可)と「きさらぎゆき」と記載したレプリカ切符のセットで1組500円。午前9時から新浜松駅コンコースで千セットを販売する。 新浜松駅には、映画「きさらぎ駅」の撮影場面のパネルなどを並べたギャラリー電車をホームに停車させ、切符購入者を招待する。さぎの宮駅では駅名看板の一部を「きさらぎ」と表示。数量限定のステッカーを1枚100円で販売する。 きさらぎ駅は2004年1月8日から9日にかけてインターネットの掲示
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光サービスのエリア順次拡大 浜松ケーブルテレビ
浜松ケーブルテレビ(浜松市中区)は光ファイバーサービス「ウィンディひかり」のサービス提供エリアを拡大する。2023年から5期5年で浜松、袋井、湖西市に広げる。 既にサービスを展開している浜松市浜北区の一部地域に加え、中区の市中心部から西側を1期として、23年4月からサービスの提供を順次始める。1月から加入受け付けを始めた。 4K放送などを楽しめる「ケーブルプラスSTB―2」と高速通信サービス「ひかりネット1Gコース」をセットにした新パッケージプラン「ひかりプラスホーム」(月額税込み6050円から)のサービスも新たに始める。
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窓明かりで「イエヤス」 オークラアクトシティホテル浜松、大河放送PR
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松は5日夜、大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、客室の窓明かりでホテル南側に「ドウスル」、北側に「イエヤス」の文字を浮かび上がらせた。 宿泊客を受け入れない電気設備の点検日に南側45室と北側44室を利用した。 同ホテルはアクトタワー45階展望回廊の営業を昨年12月に約2年9カ月ぶりに再開。回廊にパネル展示などを新設し、徳川家康ゆかりの地をアピールしている。
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全従業員からアイデア募り新商品 遠鉄ストア、総菜やスイーツ
遠鉄ストア(浜松市中区)は4日、全従業員からアイデアを募って総菜やスイーツにした新商品5品を同ストアで発売する。創立50周年に合わせ、10月にかけて全23品を順次販売する。 たくあんと三方原馬鈴薯(ばれいしょ)を使い、ウスターソースで味付けした「遠州焼き風コロッケ」や、キャベツとたくあんなどをパンに挟んだ「遠州焼きパン」のほか、「白ゴマ風味香る浜名湖のりのかっぱ巻き」「焼きおにぎり弁当」を商品化した。スイーツは、ホイップクリームとラズベリーソースを組み合わせたチーズケーキを用意する。 従業員から192品の応募があり、味や独創性などで23品を決めた。一部の商品を除き全33店で販売する。5品
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浜松・ヤタローの胡桃あんぱん 2年連続で最高賞「くるみパン オブ・ザ・イヤー」
パン・菓子製造販売のヤタローグループ(浜松市東区)の「胡桃(くるみ)あんぱん」がこのほど、クルミ入りパンの1番人気を決めるコンテスト「くるみパン オブ・ザ・イヤー」のホールセールベーカリー部門で、最高賞のグランプリを2年連続で受賞した。 コンテストはクルミ産地の米国・カリフォルニアくるみ協会の主催。9~10月に国内消費者による投票が行われ、スーパーやコンビニで購入できる袋パンが対象の同部門で得票を重ねた。 胡桃あんぱんは香ばしいクルミを甘めのパン生地にふんだんに混ぜ込み、職人が一つずつあんを手包みしている。1995年発売以来の人気商品(4個入り、税込み451円)だという。
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静岡人インタビュー「この人」 民間から協賛募り学校花壇の整備に取り組む 山村克孝さん(浜松市東区)
企業の協力を得て浜松市立小2校の花壇を整備する事業を始めた。生花販売業グリーンハート・ヤマムラ社長。75歳。 ―事業のきっかけは。 「数年前、学校の花壇を管理するフラワー委員会に入った小学生の孫から、『雨の日にも花への水やりは必要なの?』と衝撃の相談を受けた。雨でも定期的に水やりするルールだった。花壇も手入れが必要な状況で、許可を得て整えていると、通りかかった子どもたちから『きれいだ!』と次々と声を掛けられた。教員は忙しくなかなか花壇に手を掛けられない。誰かがやらなければいけないと感じた」 ―協賛を募る理由は。 「地域でチームを組まないと活動は根付かない。事業は協賛金を活動費に充て、
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浜松アクトタワー 45階展望回廊 家康パネル展示し営業再開 非日常を演出
静岡県内のビルで最も高いアクトタワー(浜松市中区)の45階展望回廊が20日、約2年9カ月ぶりに営業を再開した。コロナ禍で2020年3月から休業していた。来年の大河ドラマ「どうする家康」に合わせて、新たに徳川家康ゆかりのパネル展示を施した。 回廊北側部分に設けた家康関連の展示は、タワーからの眺望写真と浜松城や東照宮、浜松八幡宮など市内の家康ゆかりの地を紹介している。南側は自然由来の香りや造花による装飾で、非日常空間の演出を図った。 展望回廊は地上185メートルの高さから遠州灘や市内中心部の街並みを一望できる。コロナ禍前は年間約2万7千人が訪れる人気スポットだった。 運営するオークラアクト
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住宅関連会社×障害者施設 「住福連携」推進へ 受注作業ひと目、カタログ作成
生きがいを求めて働く障害者への理解を深め、互いに仕事を頼み合えないか。そんな関係性を築こうと、浜松市内の複数の住宅関連会社が“住福連携”の取り組みとして、県西部の障害者就労支援施設が受注できる仕事をまとめたカタログを作成した。年内に数十冊を取引先などに配布し、賛同の輪を広げる。 市内で住宅リフォームなどを手がけるエネジン、三立木材、仲田建築などが、仕事を依頼できる障害者施設がほとんど知られていない状況に着目し、地域内のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みとして企画した。 カタログはA4判で、浜松、磐田市などの10施設が請け負うグッズ製作をはじめ、空き家の換気や
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世界最大規模「性接触ネットワーク」 ソープランド口コミサイトから分析 静岡大教授ら発表、感染症予防への応用に期待
静岡大工学部の守田智教授(52)と同大博士課程修了で長崎大熱帯医学研究所の伊東啓助教(34)らのグループがこのほど、国内性風俗店で「誰と誰が性接触をしたか」というつながりを表す性接触ネットワークの分析に成功した。店舗型風俗店(ソープランド)の口コミサイトを調べ、世界最大規模という男性客と女性スタッフの計約7万2千人の結びつきを明らかにした。 研究成果は、無料で閲覧できるオープンアクセスの国際科学誌「プロスワン」に掲載された。守田教授は「社会構造の理解が進み、性感染症拡大予防などへの応用に期待できる」とみている。 プライバシーの観点から調査が難しい性接触による結びつきを、口コミサイトを解析
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カルテル巡り中部電力社長陳謝 公取委、課徴金通知
中部電力の林欣吾社長は20日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、事業者向け電力販売でカルテルを結んだとして独禁法違反(不当な取引制限)で公正取引委員会から課徴金納付命令を出す処分案を通知されたことについて「心配をかけ、おわびする。内容を精査して、今後の対応を慎重に検討する」と陳謝した。 同社とグループ会社への課徴金額は計約275億円に上る。林社長は浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全対策などへの影響については「処分案を受け取ったばかりで今、具体的な影響は出ていない」と強調した。 原発の建て替えや、最長60年としてきた運転期間の延長を盛り込んだ経済産業省の行動指針案には「今後の原子力政策について
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記者コラム「清流」 久しく心地よい「熱狂」
新型コロナウイルスの流行以降、遠ざかっていた声援を目の当たりにした。サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメントの日本対クロアチア戦。観戦取材のため、浜松市中心街のレンタルスペースでサポーターとともに見守った。 互いに初対面の人も多い中、日本が先制点を挙げれば「ニッポン」コールが起こり、ピンチを迎えれば一斉に悲鳴が上がった。PK戦ではみんなが肩を組んでモニターを見つめ、勝利を願った。 実はサッカーを1試合通じて観戦した経験は少ない。W杯への思い入れも強くはないつもりだったが、気が付けば一緒に一喜一憂していた。何より、久しく忘れていた「熱狂」は心地よく、記憶に残る取材の一つ
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「天下のフランス音楽」奏でる 浜松交響楽団が定演
浜松交響楽団(浜松市中区)はこのほど、第93回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松で開いた。「天下のフランス音楽」と題して3曲を奏でた。 国内の主要オーケストラを指揮して好評を得ている海老原光さんがタクトを振り、チェロ奏者中木健二さん、ビオラ奏者鈴木康浩さんを迎えて演奏した。ラベルの「古風なメヌエット」、サンサーンスの「チェロ協奏曲第1番」、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」を披露し、約1200人の聴衆を魅了した。
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移動スーパー 富士市で開始 食品や日用品など500品目 マックスバリュ東海
マックスバリュ(MV)東海(浜松市東区)は15日、買い物支援で地域を巡る「移動スーパー」の運営を富士市で始めた。同市での稼働は初めて。 同市のMV富士江尾店の生鮮食品や日用品など約500品目を専用車に積み、元吉原、吉永、須津の各地区の空き地や公会堂など計51カ所を巡回する。 同社は7日から静岡市内でも移動スーパーの稼働を始めていて今回で4台目。
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「ペッパーで防災学びを」 プログラミングの全国コンテストへ 浜松聖星高生挑む
浜松市中区の浜松聖星高の1、2年生7人が本年度、プログラミングの全国コンテスト「STREAMチャレンジ」(来年3月開催、超SDGsラボ主催)に向け、人型ロボットのペッパーで災害への備えを学ぶ仕組みづくりに挑戦している。 同校は前回大会でフードロス削減をテーマにプログラムを組み、最優秀賞を受賞した。今回は1年生3人が洪水への備え、2年生4人が避難後の対応をテーマに参加する。 1年の小野田茜さんは「今年は豪雨が多くて、自宅近くも浸水した。洪水時の心構えをペッパーで学べるようにした」と話す。2年生チームは、避難時の車中泊で注意が必要なエコノミークラス症候群などを学べる機能をプログラムした。
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産学で課題解決へ 静大院生成果発表 浜松市中区
静岡大はこのほど、「産業イノベーション人材育成プログラム」のシンポジウムを浜松市中区の同大浜松キャンパスで開いた。本年度の受講生14人が産学連携で取り組んだ演習成果を発表した。 同プログラムは工学、情報学専攻の大学院生が対象。院生は専門分野の垣根を越えてチームを組み、企業が提案した「駐車場の空き状況の見える化」「イカ釣り機の糸絡み早期発見システムの構築」といった課題解決に取り組んだ。 基調講演では浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松の望月英二センター長が登壇し、EVシフトが進む自動車産業の現状などを紹介した。
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女性の活躍 健康面で応援 杏林堂薬局がセミナー
杏林堂薬局(浜松市中区)は11日、女性の活躍推進応援セミナーを同区のアクトタワーで開き、専門家による講演や健康相談などを行った。 講演では市内の産婦人科医が、ピルの服用で月経痛が軽くなる仕組みなどを紹介した。会場には薬剤師や歯科衛生士による相談コーナーや、骨密度などを測定するコーナーを設けた。事前申し込みの市民ら約190人が来場した。セミナーは生活用品のライオン(東京都)が共催した。
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浜松ホトニクスに総務省奨励賞 電磁波「テラヘルツ波」発生成功
総務省は7日、大学や民間に委託した情報通信技術(ICT)の研究開発事業で優れた成果を挙げたとして、浜松ホトニクスの取り組み課題が研究開発奨励賞に決まったと発表した。同社は電波と光の中間的特性を持つ電磁波「テラヘルツ波」を発生させるレーザーの開発に成功した。 同社は総務省の委託事業として2019年度から3年計画で取り組み、テラヘルツ波の周波数を切り替えて発生させる技術なども実現させた。テラヘルツ波は最先端の高速通信規格「5G」より周波数が高く、近未来の新しい通信規格に活用できる可能性がある。 同賞は、21年度に研究を終えた戦略的情報通信研究開発推進事業の22課題から、4課題が選出された。本
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⚽浜松のサポーター 声援と感謝「勇気もらえた」 サッカーW杯カタール大会クロアチア戦
サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメントで日本代表がクロアチア代表と対戦した6日未明、浜松市中区板屋町のレンタルスペース「SOU」に市内のサポーターが集まり、日本の奮闘に大きな声援を送った。悲願のベスト8にはあと一歩届かなかったが、「代表から勇気をもらえた」など感謝の声も聞かれた。 前半に日本が先制点を挙げると、「ニッポン」コールが沸き起こった。延長を引き分けで終えて、迎えたPK戦。「ベスト8に進出し、新しい景色を見せてほしい」。公務員近藤誠人さん(39)=同市中区=らは肩を組んで86インチのモニターを見守ったが、日本は3人がゴールを決めきれず、敗退した。 ユニホーム
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「移動スーパー」オクシズに巡回 マックスバリュ東海
マックスバリュ(MV)東海(浜松市東区)は7日、買い物支援で地域を巡回する「移動スーパー」の運営を静岡市葵区のオクシズ(中山間地域)で始める。同市内での運営は初めて。 同区のMVエクスプレス静岡羽鳥店の生鮮や加工食品、日用品など約500品目を専用車に積み、同店の店頭より10円(税抜き)高い価格で販売する。週に5日稼働し、井川、梅ケ島、大河内、大川、清沢、足久保、賤機北の各地区計72カ所に停車する。 同社は浜松市天竜区で2台の移動スーパーを運営していて、今回で3台目。
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静岡大と浜松医科大 新大学の構想案、初めて示す 異分野融合の教育加速 浜松でシンポ
静岡大と浜松医科大は1日、浜松市中区の静大浜松キャンパスで開いた「医・工・情報の異分野連携シンポジウム」で、両大の運営法人統合・大学再編が実現した場合に浜松地区に設ける新大学の教育・研究の構想案を初めて示した。医学、看護学、工学、情報学を融合した教育や研究を加速させた上で、健全で安心できる社会「ソーシャルウエルネス」や、革新技術で住民が参画する社会「スーパーシティー」への貢献を目指す。 具体的な研究の例として医療向けロボットの開発や、情報通信技術(ICT)を活用したインフォームドコンセント(説明と同意)、遠隔医療の高度化などを挙げた。 再編後の教育研究の検討に参画している遊橋裕泰静大教授
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三村前所長「最終講義」 静岡大浜松キャンパス「高柳シンポ」開幕
浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで29日、第24回高柳健次郎記念シンポジウム(同実行委主催)が始まった。光技術や医療分野などで活躍する研究者が30日まで、研究成果を発表する。初日は、3月末で同大電子工学研究所の所長を退任した三村秀典特任教授ら5人が講演を行った。 三村特任教授は、コロナ禍で退任前に実現できなかった「最終講義」として登壇した。2007年に所長に就任後、研究予算が配分される国の事業への採択を実現した経緯や、国際交流に力を注いだことを振り返った。 世界で初めてブラウン管による映像受信に成功した高柳健次郎の流れをくむ同研究所を「世界有数のイメージングデバイス研究拠点にすることがで
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中電社長「議論好ましい」 30年原発の安全確保 新制度案
中部電力の林欣吾社長は24日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、原子力規制委員会が運転開始後30年の原発について10年ごとに施設の安全性を確認する新制度を検討していることに関し「技術的にどうすれば安全性が確保できるか、議論していることは非常に好ましい」と述べた。 規制委は「原則40年、最長60年」とする現行制度を撤廃する政府方針を踏まえ、長期運転の安全性を確保する規制見直し案を示している。林社長は「個々のプラント(原発)の状況を見て確認されることが望ましい。安全性を大前提に既設の原発が使えれば大変有意義だ」と語った。 中電の浜岡原発(御前崎市佐倉)は3号機は35年、4号機は29年、5号機
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脳画像、動いても高精度計測 浜松ホトニクス、頭部用PET開発
浜松ホトニクスと浜松光医学財団(浜松市浜北区)は22日、頭を固定せずに検査ができる頭部用の陽電子放射断層撮影装置(PET)を開発し、国内で初めて薬事承認を受けたと発表した。静止状態を保つことが難しい患者の脳機能を高精度で計測でき、認知症や精神疾患の共同研究を加速させる。 従来の装置は患者のストレスになりうる頭の固定が必要で、正確な結果が得られない可能性があった。新装置には、検査中の頭の動きを高精度カメラで計測し、脳の画像を補正する機能を搭載した。患者が動いても、ぶれのない画像が得られるようになった。 約2年前に国に申請し、9月中旬に薬事承認された。年明け以降、同財団が運営する浜松PET診
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イオンモール浜松志都呂 25日改装オープン、32店舗刷新
イオンモール浜松志都呂(浜松市西区)は18日、新たな生鮮食品専門店の導入など32店舗を刷新し、25日にリニューアルオープンすると発表した。 1階に食のコンセプトゾーン「デリマルシェ」を設け、地元野菜を提供する青空農園と、県内初出店となる精肉の千里屋が入る。ミニ四駆コースを備えたホビーゾーンや100円ショップの移転拡大、書店の改装などを行った。子ども向けの体操教室を新設するほか、12月以降に住まいの無料相談所や雑貨店などが順次開店する。 施設面は2階の屋外テラスにテーブルやソファを置き、木目を基調としたデザインに改修した。約40カ所にデジタルサイネージ(電子看板)を設置して利便性の向上を図
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遊休不動産 活用法は エリアリノベーション学ぶ見学会 浜松
浜松市はこのほど、中区の遊休不動産活用について理解を深める「エリア探索 空き物件見学ツアー」を同区の市中心街で開いた。不動産活用に関心のある市民ら12人が参加し、地域への愛着を持ちながら事業を行う「エリアリノベーション」への理解を深めた。 見学に先立って同区のレンタルスペース「SOU」で講義を行った。建築設計事務所リージョン・スタディーズの白坂隆之介社長が、空き家を改修し、長寿命化を図った上で売却する自らの取り組みを解説した。「街を活性化したいという気持ちだけでは事業は進まない。物件や地域としっかり向き合ってほしい」と語った。 講義後、参加者は同区肴町や紺屋町の遊休物件を見学し、所有者ら
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キャンパスに往年の名車60台 静岡文化芸術大でイベント
浜松市中区の静岡文化芸術大文化・芸術研究センターと、三遠地域のクラシックカー愛好家でつくる「クラブアルビオン」はこのほど、クラシックカーの祭典「ディスカバー・クラシック・カーズ」を同大で開き、往年の名車約60台が集結した。 電気自動車(EV)や自動運転技術の開発が急速に進む中、改めてクラシックカーのデザインや文化への理解を深めようと企画した。キャンパス内に1965年式のホンダS600や、63年式のジャガーマーク2などが並び、デザインを学ぶ学生らが興味深く観察した。トヨタ博物館の職員がレストア(復元)の記録を解説する講演も行った。
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ウクライナ支援 中区でチャリティーコンサート 浜松の音楽家団体
浜松市の音楽家団体「ミュージシャンズ・アソシエーション・ハママツ」(鈴木絢子代表)はこのほど、同市中区のクリエート浜松でウクライナ支援のチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。 東欧に居住歴のある市内在住の演奏家が企画し、ピアニストの鈴木代表やビオラ奏者富田直樹さんら7人が出演した。ショパンのノクターン第2番や、モーツァルトの「ピアノとバイオリンのためのソナタ」など11曲を披露した。 会場に募金箱を設けて来場者から寄付金を募った。ウクライナから9月に来日した静岡大工学部の留学生2人も鑑賞し、「このようなコンサートを開いてくれて感動している」と感謝した。浄財は全額を日本
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3年で1千億円超投資 浜ホト中期計画 EV普及、需要増見込む
浜松ホトニクスは16日までに、2025年9月期までの3年間で1千億円超の設備投資を行うことなどを盛り込んだ中期計画をまとめた。電気自動車(EV)や自動運転車の普及に伴う需要拡大を想定し、工場の新棟増設や生産設備の増強を進める。 設備投資額は23年9月期は401億円、24年9月期は412億円、25年9月期は276億円を計画する。研究開発費も22年9月期の約112億円から23年9月期以降、154億~168億円に引き上げる。 25年9月期の連結業績は、リチウムイオン電池の非破壊検査向けエックス線源や、自動運転車のセンサー向け光検出器の成長を織り込み、売上高2660億円、経常利益650億円、純利
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エネジン社長 SDGsの事例を紹介 浜松市中区で講演
1月に「中小企業でもできるSDGs経営の教科書」を出版したLPガス販売エネジン(浜松市中区)の藤田源右衛門社長がこのほど、同区で講演し、自社の地域貢献型SDGs(持続可能な開発目標)の事例を紹介した。 県商工会連合会、県商工会議所連合会のスタッフ研修会で講師を務め、地元信金などと連携した絵画展や子育て教室の開催といった取り組みを解説した。「パートナーシップを組むと多様な企画が生まれ、互いの客をシェアする効果があった。会員企業を他社と結び付けてほしい」と呼びかけた。 書籍の出版以降、藤田社長には県内外の金融機関などから講演依頼が続いている。同社は新たなパートナーとのつながりなどを求めて事例
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遠鉄バス運賃値上げ 国に申請 4月から初乗り150円
遠州鉄道は11日、路線バス運賃の値上げを国土交通省に申請した。初乗り運賃を現行の120円から150円に、130円以上の区間は20~50円それぞれ引き上げる。新型コロナウイルス禍の利用客減で採算が悪化し、値上げに踏み切った。消費増税に伴う改定を除くと、値上げは2015年以来7年ぶり。来年4月17日から実施する予定。 通勤・通学定期券も値上げし、割引率の高い高齢者向け定期券の対象年齢を65歳以上から70歳以上に変更する。路線バスは平均値上げ率9・7%の改定で、2億8千万円の赤字圧縮を見込む。 同社によると、路線バスと貸し切りバスなどを含めた自動車事業の営業損益はコロナ禍前の19年度時点で20
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賃貸向け戸建て住宅新商品 土地所有者に有効活用提案 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)の不動産事業部は、年内に賃貸経営向け一戸建て住宅の新商品の販売を始める。アパートやマンションに比べて初期投資を抑えられ、狭小地や三角地などにも建築可能な戸建て住宅で、地主らに土地の有効活用を提案する。 新商品「ブリアシエル」は白を基調としたシンプルでモダンな外観の木造2階建て。間口が約4・5~約6・3メートルに対応するいずれも3LDKの3タイプを用意した。価格は1250万円から。 賃貸経営への関心は高く、市内で5日に開催したセミナーには約70人が参加した。同区上島に建てた1棟目で19、20の両日に予約制で開く見学会も、すでに定員48組の約半数が埋まった。 コロナ禍
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売上高初の2000億円超 浜ホト9月期、利益も過去最高
浜松ホトニクスが11日発表した2022年9月期連結決算は、世界的に旺盛な半導体市場や医療用装置の需要増を受け、売上高が初めて2千億円を超えたほか、経常利益、純利益ともに2年連続で過去最高を更新した。 売上高は前期比23・5%増の2088億300万円。11年9月期に1千億円を超えてから、11年を経て倍増した。経常利益は69・9%増の588億7900万円、純利益は64・8%増の412億9500万円。 事業別売上高は、光半導体事業が半導体検査装置向けやエックス線CT向けが伸び、22・7%増の955億5400万円となった。電子管事業も半導体検査装置向けの光電子増倍管や光源が伸長し、24・8%増の
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昭和の名車、広告やカタログ展示 浜松市中区、30日まで
浜松市中区の浜松復興記念館で30日まで、昭和の車の歴史を広告やカタログ、ミニチュアカーで紹介する展示会「いま蘇(よみがえ)る昭和の名車」の第2弾が開かれている。 元デザイン事務所勤務で、市内のグループホーム職員の橋本方彦さん(69)=中区=が昨年12月に続いて企画した。今回はカタログコレクターの松井政則さん=同=の協力も得た。トヨペットクラウン、スバルのヤングSS、スズキのカルタスなど、昭和の雑誌広告120点やカタログ40点、43分の1ミニチュアカー約40台を展示した。東洋工業(現マツダ)初の三輪トラック「マツダ号DA型」など、オート三輪の歴史を紹介するコーナーなども充実させた。 橋本さ
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浜松市消防局に火災予防啓発シート贈る サーラエナジー
都市ガス事業などを手がけるサーラエナジー浜松支社(浜松市東区)は9日、秋の火災予防運動(9~15日)に合わせて火災予防啓発用のマグネットシート1500セットを同市消防局に贈った。 同社の諏訪博支社長が市消防局の猪又正次消防長を訪ね、シートを届けた。諏訪支社長は「住民の予防意識の向上に役立ててほしい」と話した。 シートは縦13センチ、横10センチ。「お出かけ前にガスの元栓を閉めていますか」といった呼びかけを記載した。日常的に使ってもらおうとマーカーペンを付け、繰り返しメモ書きができる。市消防局は、はままつフラワーパーク(西区)で20日に予定する「消防119ふれあいフェア」などのイベントで配
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鍼灸整骨院に新規参入 サツ川製作所、浜松市中区で開院
浜松市南区の機械装置製造のサツ川製作所は7日、中区新津町に「まつした鍼灸(しんきゅう)整骨院」を開院した。新型コロナウイルス禍による健康意識の強まりを背景に、整骨院の運営に新規参入した。 柔道整復師と鍼灸師の資格を持ち、プロサッカーチームや地元高校のサッカー部などでトレーナーの経験のある松下卓司さん(37)が院長を務め、「地域の住民が気軽に頼れる整骨院にしたい」と話した。肩や腰の痛みといった体の不調のほか、スポーツ選手らの相談にも応じる。酸素カプセルや体の深部の筋肉(インナーマッスル)を鍛えるEMSなどの設備も備えた。 薩川敏社長は「新しいチャレンジで市民の健康増進に貢献したい」と強調し
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関係人口の増加が使命 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市中区) 竹内靖理事・事業本部長【キーパーソン】
観光振興に取り組む浜松・浜名湖ツーリズムビューローの理事・事業本部長に本年度、就任した。観光プロモーションを立案・実行する役割を担い、コロナ禍で疲弊した地域の活性化を目指す。 ―浜松の印象は。 「西日本で勤務していた時は静岡県の情報が少なく、当地域は浜名湖とウナギのイメージが強かった。実際は風光明媚(めいび)な観光スポットや食の魅力にあふれ、振興に力を入れる若い世代が多いと感じている。情報発信が総花的になってぼやけないように、パワーのある若手と数年後を見据えた活性化策の議論を深めたい」 ―コロナ禍の影響をどうみているか。 「ビューローが提案している体験型観光プラン『ちょい旅ガイド』の
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マックスバリュ東海 浜松・住吉に小型店 10日オープン
マックスバリュ東海は10日、浜松市中区住吉に小型店「マックスバリュエクスプレス浜松住吉店」を開店する。市内への小型店出店は7月オープンの浜松中央店に続き3店目。 2月から休業していた浜松住吉店を新たに小型店として建て替えた。売り場面積は671平方メートルで、24時間営業にした。駐車台数は30台。食べきりや使い切りサイズの小容量商品を拡充する。宅配サービス「ウーバーイーツ」を利用した商品提供も行う。
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薬局の設備など紹介 浜松で「くすりと健康フェスタ」
浜松市薬剤師会と市はこのほど、「くすりと健康フェスタ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のえんてつホールで開いた。健康相談コーナーや薬物乱用撲滅を訴えるコーナーなどを設け、来場者は薬の使い方や薬剤師への理解を深めた。 薬局の設備紹介のコーナーでは、錠剤を粉末にする機械や、軟こうを練る道具を並べて薬剤師が実演した。災害時でも迅速な治療開始に役立つ「お薬手帳」の利用を呼びかけたほか、市内中高生が描いた薬物乱用防止ポスターコンテストの応募作品30点を展示して薬物乱用の恐ろしさを伝えた。身近な薬草や、年代別の栄養の取り方をテーマにした公開講座も開いた。
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ネットスーパー 湖西拠点に開始 杏林堂薬局
杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、湖西市の新所原駅南店を拠点にネットスーパーを始めた。専用サイトで注文を受けて自宅まで商品を届けるサービスで、同市内に加え、初めて県外の愛知県豊橋市の一部地域を配送エリアに加えた。 同社は浜松市を中心にネットスーパーを行っている。配送拠点となる店舗は6カ所目。同店は愛知県境に近く、市外からの利用も多いため豊橋市にも配送エリアを設定した。 日用雑貨や食品、精肉など一部生鮮食品、医薬品など同店の約1万点を店頭価格(特売品を除く)で扱う。配達料は税込み330円。1回に税抜き2千円以上を購入すると無料。注文から最短3時間程度で届ける。
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遠州鉄道 3年ぶりトレインフェスタ 11月13日、西鹿島駅
遠州鉄道は13日午前10時から、「遠鉄電車トレインフェスタ」を浜松市天竜区の西鹿島駅周辺で3年ぶりに開く。入場無料。 隣接する車両工場を開放し、電車に乗って大型洗車機を通る体験や運転台の見学ができる。鉄道グッズや部品の販売なども行う。天竜浜名湖鉄道のほか、今回初めて豊橋鉄道、愛知環状鉄道、浜松学院大のゼミが出展ブースを設ける。問い合わせは同社鉄道営業所<電053(435)0221>へ。
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イスラム教戒律「ハラール」対応施設巡る 浜松市内でツアー
静岡県はこのほど、訪日外国人観光客の受け入れ増加に向け、「食の多様化対応ツアー」を浜松市内で開いた。県西部で飲食や小売業を営む5人が参加し、イスラム教の戒律「ハラール」に対応する施設を巡った。 県内最大級のイスラム教徒礼拝施設のモハマディマスジド(浜松モスク、南区)では、施設責任者から説明を受け、1日5回の礼拝や断食などの習慣や信仰について理解を深めた。ツアーにはハラールビジネスの支援に当たるハラル・ジャパン協会(東京都)のコンサルタントが同行した。礼拝室を備える新東名高速道の浜名湖サービスエリア(浜北区)のほか、ハラールやベジタリアン(菜食主義者)に対応した食材を置くスーパー(中区)を訪
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建物内の構造を自動でCAD 作成ソフトに新機能 エリジオン
ソフトウエア開発のエリジオン(浜松市中区)は12月、空調設備を手がける建設業など向けで、建物内の構造を計測した3次元点群データからコンピューター設計(CAD)モデルを作成するソフト「インフィポインツ」に新機能を搭載する。部屋の形状や複雑に入り組んだ鉄骨などの3Dモデルをワンクリックで自動作成し、作業効率を向上させる。 部屋の壁や床、天井などの形状を3Dモデルにする際、従来はソフト上で手作業が必要だった。独自アルゴリズムを強化して自動認識させ、手作業を最小限に抑えた。自動認識は鋼材の骨組みにも対応している。 このほか、データ容量が大きく情報共有しづらい点群データを、一般利用されているソフト
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睡眠の仕組み解説 光科技研振興財団 浜松で講演会
光科学技術研究振興財団(理事長・晝馬明浜松ホトニクス社長)は3日、最先端の光技術をテーマにした講演会「第39回浜松コンファレンス」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。「睡眠の謎に挑む」と題し、筑波大国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長が講演した。 日中に突然眠り込んでしまう病気「ナルコプレシー」の仕組みを解明した研究について紹介した。脳内物質オレキシンの欠乏が睡眠障害を引き起こすことを解説し、「同じ作用を持つ物質を設計して病気の治療につなげたい」と強調した。 日本人の睡眠時間が諸外国に比べて少ない現状や、睡眠不足が生活習慣病やメンタル不調に悪影響を及ぼすことも説明した。一方、脳
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浜松にバイオマス発電所 食品廃棄物利用、国内最大級 藻類試作製造所も計画
廃棄物処理業「太洋サービス」(浜松市西区)が、食品廃棄物を原料にした国内最大規模のバイオマス発電所と、バイオ燃料の生産などに使われる微細藻類の試作製造事業所の整備をそれぞれ同区内で計画していることが4日までに、同社などへの取材で分かった。 発電所は「浜松バイオパワー(仮称)」で、生ごみなどを発酵させたメタンガスを発電利用する。同区坪井町の約4万平方メートルの同社工場跡地に建設し、2026年の稼働を目指す。23年にも造成工事に着手したい考え。 発電出力は2400キロワットで、年間の発電電力量は一般家庭約4千世帯分に相当する1900万キロワット時。食品工場などから出る生ごみなどを毎日200ト
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格闘ゲーム「ストリートファイター5」 プロと対戦 浜松・西区でファン交流企画
ゲーム大手のカプコンは3日、対戦格闘ゲーム「ストリートファイター5」のプロリーグに出場中の選手がファンと交流するイベントを浜松市西区のイオンモール浜松志都呂で開いた。プロ選手がトークショーや来場者との対戦を繰り広げた。熱心なファンやeスポーツに興味を持った買い物客など10代~20代を中心に幅広い年齢層が会場に詰めかけた。 優勝賞金500万円のリーグ戦に出場中の「グッドエイトスクアッド」の4人が登場し、ゲームやリーグの見どころを紹介した。来場者と対戦し、「キャラクターの持つ素早さを生かして」などとアドバイスを送った。来場者が必殺技を繰り出してプロ選手に勝利すると、会場から大きな拍手が起こった
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スズキ船外機 世界累計生産400万台 57年で到達
スズキは2日、船外機の世界累計生産台数が400万台に達したと発表した。1965年に同社初の「D55」(5・5馬力)を発売して以来、57年で到達した。 現在は湖西工場で中・大型、タイスズキで小型船外機を生産し、国内を含め174の国と地域で計38機種を販売している。400万台目の船外機はフラッグシップの派生機種で、湖西工場で10月から生産を始めた「DF350AMD」(350馬力)だった。 鈴木俊宏社長は「独自性を持った船外機を目指し、常にチャレンジし続けたことが400万台につながった」とコメントした。 生産累計100万台は89年、300万台は2014年に達成した。
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白黒ギョーザ、まるでピアノ♪ 浜松の商店、皮の色で鍵盤表現
浜松市中区の酒類・食品販売「間渕商店」が「音楽のまち浜松」を発信しようと、ピアノの鍵盤をモチーフにした「ピアノ餃子(ギョーザ)」を商品開発した。黒色の皮を使ったギョーザで黒鍵を、白色の皮で白鍵を表現し、見た目にもユニークな土産用の冷凍ギョーザとして販売を始めた。 ギョーザによる浜松の中心街活性化に力を注ぐ同社は、4月に繁華街の飲食店にギョーザのモニュメントを設置し、8月には街中の飲食店と食べ歩きイベントを実施した。新商品のピアノ餃子はキャベツが多く、さっぱりとした食感の「浜松ギョーザの印象を覆したい」(同社)と企画したという。 竹炭を使った黒色ギョーザはニンニクの風味をふんだんに効かせて
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湖上舞台にダンス劇「グランドスケープ浜名湖」 浜松・舘山寺温泉
浜松市西区の舘山寺温泉で29日夜、浜名湖上で繰り広げる舞台「グランドスケープ浜名湖@舘山寺」(ハマナコ・ディスティネーションなど主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が開幕した。光や音、炎による演出を受けながらダンサーが舞い、湖上を幻想的に彩った。11月1日を除く同3日までの5日間、毎夜3回公演する。 ステージは湖の沖合に浮かべた長さ21メートルの台船。地元の神事や伝統芸能をテーマにしたダンス劇に県内出身者を中心とした14人が出演した。切れ味のあるダンスや官能的な踊りで、火事や洪水など自然の脅威にさらされながらも、たくましく生き抜く人々の物語を描いた。立体的な音響や照明を付けた衣装で厳かな雰囲気
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浜松市中区中心街、アートで彩り 店舗に絵画など 6日まで
浜松市中区の中心街の個店を美術作品で彩るイベント「浜松オープンアート」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、始まった。ゆりの木通り商店街を中心とした37店舗などに絵画や造形、書など多彩な作品を展示している。11月6日まで。 市にゆかりのある約40人が出展し、各店のショーウインドーなどを飾った。イベント本部を置く江間ふとん店には地蔵の彫刻、水彩で描いた人物や風景の絵画が並んだ。肴町商店街の複数の空き店舗には創作人形やポップアート、現代造形を展示してそれぞれの世界観を演出し、買い物客らを楽しませている。 期間中にワークショップやシンポジウムを開くほか、30日には松菱跡地で開催中の
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老舗自慢の味 店先で楽しむ 浜松市中区で「職人市場」
浜松市中区の中心街の千歳町でこのほど、老舗料理店が店先で自慢の味を振る舞う「第12回職人市場in千歳」(実行委員会主催)が開かれた。仕事を終えた会社員らが訪れ、はしご酒を楽しみながら秋の夜長を過ごした。 参加21店の店前にテーブルが並んだ。各店は500円のワンコインで飲み物に加えて、焼き鳥や天ぷらなどの工夫を凝らした本格料理をリーズナブルに提供した。3年ぶりとなった今回は、新型コロナウイルスの感染対策で「密」を避けるために平日開催にし、内容を一新した。
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ネオンアートや特別料理を企画 浜松ザザ中央館 リニューアル4周年
浜松市中区のザザシティ浜松中央館がリニューアル4周年企画を展開している。「ファンタスティック」をテーマに、フードホールでネオンアート展や同館の歴史を紹介するパネル展を行い、各店は特別料理を提供している。11月30日まで。 ネオンアート展は現代美術家赤塚りえ子さん、ファッションデザイナーのミハラヤスヒロさんらの8作品を展示し、ノスタルジックな雰囲気を演出している。看板製作のアオイネオン(静岡市葵区)が協力した。各テナントは、名店シェフ監修の「オリジナル黒トリュフプリン」「黒トリュフ入り和牛のセレブ餃子」など8品を用意した。期間中の週末にはマジシャンが各テーブルを訪ねて無料でマジックを披露する
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「原発活用の選択肢増える」 中電社長、運転上限撤廃方針に見解
中部電力の林欣吾社長は28日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、原則40年、最長60年とする原発の運転期間を撤廃するとの政府方針について「既設の原発を持続的に活用する手段の選択肢が増え非常に意義深い」と述べた。 原発の利点として国のエネルギー自給率の向上や、電力価格の抑制、二酸化炭素(CO2)の排出量削減などを挙げ「今後の原発の在り方について検討が進められることは重要だ」と語った。 中電の浜岡原発(御前崎市佐倉)は3号機が運転開始から35年、4号機が来年で30年を迎える。現行法は原発の運転期間を原則40年とし、原子力規制委員会が認めれば1回に限り最長で20年延長できる。一方、政府の上限撤
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クレステック 新本社で業務開始 プリントセンター集約
クレステックは27日までに、浜松市北区東三方町の新本社社屋に移転し、業務を始めた。老朽化した本社施設を同市東区笠井新田町から移すとともに、同区和田町のプリントセンターを集約した。 高台の約9800平方メートルの土地に鉄骨2階建て社屋を新築した。延べ床面積は約3200平方メートル。約150人が勤務する。2階を開放感のあるオフィスとし、中央に約200平方メートルのコミュニケーションエリアを設けるなど職場環境を整えた。 1階は会議室やマニュアルに掲載する製品の撮影スタジオ、多品種少数のニーズに応える印刷製本機能を整えた。フィットネスルームを設置したほか、歩行を促進する動線設計を取り入れたという
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静岡県産ワサビ使用の珍味 11月1日発売 マックスバリュ東海
マックスバリュ(MV)東海は11月1日、静岡県産のワサビ茎を使用した海鮮珍味「トップバリュ 数の子わさび」を発売する。 熟成した酒かすでダイコン、キュウリ、茎ワサビを漬け込んだ山海漬に加工し、ピリッとした辛さに仕上げたという。160グラム入りで税込み321円。 イオングループのプライベートブランドを冠したMV東海独自のローカルトップバリュとして企画した。
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会員組合の事業、再構築加速を確認 静岡県中小企業団体中央会、浜松で大会
静岡県中小企業団体中央会は26日、本年度の県大会を浜松市中区のえんてつホールで開いた。コロナ禍や原材料高など変化が激しい社会経済環境に対応するため、会員の中小企業組合が取り組む事業の再構築を加速させる方針を確認した。 中央会は会員組合への伴走支援を強化し、デジタル技術の活用支援にも力を注ぐ。山内致雄会長は「コスト上昇で多くの事業者の収益が深刻化し、大規模な転換期に差しかかっている」と強調した。 浜松市での開催は33年ぶり。「人のつながりを信じ、夢の実現に向け力強く第一歩を踏み出す」などとする大会宣言を採択した。会場に隣接する市ギャラリーモール・ソラモで展示直売会を初めて同時開催し、県内各
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三遠南信道やリニア「早く実現を」 峰竜太さん講演
24日に長野県飯田市で開かれた第30回三遠南信サミットで、南信州に位置する同県下條村出身の俳優・タレントの峰竜太さん(70)が講演し、三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の全線開通時期について「遅すぎる。早く実現させてほしい」と訴えた。 峰さんは「名古屋まで新幹線に乗り、中央本線に乗り換えるなどして約4時間かかった」と東京からサミット会場となった飯田までの経路を説明。「三遠南信道やリニアが開通しても、たぶんその頃には俳優をやめている」と話し、会場の笑いを誘った。 自らの人生の失敗談も触れながら、芸能界で先輩が見せた気遣いから成功のノウハウを学んだ経験を紹介。「上司や部下の人間関係がしっかり
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元ホンダ3代目社長 久米是志さん(9月11日死去、90歳) 技術開発で世界企業の礎【追想メモリアル】
1972年、世界一厳しいと言われた米国の排ガス規制を初めてクリアしたCVCCエンジンを開発し、ホンダが世界企業に成長する礎を築いた。「世のため、人のため、仲間のために仕事をする」との理念を貫いた。 出身の兵庫県から浜松市に移り、浜松北高を経て静岡大工学部機械工学科に進んだ。高校、大学時代をともに過ごし、親交を続けた同市中区の棚橋信昭さん(91)は「口下手であまりしゃべらない。ひらめきを大事にする男」と評する。静大では自動車部に所属し、木炭車をガソリン車に改造して走らせようと夢中だった。アルバイトで二輪の図面を引けば、「あっという間に描き上げる才能があった」(棚橋さん)。 54年の入社から
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浜松の食「秋の陣」 飲食や物販70店参加、11月1日から
浜松まちなかにぎわい協議会は11月1日から、浜松市中区の中心街で食のイベント「はままち食の台所 秋の陣」を初開催する。飲食や物販70店が参加し、浜松の旬の食材を使ったメニューを提供する。30日まで。 和食や洋食店、居酒屋のほか、カフェやキッチンカーが参加。ギョーザを扱う8店が参加する「秋の餃三昧」も同時開催する。観光客の増加が予想される来年の大河ドラマの放送に向け、浜松の豊富な食材を堪能できる企画で中心街の魅力向上を図る。 期間中、参加59店で使用できるお得な電子チケット「はま食チケット」を販売する。電子サービス「EMot(エモット)」で500円券5枚を2千円で購入可。1600セット限定
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客との意思疎通重視 炭焼きレストランさわやか 富田社長が講義
静岡県内で炭焼きレストラン34店舗を展開する「さわやか」(袋井市)の富田玲社長(56)が18日、浜松市中区の浜松学院大で特別講義を行い、「ロボットやAI(人工知能)に代替される価値は提供しない」と述べ、来店客にコト体験のサービスを徹底して提供する経営哲学を強調した。 さわやかでは、ホールスタッフは調理場から呼ばれるまで接客に徹し、客に気を配る姿勢を紹介。「どんな時代でも人が求める心が通じたコミュニケーションを大事にしたい」と訴え掛けた。新型コロナウイルス禍で経営危機を迎えた際も「家族のだんらんや笑いなど、店では心に残る物語を提供している」と、配達や持ち帰りサービスを実施しなかった理由を説明
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浜松街中で歴史やグルメ 「まちあるき博」試行スタート
浜松市中区の中心街の歴史や文化、グルメを楽しむ「浜松まちあるき博覧会」(同連絡会主催)がこのほど、試験的に始まった。初回は同区肴町の乾物店「丸喜屋商店」で、家康風雑煮をつくるワークショップを開いた。 同店の三浦京子さんが、かつお節や昆布を使っただしの取り方を解説した。枯れ節と呼ばれるかつお節や、シイタケで取っただしを使って徳川家康が好んだとされる質素な雑煮を調理した。参加した市民6人は、だしの味見を繰り返しながら調理法を学んだ。 同連絡会は浜松まちなかにぎわい協議会、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松商工会議所でつくる組織。来年の大河ドラマの放送に向けて街中の魅力を伝える企画を検討し
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ウナギつかんで笑顔 さなる幼稚園児ら体験 浜松
浜松市西区のさなる幼稚園はこのほど、ウナギのつかみ取り体験を同区の水産加工会社海老仙で行った。 園児と保護者ら約70人は、たらいに放たれたウナギのつかみ取りに挑戦した。怖がる園児や、ぬるっとしたウナギの感触を楽しむ園児もいた。捕まえると満面の笑みを浮かべて喜んだ。ウナギは白焼きにして持ち帰った。 子どもたちや保護者に浜名湖の自然の豊かさに触れてもらおうと、海老仙の協力で企画した。参加者はウナギの加工場や大型冷蔵庫を見学し、浜名湖で捕れたドウマンガニやハマグリを観察した。
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スポーツ分析アプリ 教育現場で拡販へ 頭や腰の速度、自動でグラフに 浜松のスプライザ
スポーツ分析アプリの開発を手掛けるスプライザ(浜松市中区)は学校授業への利用拡大を図る。9月から、スマートフォンで撮影するだけで、手軽に体の動きを分析できる新アプリのベータ版(試用版)の提供を始めた。2023年3月をめどに本格製品化し、24年度までに100校への導入を目指す。 新アプリは「SPLYZA Motion(スプライザ モーション)」。幅跳びやマット運動などに取り組む利用者の動画を取り込むと、人工知能(AI)が頭や腰、手、つま先など各部位を自動で認識して分析する。 人体の各部位の速度や加速度、角度などをグラフにして表示する。例えば、幅跳びでは、踏み切って飛び出す際の角度や速度、加
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バイクの魅力発信 レースや試乗会も 浜松で16日までイベント
国産バイク発祥の地として、バイクの魅力を発信するイベント「バイクのふるさと浜松2022」(浜松市主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が15日、同市中区の浜松オートレース場で開幕した。新型バイクの展示や曲芸走行などが披露され、初日から多くの愛好家や家族連れでにぎわった。16日まで。 3年ぶりの開催でレース場では初めて。走路ではパレードや、オートレーサーや鈴鹿8耐参戦選手らによる異種100メートルレースを展開した。最新の電動バイクや大型バイク約20台をそろえた試乗会は、受け付けに行列ができた。 展示会場には約50団体が出展した。浜松で創業したスズキ、ヤマハ発動機、ホンダの新型バイクなどが並んだ。
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徳川四天王をキャラクター化 遠州鉄道 バス、タクシーに装飾
遠州鉄道(浜松市中区)は戦国武将の徳川四天王をモデルにしたオリジナルキャラクター「はままち四天王」を制作し、14日から同社のバスとタクシーへの装飾を始めた。 県西部出身の漫画家畑村へちまさんが酒井忠次、榊原康政、本多忠勝、井伊直政をモチーフに、2頭身のキャラクターをデザインした。来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、浜松の歴史への関心を高めようと浜松まちなかにぎわい協議会と企画した。 キャラクターは、徳川家康ゆかりの地のPRなどを目的とする事業や商品に無償で利用できる。利用には同協議会への申請が必要となる。
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記者コラム「清流」 「量子もつれ」にロマン
ことしはノーベル物理学賞の受賞者の発表中継をインターネットで見守った。欧米の3氏の受賞が発表される中、2014年を思い出した。 この年は青色発光ダイオード(LED)を開発した浜松市中区出身の天野浩名古屋大教授が受賞した。取材で何度も名古屋大に足を運び、開発経緯や青色LEDの材料の話を聞き、今後の発展にも強い期待感を抱いたことを覚えている。 今回は「量子もつれ」という量子力学の研究に貢献した研究者が選ばれた。量子もつれの理解には苦労しているが、近年、競争が激しい量子コンピューター技術の核でもある。将来的には身近な機器になっている可能性もあり、再び強い期待感と、何とか理解したいとの欲が湧いて
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スズキ インド製新型スクーター2種 国内発売へ
スズキは13日、インド製の新型スクーター「アドレス125」を18日から、「アヴェニス125」を21日から、それぞれ国内で発売すると発表した。 アドレス125は2019年12月から、インドで「アクセス125」として販売する量販車の日本導入モデル。丸みのあるボディーデザインで、足元に広いスペースを確保した。USBソケットなどを備える。全4色。 アヴェニス125はインドで22年1月から販売するモデルで、スポーティーなデザインが特徴。計器にフル液晶ディスプレーを採用した。全3色。 希望小売価格はアドレスが税込み27万3900円、アヴェニスが28万4900円。国内の年間販売目標はアドレスが950
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Vリーグ女子2部29日開幕 ブレス浜松「スピードバレーで昇格」
バレーボールVリーグ女子2部の「ブレス浜松」は14日、2022~23年シーズンの開幕(29日)に向けた壮行会を浜松市中区で開いた。選手13人と監督らがパートナー企業関係者ら約110人を前に力強く抱負を語った。 浜田義弘監督は「サーブで主導権を握り、スピードバレーを展開する。1部昇格を目指す」と決意を示した。水上真悠子主将は「結果を残して多くの人と喜び合いたい」と意気込んだ。 チームは長野県の上田市自然運動公園総合体育館で29日に行われる開幕戦で、JAぎふリオレーナと戦う。ホーム初戦は11月19日、浜松市浜北区のサーラグリーンアリーナで大野石油広島オイラーズを迎え撃つ。
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成人式新作振り袖 華やかな小紋並ぶ クリエート浜松「きもの博」
浜松呉服専門店会(渡辺良昭会長)による着物の展示販売会「浜松 秋のきもの博」が9日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 成人式向けの新作振り袖をはじめ、華やかな小紋、手描きの加賀友禅など、着物や帯、小物など約5千点が並ぶ。振り袖は会員スタッフが豊富な品ぞろえから最新のコーディネートを提案するほか、リメークの相談にも応じている。小紋は葛飾北斎のデザインから創作された緻密な文様のほか、音符や猫柄といった遊び心のあるデザインが並び、来場者の関心を引いている。 入場無料。各日午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。
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サーラ売上高 過去最高 12~8月期 ガス、住宅資材堅調
サーラコーポレーションが7日発表した2021年12月~22年8月期連結決算は、売上高が前年同期比3・3%増の1730億2100万円、経常利益が3・6%増の76億6600万円だった。ガスや住宅資材の販売が堅調に推移したほか、為替予約に伴う営業外収益11億200万円を計上し、いずれも過去最高となった。純利益は3・9%増の53億5千万円。 エネルギー&ソリューションズ事業の売上高は都市ガス販売量が家庭用、業務用とも増加し、原料価格の上昇に伴う価格改定もあって16・2%増の866億6100万円。ハウジング事業は住宅資材の加工・販売部門が伸び、3・1%増の273億9千万円だった。中古車販売台数が増加
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家康ゆかりの地 浜松をPR 遠州鉄道 バス・タクシーを装飾
遠州鉄道(浜松市中区)は6日、徳川家康ゆかりの地をPRするラッピングバス1台とタクシー4台の運行を始めた。2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、官民連携組織「家康プロジェクト推進協議会」と企画した。 ラッピングのデザインは、水色をベースに徳川家の家紋や「徳川家康公ゆかりの地浜松」の文字、市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」を描いた。話題づくりとして、タクシー1台はベース色を変えて「金色バージョン」にした。 同区の浜松城公園駐車場で出発式を開き、同社の丸山晃司社長、鈴木康友市長、同協議会の斉藤薫会長(遠州鉄道会長)がテープカットした。丸山社長は「ラッピング車両を通じて
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浜名湖パルパル 入園無料に 「県民感謝デー」年内に3期間
遠鉄観光開発(浜松市西区)は10月15日から12月11日にかけて、同区の遊園地「浜名湖パルパル」の入園料(大人1200円、小学生800円、幼児・シニア700円)が無料になるキャンペーン「県民感謝デー」を3期に分けて行う。 県内在住の代表者1人を含む5人まで無料になる。希望者は公式ホームページで無料券を取得し、入園時に身分証などとともに提示する。「乗りものフリーパス」券を特別価格で購入することもできる。 対象期間は10月15~23日と11月5~13日、12月2~11日。問い合わせは同遊園地<電053(487)2121>へ。
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台風15号の大規模停電 中部電力社長、記者会見で陳謝
中部電力の林欣吾社長は5日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、台風15号による大雨の影響で静岡市葵区の送電鉄塔2基が倒壊し、最大約11万9千戸の停電が発生したことについて「大変、ご迷惑を掛けた」と陳謝した。 復旧に向け「(鉄塔周辺の)広範囲で土砂崩れがあり、現在、プランを立てている」と説明した。倒れた鉄塔の撤去と原因究明に加え、設計や工法の検討を踏まえた上で工事を始める方針。山間部の土砂崩れなどの影響で復旧が進まず、現在も停電が続く静岡市清水区、川根本町、島田市の計18戸(5日現在)への対応は「国や自治体と協力し、早期復旧に努める」と述べた。 このほか、原子力発電について政府が次世代革新
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記者コラム「清流」 気温下がりほっと一息
気温が下がって過ごしやすい日が増え、少しほっとしている。というのも、今夏の電気代があまりにも高額になってしまったからだ。 7月は昨年と比較すると、電気使用量が少ないにもかかわらず料金は3割以上増加した。8月は使った量が増えた影響もあり、5割以上も増えた。エアコンを使い過ぎたと振り返っても、もう遅い。企業からは取材のたびに電気代高騰の悲鳴を聞いていた。自らの家計への負担を計算すると、電気代高騰の重みにあらためて驚く。 窓を開けるとひんやりした風が通るようになり、心地よい。だが、いつまでも続かない。次は冬だ。エアコンは一般的に、冷房より暖房の方が消費電力は多い。電気を節約しつつ、どう暖を取る
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ザザ浜松地下に「カネスエ」オープン 低価格路線のスーパー
浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館に29日、食品スーパーの「カネスエ」がオープンした。多くの客が開店前から列をつくり、目当ての商品を買い求めた。 カネスエは愛知県を中心に展開する低価格路線のスーパー。4月末に閉店したスーパーの後継テナントとして同館地下1階に入った。午前10時の開店を前に約200人が並んだ。牛田貴博店長は「地域に愛される店づくりをしていく」と述べた。 特売品を中心に購入した中区の主婦(77)は「安さや品数に満足できた。物価高で家計の出費はできるだけ抑えたいので、しばらく通ってみたい」と話した。 カネスエは愛知、岐阜、三重県で約80店を運営している。県内への出店は
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中江さん最優秀 ポスターとTシャツデザイン やらまいかミュージックフェス
浜松市中区の中心市街地で10月に開催されるやらまいかミュージックフェスティバル(静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会はこのほど、デザインコンペの表彰式を同区で開いた。ポスターとTシャツ両部門の入賞者3人に表彰状を贈った。 両部門の最優秀賞に静岡文化芸術大3年の中江ほのかさん(20)の作品が選ばれた。Tシャツは楽器や富士山がモチーフで、ポスターはジャズやロックの要素を取り入れ、音が飛び交う様子を表現した。中江さんは「全員が楽しめるフェスになってほしい」と期待を込めた。 フェスティバルは10月8、9の両日にJR浜松駅周辺の11会場で開催する。 Tシャツ部門の優秀賞には、どちらも浜松未来総
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新社長に丸野正氏 晝馬氏は会長に 浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは26日、晝馬明社長が(65)が代表権を持ったまま会長に就き、新社長に丸野正代表取締役専務執行役員(61)が昇格する人事を内定したと発表した。12月中旬の定時株主総会などを経て正式決定する。 丸野氏は1983年に入社し、システム設計部長などを経て2019年に常務取締役、21年に代表取締役専務執行役員に就いた。 晝馬氏は1984年入社で、2009年に父輝夫氏から社長を引き継いだ。光産業創成大学院大理事長、光科学技術研究振興財団理事長などを務め、光産業の発展に尽力した。 同社は、加藤久喜取締役(65)が代表取締役副社長に就き、鈴木賢次代表取締役副社長(74)が代表権のない取締
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映像技術探究 医療、車にも 高精細「8Kイメージセンサー」を共同開発 川人祥二教授【(イ)創造の100年 静岡大浜松⑤完】
東京五輪を控えた2018年。8K放送が国内で始まり、テレビは圧倒的な臨場感を得た。フルハイビジョンの16倍のきめ細かな画質で素早い動きも滑らかに映し出す。この映像を撮影するカメラに、8Kイメージセンサーが使われている。光(被写体)を電気信号に変えて取り込むカメラの心臓部だ。 センサーをNHKと共同で開発し、世界で初めて世に送り出した静大電子工学研究所(電研)の川人祥二教授(61)は「実は、医療機器の内視鏡にも利用されている」と応用例を語る。 8Kセンサーを搭載した内視鏡は鮮明な体内映像をモニターに映す。内視鏡を患部に近づけなくても画面から精細に視認でき、手術器具の操作がしやすくなった。高
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ワーケーション「平日宿泊権」販売 浜松・舘山寺の施設
浜松市西区の体験型多用途施設「カレン・ハマナコかんざんじ荘」は20日、「企業向け平日リゾート宿泊権」の販売を始めた。保養所を持たない企業などをターゲットに、観光地で働きながら余暇を楽しむ「ワーケーション」としての活用を提案する。 税込み33万円で有効期間は1年。1人1泊3300円(朝食込み)でスタンダードルームの平日利用が月に5室(年間60室)まで可能になる。法人や個人事業主など先着30社限定。 同施設は元国民宿舎。浜名湖に近い舘山寺温泉が見渡せる大草山に建つ。民営化して改装し、昨年9月に宿泊営業を再開した。海野秀三郎総支配人は「舘山寺エリアの新たな滞在スタイルを発信したい」と話す。
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ヒッグス捉えた“目”誇り 浜ホトで開発けん引 山本晃永さん(1969年度卒)【(イ)創造の100年 静岡大浜松②】
2013年10月。ノーベル物理学賞に「ヒッグス粒子」の存在を提唱したピーター・ヒッグス博士らの受賞が決まった翌日、浜松ホトニクスで専務だった山本晃永さん(76)=静大大学院工学研究科工業化学専攻修了=が浜松市内で記者会見に臨んだ。「新粒子を発見した実験にわれわれの製品が貢献したことは光栄。大勢の物理屋さん(物理学者)の努力に感謝したい」。技術者としての喜びと誇りを、こう語った。 浜ホトはスイスにある欧州合同原子核研究所(セルン)で、大型加速器を使った実験装置にセンサーを提供した。陽子が衝突して飛び散る無数の粒子からヒッグス粒子を探し出す、いわば“目”。この開発を山本
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料理・養殖業者 スッポンに感謝 浜松・西区で供養祭
浜松料理協同組合は15日、スッポン供養祭を浜松市西区の佐鳴湖西岸で開いた。市内の料理店やホテル関係者、養殖業者ら約20人が、日頃食材として扱っているスッポンに感謝した。 供養塔の前に設けた祭壇で臨江寺(同区)の住職が読経し、出席者は1人ずつ焼香した。組合の繁栄を願って5匹のスッポンを佐鳴湖に放流した。 同組合の岩沢秀治理事長(66)は「コロナ禍で経営は厳しい状況だが、飲食の明かりを絶やさないよう頑張っていきたい」と話した。供養祭は今回で46回目。
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場外舟券売り場「オラレ浜松」 ザザシティ浜松西館地下に開業
場外舟券売り場「ボートレースチケットショップオラレ浜松」が12日、浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館の地下1階にオープンした。初日から開場を待ったファンが駆け付けた。 一般席は57席で入場無料。全国のレース映像やオッズ状況を映すモニターを多数備えた。売り場設置者の浜名湖競艇企業団(湖西市)が運営するボートレース浜名湖の全レースをはじめ、1日最大8場の舟券を買うことができる。12席の有料席には個人ブースに専用モニター各2台を設置した。営業時間は午前10時から午後9時ごろまで。 「オラレ」はスペイン語で、「さあ(行こう)」など行動を促す際に使う表現。開場前に行った式典で同企業団の鈴木
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中国最新EV分解調査へ コストダウン学ぶ 次世代自動車センター浜松
浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松(浜松市中区)は、中国大手自動車メーカー「長城汽車」の最新電気自動車(EV)の車両分解調査を始める。価格競争力が高い中国車から、EVシフト対応に向けたアイデアを得る狙い。調査を前に12日、車両展示会を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。 日本国内では未発売の4ドアハッチバックコンパクトカー「ORA GOOD CAT」を、輸送費などを除いて約250万円で購入した。同車は1回の充電で400キロ以上走行可能で、中国国内やタイで販売しているほか、欧州でも今秋に発売を予定している。 展示会では、会員企業の地元製造業関係者ら約140人がボンネット
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クラフトビール飲み比べ 静岡県内外11の醸造所や店 浜松市中区でフェス
静岡県内外のクラフトビールを楽しむ「浜松クラフトビールフェス(ミニ)」(同実行委主催)が11日、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれた。県内6カ所を含む醸造所や販売店による11店舗の多様なビールがそろい、多くの市民が飲み比べを楽しんだ。 3年ぶりの屋外開催で、コロナ禍前と比べて規模を縮小した。オクタゴンブリューイング(中区)や沼津クラフト(沼津市)、横浜ベイブルーイング(横浜市)などがブースを連ねた。最高気温が30度を超える真夏日の中、来場者は各地の個性あるビールで喉を潤した。 (浜松総局・白本俊樹)
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留学生「社会に貢献」誓う 静大学位記授与式
静岡大は12日、秋季学位記授与式を浜松市中区の浜松キャンパスと静岡市駿河区の静岡キャンパスで行った。県内企業や自治体と連携して展開する「アジアブリッジプログラム(ABP)」の留学生66人を含む学部卒業生51人と大学院修了生75人が社会へ巣立った。 浜松キャンパスでは学部卒業生26人と大学院修了生49人の門出を祝した。日詰一幸学長が学生代表に学位記を手渡し、「社会で活躍する皆さんと再会できることを楽しみにしている」と激励した。 卒業生、修了生を代表してネパール出身のアンサリ・ジラニさん(総合科学技術研究科工学専攻)が謝辞を述べ、「未来に向けて、社会に貢献したい」と力強く抱負を語った。 同
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「カタナ」全国からファン集合 スズキ、浜松で3年ぶりイベント
スズキは11日、同社の大型バイク「KATANA(カタナ)」のユーザーを対象にした交流イベント「カタナミーティング」を浜松市北区のはままつフルーツパークで開いた。3年ぶりの会場開催で、全国から千台を超えるバイクが集まった。 Tシャツやトートバッグなどのカタナオリジナルグッズの販売にファンが行列をつくった。トークショーでは、カタナの最新モデルについて開発担当者が「電子制御を強化し、より楽しく安心して楽しめるバイクに仕上げた」とアピールした。 カタナミーティングは2019年に初開催し、コロナ禍で20~21年は会場開催を見送った。自らカタナに乗って登場した鈴木俊宏社長は「リアルな場でイベントを開
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信康の自害、通説に疑問 歴史作家梓沢要さんが講演 浜松
浜松市は10日、歴史作家の梓沢要さん=磐田市出身=を講師に招いた歴史講演会(静岡新聞社・静岡放送後援)を東区の市総合産業展示館で開いた。梓沢さんは「信康の真実 なぜ自害に追い込まれたのか?」と題して講演した。 信康(1559~79年)は徳川家康の長男で、織田信長の長女徳姫と結婚した。通説では、謀反の疑いを持った信長に命じられ、父家康が自害させた悲劇の武将とされる。 梓沢さんは通説に疑問を投げ掛け、通説の基になった「三河物語」の記述が他の史料では確認できないことなどから「創作が疑われる」と指摘。自負心の強い信康が家康に対して不満を募らせ、武田家とクーデターを企てていた可能性について触れた。
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最新Wi-Fiに対応 アクセスポイント ヤマハが10月発売
ヤマハは7日、小規模オフィスや店舗向けの無線LAN(Wi―Fi)アクセスポイント「WLX222」を10月に発売すると発表した。「WLX212」の後継機で、通信速度が速い最新の無線規格「Wi―Fi6」に対応した。 2・4ギガヘルツ帯と5ギガヘルツ帯を合わせた通信速度はWLX212と比べ、約1・8倍の最大1775Mbps(理論値)を実現。パソコンやスマートフォンなどの最大同時接続数は40台増の140台にした。 機器を壁などに設置する金具はWLX212と共通で、取り換えを容易にした。複数のアクセスポイントを一括管理するヤマハのネットワーク統合管理サービスに対応する。 希望小売価格は税込み5万
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三島で人気博した「藤堂」監修ラーメン MV東海、9月15日発売
マックスバリュ(MV)東海は15日、生ラーメン「めん処 藤堂監修 塩らーめん」を発売する。 三島市で2017年まで営業していた人気店「めん処 藤堂」の元店主の協力を受け、東洋水産(東京都)と共同開発した。細麺を採用し、スープは鶏のうま味に、煮干し、さば節、かつお節の3種の魚介だしを合わせてコクのある塩味に仕上げた。 1袋2人前で税込み429円。MV東海の全店で販売する。
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トウガンの漬物 4種類開発、廃棄減量へ「つまみ、ご飯と」 浜松の農家
ウリ科の夏野菜「トウガン」の個人農家として静岡県内最大の作付面積を持つ浜松市南区の「楽農の集いまっすぐ」(伊藤崇代表)がトウガンの漬物をつくり、販売を始めた。傷が付いて廃棄するトウガンを加工食品に活用した。 辛みの強い「とうがん本格キムチ」、ぬか漬けのような風味のある「とうがんうまあじ」など4種類を製品化した。浜松商工会議所から紹介を受けた漬物製造販売の丸岩松本商店(中区)に委託して試作を繰り返し、「酒のつまみや、ご飯に合う味わいに仕上げた」(伊藤代表)。 伊藤代表は南区で約1万平方メートルに作付けし、年間約50トンのトウガンを出荷する。一方、傷が付くなどした2千~3千玉ほどの廃棄が発生
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静大情報学部プログラムのAI教育 文科省の応用基礎水準認定
静岡大情報学部が取り組む「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」がこのほど、文部科学省の同プログラム認定制度の応用基礎レベルに認定された。文系学科を持つ情報系学部の認定は全国で少なく、理工系や文科系まで幅広い学生が能力を身に付ける教育課程などが評価された。 認定は8月24日付。同レベルについて、文科省は情報技術で得る膨大なデータについて人工知能(AI)などを活用する実践的な能力を身に付けることを掲げている。同認定は本年度が初めてで、全国で68件を選定した。文系学科を持つ学部が認定されたのは静大を含めて4学部だった。認定を受けると、履修した学生に同プログラムの修了証を発行できるようにな
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ザザ浜松西館に食品スーパー 「カネスエ」29日オープン
浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館の地下1階に開店準備を進めていた食品スーパー「カネスエ」が29日午前10時にオープンすることが、5日までに同社への取材で分かった。 愛知県一宮市に本社を置く同社は愛知、岐阜、三重県で食品スーパー約80店舗を展開している。今回が静岡県内初出店で、4月末で閉店したスーパーの後継テナントとして入る。延べ床面積約1900平方メートルで、営業時間は午前10時から午後9時まで。 同社は店舗エリアの拡大を進めていて、来春をめどに豊橋市中浜町に東三河地区初となる出店準備も進めている。ザザシティ浜松西館地下1階では、12日に場外舟券売り場「ボートレースチケットショ
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Vストローム1050 スズキが仕様変更 欧米向け新型も発表
スズキは5日、大型二輪車「V―STROM(ブイストローム)1050」の電子制御システム機能を充実させるなど一部仕様変更するとともに、新たに未舗装路の走行安定性を高めた「V―STROM 1050DE」を来年1月から、欧州や北米を中心に販売すると発表した。価格や国内での発売時期は未定。 1050の仕様変更は、クラッチやスロットル操作をせずに変速できるクイックシフトシステムを採用した。スロットル操作をせずに一定速度で走行できるクルーズコントロールの速度域を広げた。 1050DEは、タイヤの空転を制御するトラクションコンロールシステムに未舗装路専用のモードを設けた。衝撃吸収性能を向上させたハンド
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浜松中心街に舟券売り場 9月12日開設、静岡県内3カ所目
ボートレース振興会は31日、半導体不足の影響で開設が遅れていた浜松市中区の場外舟券売り場「ボートレースチケットショップオラレ浜松」が、9月12日に複合商業施設ザザシティ浜松西館にオープンすると発表した。県内の場外舟券売り場は小山町、焼津市に続き3カ所目で、中心市街地への設置は初めてとなる。 売り場設置者の浜名湖競艇企業団(湖西市)によると、西館の地下1階に入り、年間360日程度営業する。売上金額は1日平均で650万円を目標に掲げる。 オラレ浜松は今春の開設を計画していたが、売り場と舟券の売り上げなどを集計する群馬県の高崎センターをネットワークで結ぶために必要な機器が半導体不足の影響で調達
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遠州鉄道 従業員に「生活支援金」支給へ 9500人に計1億円
遠州鉄道(浜松市中区)は31日、世界的な物価上昇に対応するため、従業員を対象にした初の生活支援金を9月中に支給すると発表した。国内のグループ13社の約9500人に1人最高1万5千円、計約1億円を支給する。 生活への不安を緩和し、業務に集中してもらうのが狙い。支給額はグループ各社によって異なり、勤務実態に応じて決める。食料品など現物支給を予定する会社もあるという。 遠鉄は2022年3月期連結決算で2年連続の減収になるなど業績は苦戦している。今期も半導体不足に伴う自動車販売の納車遅れや、遠鉄ストアの電気料金の負担増など厳しい状況が続く。市内で記者会見した丸山晃司社長は「従業員の生活の助けにな
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経済波及227億円 浜松いわた信金 伴走型支援の効果算出
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)と、しんきん経済研究所(同区)は31日、同信金が2021年度から始めた中小企業などへの伴走型支援による経済波及効果を発表した。新型コロナに関連した融資取引先全体の経済波及効果300億3900万円のうち、専門職員が個別に担当する伴走型支援が227億9400万円と76%を占めた。 伴走型支援先1602件を含むコロナ融資先6741件にアンケートを行って調べた。21年度と比較して22年度の売上高が増加した融資先は、伴走型支援を除いた一般が23・2%だったのに対し、伴走型は36・9%だった。売り上げ規模別では、5億円未満の支援先で増加した割合が高かった。 伴走型支援
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スズキ世界生産10.6%増 7月四輪、インドで単月最高
スズキが30日発表した7月の四輪車実績は主力のインド生産が単月として過去最高となった。海外と国内を合わせた世界生産は前年同月比10・6%増の29万2039台で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。世界販売は1・0%増の24万8157台だった。 インドの生産は半導体使用の少ない輸出向け車種を優先し、8・2%増の18万4783台と2カ月ぶりに前年同月を上回った。国内は前年の工場操業停止の反動増があり、19・8%増の7万9141台と大幅に伸びた。 一方、海外販売は供給不足の影響で欧州などが減り、20万607台と0・9%減少した。国内販売は前年の供給不足の反動増で10・0%増の4万7550台。スペー
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こんなチャーハン 原田さん考案「三方原じゃがいも」最優秀賞
サーラE&L浜松(浜松市東区)はこのほど、「あったらいいな☆こんなチャーハンコンテスト」の表彰式を浜松市東区のサーラプラザ浜松で開いた。原田知香さん(54)=中区=が考案した「三方原じゃがいもチャーハン」を最優秀賞として表彰した。 料理教室を運営する同社の「くらしときめきアカデミー」が一般から募ったアイデアを商品化しようと初めて企画し、80件の応募があった。同社の諏訪博社長らが審査を行い、最優秀賞のほか、優秀賞として笠井小2年篤玲士君=東区=の「ぎょうざのふりしてチャーハン」と寺田忠男さん(54)=南区=の「三段味変化チャーハン」を選出した。 「三方原じゃがいもチャーハン」は蒸したり、マ
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音、声頼りにシュート! ブラインドサッカー、浜松・中区で体験会
NPO法人日本ブラインドサッカー協会と浜松市は27日、ブラインドサッカーの体験会を中区の静岡文化芸術大で開いた。市内の小学4~6年生約50人が視覚障害者と健常者が一緒にプレーする競技を体験した。 参加者はアイマスクを着けて音の鳴るボールを蹴る人と、声で指示を出す役割に分かれてドリブルやシュートに挑戦した。指示が分からず戸惑ったり、ボールを見失ったりしながらも、ゴールを決めると喜んだ。 ブラインドサッカーチーム「乃木坂ナイツ」(東京)の代表を務める同大非常勤講師の葭原滋男さんが指導に当たった。葭原さんは「目が見える人と見えない人が協力することが競技の魅力。声を掛ける時はアイマスクをした相手
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地域課題、アプリで解決 浜松でハッカソン 学生や社会人開発へ
静岡県は27日、オープンデータを活用して地域課題の解決を目指す「ハッカソン」を浜松市中区のクリエート浜松で始めた。県内の学生や社会人ら18人が4チームに分かれ、28日までアプリやサービスの開発に取り組む。 ハッカソンは、プログラマーやデザイナーが短期間に集中してアプリなどの開発に取り組む作業。初日はチーム分けを行い、これまでに県や静岡大情報学部が行った「アイデアソン」で出た19案の中から、取り組むテーマを決めて意見を出し合った。特別休暇取得率や空き家率などのオープンデータを活用し、企業の農業休暇導入や、空き家利活用などにつながるサービスの開発を目指す。 各チームは開発を進めて28日にプレ
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スズキが新型軽商用車 仕切り自由、ワークスペースや車中泊利用に対応 「スペーシア ベース」発売
スズキは26日、新型軽商用車「スペーシア ベース」を発売した。広い荷室を自由に仕切る「マルチボード」を初採用し、ワークスペースや車中泊利用に対応した。自営業や会社員による仕事に加え、アウトドアといった遊びへの多目的利用を車に求める需要に着目した。 2017年発売の2代目「スペーシアカスタム」を基に、主に1~2人利用を想定して開発した。前席は厚みのあるシートを装備するなど快適性を充実し、折りたためる座席のある後部は商用車として広い空間を確保した。幅約1メートル10センチ、奥行き約70センチのマルチボードは3段階の高さの異なる机や棚、荷室を前後に区切る仕切りとして設置できるようにした。 フル
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ジオラマの腕競う 浜松市中区でグランプリ開幕
全国のジオラマ(情景模型)愛好家の作品を集めたコンテスト「第11回浜松ジオラマグランプリ」(NPO法人はままつ未来会議主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、浜松市中区のザザシティ浜松西館2階で始まった。1次審査を通過した57作品を展示し、一般来場者らの投票でグランプリを決める。 人と機械が共存する世界や、造船所の風景、浜名湖に沈められたとされる幻の戦車など、個性豊かな世界観を緻密に表現した作品が並ぶ。映画「シン・ゴジラ」で、ゴジラが暴れ回るシーンを再現した作品を応募した北海道札幌市の中山均さん(64)は「劇中のシーンと比べて見てもらいたい」と話した。 一般来場者の投票は28日正午まで
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「個人の尊厳配慮を」 カウンセリング事業の西岡氏講演 21世紀倶楽部例会・浜松
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部は25日、8月例会セミナーを浜松市中区のプレスタワーで開いた。同市出身で、オンラインカウンセリングを手掛ける「cotree(コトリー)」(東京都)の西岡恵子社長(31)が講演し、企業の成長に向けて「若者の仕事への価値観の変化も踏まえ、人を大事にする会社こそが競争力を持てる」と呼び掛けた。 西岡社長は、若者は自分らしい生活を送ることなど精神的な豊かさを重要視している一方、企業側は上司世代との価値観の差を若者の個人の問題や、世代間ギャップとして片付けていることが多いと厳しく指摘した。 今後の企業の成長には人的資本の充実が不可欠で、個人の尊厳に配慮した戦略を組
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無人店舗「Maxマート」 マックスバリュ東海、浜松の企業に開設
マックスバリュ東海は22日、無人店舗「Max(マックス)マート」を浜松市東区のシステムLSI開発「三栄ハイテックス」の社内に開設した。企業への出店は2カ所目。 売り場面積約10平方メートルで、一般客は利用できない。オフィス向けにパンや飲料、菓子など約250品を扱う。キャッシュレス決済のみに対応する。 MV東海は新たな店舗形態の開発に注力中で、3月に1号店「静岡朝日テレビ店」を静岡市葵区に開設した。需要に応じて静岡市と浜松市を中心に多店舗展開を図るという。
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静岡人インタビュー「この人」 ロボットプログラミング技術を競う全国大会の実行委員会会長 塩見彰睦さん(浜松市東区)
28日に浜松アリーナ(浜松市東区)で開かれる「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)ジャパン決勝大会in浜松」の実行委会長を務める。大会は地区予選を勝ち抜いた小中高生がロボットプログラミング技術などを競う。静岡大情報学部教授。57歳。山口県出身。 ―大会の見どころは。 「大会では2競技を行う。競技場で行う『ロボミッション』は、各チームが自律型ロボットでブロックを指定した場所に運び、正確性を競う。ロボットは参加者がプログラムを組んで制御する。当日に発表される課題もあり創意工夫が欠かせない。また、ロボットの企画や開発をプレゼンする部門もある。各チームの熱い戦いを見てほしい」 ―浜松が
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視覚障害者自立 街中で訓練 浜松のNPOが施設開設準備
浜松市東区のNPO法人六星は、視覚障害者が日常生活を送るために必要な知識や技術を身に付ける施設を中区の中心街に開設する準備を進めている。施設責任者の宮本賢介さん(36)は「アクセスの良い場所に常設することで、障害者の社会参加の幅を広げたい」と意気込む。 新施設は「ウイズかじまち」で、10月の開設を目指す。遠州鉄道新浜松駅から北へ約200メートル、鍛冶町交差点に近いマルHビル4階に入る。職員や外部講師が歩行訓練をはじめ、点字、パソコン、スマートフォンなどの生活訓練を行う予定。 六星が同区で運営する視覚障害者支援施設「ウイズ蜆塚」の古橋友則施設長(45)は「新しい機能が続々と生まれるスマホな
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きさらぎ駅 姿消えたはすみさん モデルとされる遠鉄「さぎの宮駅」(浜松市東区)【静岡県西部 聖地巡礼!!】
「某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです」。2004年1月8日午後11時20分ごろ、遠州鉄道に実在する「新浜松駅」から電車に乗ったという「はすみ」さんが、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込んだ。電車は20分ほど止まらずに走り続け、遠鉄には存在しないトンネルを抜けて「きさらぎ駅」に到着したという。 遠鉄は浜松市中心街の新浜松駅(中区)から西鹿島駅(天竜区)までの約18キロを結ぶ。もちろん、沿線18駅の中にきさらぎ駅は存在しない。はすみさんは「降りるべきでしょうか。聞いたことも見たこともない駅なのですが」と投稿した後に降車。周辺には「草原と山が見えるだけ」という。 「
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夏季一時金 初の80万円超、4年ぶり前年上回る 静岡県西部民間企業
静岡県西部県民生活センターが9日発表した管内民間労働組合の夏のボーナス(夏季一時金)は、加重平均で前年比9・11%増の80万101円(月数2・62カ月)で、前年を4年ぶりに上回った。 80万円を超えたのは初めて。同センターは「平均賃金が上がり、コロナ前の水準に戻りつつある」と指摘する一方、物価高や円安などが及ぼす影響は不透明で先行きを注視する。 産業別の平均妥結額は製造業が83万5109円(2・71カ月)、運輸・郵便業は63万8229円(2・07カ月)。規模別では、従業員300人以上が81万3759円(2・64カ月)、299人以下が52万8372円(2・03カ月)だった。 県西部の労働
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四半期決算(4~6月期)ミダックホールディングス 建設業から受託量増
①売上高(前年同期比)②経常利益(同)③純利益(同) ◆連結 ①19億8400万円(26・9%増)②7億4300万円(15・3%増)③4億2900万円(21・3%増) ※3年連続の増収増益で、いずれも過去最高を更新した。建設業からの廃棄物受託量が増加した。2月に稼働した管理型最終処分場や、昨年10月に子会社化した柳産業の業績が寄与した。
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排出時ばいじんにCO2を固定 焼却施設 ミダック、早大と研究
ミダックホールディングス子会社のミダックは9日、早稲田大地盤工学研究室(小峯秀雄教授)との共同研究で、廃棄物の焼却施設から排出されるばいじん1グラム当たりに最大で0・14グラムの二酸化炭素(CO2)を固定できることを確認したと発表した。焼却施設から出るCO2を最終処分場に貯留する技術の開発を目指す。 両者は2017年から共同研究を始め、ばいじんへのCO2固定化メカニズムの解明や、最終処分場の固定能力などを調べてきた。同社最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」(浜松市北区)のケースで試算すると、同処分場と同面積の森林が約980年かけて吸収する14万3千トンのCO2を貯留できるという。 現在
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新副会頭に石川氏、平井氏 浜松商議所 斉藤会頭は続投
10月末で任期満了となる浜松商工会議所の正副会頭人事が8日、内定した。昨年12月に会頭に就いた斉藤薫遠州鉄道会長(69)は続投し、新たな副会頭に石川雅洋ソミック石川会長(60)と平井正大浜松いわた信用金庫専務理事(63)が就く。任期3年。11月1日の臨時議員総会を経て正式決定する。 斉藤会頭は記者会見で、新副会頭の2人について「(副会頭6人の)業界バランスを考え、製造業と金融業から選んだ」と説明した。次期3年を「(円安や物価高で)過去に経験がないほど先行きが不透明な状況」と見据え、「中小企業の支援や地域振興に力を入れる」と強調した。 現副会頭の山畑聡ヤマハ常務執行役(61)、石黒衆イシグ
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記者コラム「清流」 自分の姓の由来は…
出走した7人全員が「鈴木」選手という珍しい企画が、浜松オートレース場で開かれた。会場の実況者は順位が入れ替わるたびに選手をフルネームで呼び上げ、ユーモラスに盛り上げた。 浜松市は鈴木姓が多いことで知られる。取材先の担当者に電話で問い合わせた際に「どの鈴木ですか?」と聞き返されることもしばしばある。 一方、「白本」という自分の姓と同じ人は家族や親戚以外、直接会った経験がない。少し気になって、二つの姓のルーツを調べてみた。 鈴木は和歌山県にたどり着き、白本の由来は熊本県にあるらしいと分かった。まさかオートレースの取材がこんな発見につながるとは思わなかった。折をみて現地を訪ねてみたい。 (浜松総局
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展示拡充、浜松ジオラマファクトリー 改装オープン ザザ西館1階へ
浜松市中区のザザシティ浜松西館の「浜松ジオラマファクトリー」は4日、リニューアルオープンした。手狭だった2階から1階に移転し、展示スペースと展示作品を拡充した。 衣料品店が入っていたテナントを改装し、延べ床面積約115平方メートルと従来の約1・5倍を確保した。展示数は20点ほど増やし、同区の情景作家山田卓司さん(62)の作品約60点や、浜松ジオラマグランプリなどコンテストの上位作品を展示する。山田さんはリニューアルに合わせ、自らのジオラマ制作の風景を6分の1スケールで表現した「家族」や、かつて市内に存在した手動式の踏み切りをモデルにした作品などを出展した。 施設はNPO法人はままつ未来会
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SDGs啓発へ連携 遠州信金と保険3社
遠州信用金庫は2日、保険会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を締結した。 あいおいニッセイ同和損害保険、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険とそれぞれ結んだ。SDGsの情報発信や普及啓発をはじめ、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの取り組みや健康経営の推進などで連携する。 調印式を浜松市中区の同信金本店で開き、あいおいニッセイ同和損害保険の戸田成俊専務ら3社の関係者と、同信金の守田泰男理事長らが出席した。守田理事長は「協定を地域貢献につなげたい」と述べた。 (浜松総局・白本俊樹)
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9月ガス値上げ サーラエナジー、13カ月連続
サーラエナジー(愛知県豊橋市)は1日までに、9月検針分の都市ガス料金を値上げすると発表した。値上げ幅は1立方メートル当たり4・37円。標準家庭では8月検針分に比べ127円上がり7898円になる。原料費の高騰に伴い13カ月連続の値上げとなる。
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ハローワーク浜松管内 6月有効求人1.11倍
ハローワーク浜松が29日発表した管内(浜松、湖西市)の6月の有効求人倍率(実数値)は1・11倍で、前年同月を0・12ポイント上回った。1倍を超えるのは12カ月連続。 多くの産業で雇用状況は改善傾向が見られるが、新型コロナウイルス感染の急激な拡大などが及ぼす影響が不透明でハローワークは不安要素を注視する。 6月の有効求人数は前年同月比6・7%増の1万4102人で14カ月連続で前年同月を上回った。有効求職者数は4・9%減の1万2741人で、13カ月連続で前年同月を下回った。 産業別の新規求人数は、製造業が11・6%増の888人、卸・小売業は22・3%増の467人。一方、医療・福祉業は119
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児童ら招き舞台劇 劇団たんぽぽ出演 浜松・産業展示館
浜松市東区の市総合産業展示館は30日、「劇団たんぽぽ 2022 さんてん公演」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同館で開いた。舞台劇の鑑賞体験を通じて、将来の地域産業を担う子どもたちの成長につなげようと初めて実施した。地元の児童と保護者らが参加した。 全国で公演活動を行う劇団たんぽぽ(同区)が、将来の夢を持てずに悩む主人公の少年が「おはなしレストラン」を訪ねる物語を上演した。レストランは客に合った物語を用意する店で、少年には「ブレーメンの音楽隊」の犬役が与えられた。観客は、仲間とともにブレーメンを目指す旅を通じて成長する少年の様子に見入った。 31日も公演し、両日で計約900人が鑑賞する予定
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ピオーネ出来確認 JAとぴあ浜松品評会、金賞に荒河さん
JAとぴあ浜松ぶどう研究会は29日、浜松市北区都田町の特産品「ピオーネ」の品評会を同町で開いた。生産者9人が4房ずつ出品し、荒河千代子さんが金賞に選ばれた。 県西部農林事務所やJA職員など5人が審査員を務め、色付きや粒の形といった外観のほか、食味して甘みや食感を確認した。 出品されたピオーネは30日から同市浜北区のプレ葉ウォーク浜北で展示販売する。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 伊藤克巳△銅賞 松本均、松本努
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命名権、ローランドDGに 静岡大情報学部のラウンジ 浜松
静岡大は29日、ローランドDGがネーミングライツ(施設命名権)を取得した浜松市中区の浜松キャンパスの施設で、開設記念式典を開いた。情報学部2号館1階のリフレッシュスペースの名称を「Roland DG Lounge(ローランドディージーラウンジ)」とした。 同社は情報学部の学生らを対象に会社の知名度を上げようと応募した。学生が講義の合間などに使う約60平方メートルのスペースに企業紹介ボードを設け、同社の業務用プリンターで装飾したテーブルを備えた。期間は2025年6月までの3年間。 2号館前で開いた式典で同大の日詰一幸学長、同社の田部耕平社長らがテープカットを行った。田部社長は「ネーミングラ
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小中生向け綱引き教室「全身使って」 浜松・水窪のクラブが指導
浜松市はこのほど、子ども講座「楽しい綱引き教室」を西区の入野協働センターで開いた。天竜区から招いたみさくぼ綱引倶楽部のメンバーが講師を務め、綱引きの魅力を伝えた。 地元の小中学生15人が、倶楽部の高木嘉則代表(54)らメンバー6人から綱を握る姿勢や体の使い方を学んだ。力を入れやすいよう肘を曲げてへその近くで綱をつかみ、全身を使って綱を引き合った。入野中1年の窪田悠大さん(12)は「綱引きは奥が深いと思った。機会があれば学んだことを生かして活躍したい」と話した。 天竜区水窪町の秋の恒例イベント「峠の国盗(と)り綱引き合戦」がコロナ禍で2020年から中止になっていたことから、地域交流を進める
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中電社長 浜岡原発の追加津波対策「基準適合に向け検討」
中部電力の林欣吾社長は27日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の防潮堤(高さ22メートル)のかさ上げなど追加の津波対策について「今後、新規制基準の適合に向けて検討していきたい」との方針を示した。 浜岡原発の新規制基準適合性確認審査を巡っては15日の会合で、プレート間(南海トラフ)地震単独の最大津波高が防潮堤を上回る22・7メートルとなる中電の評価を、原子力規制委員会が了承した。 林社長は「(津波対策の審査の前提となる)基準津波の策定に向けて大きな前進になった」と語り、「最終的には設備対策も含め、新規制基準適合に向けた対策を考えていかなければいけないと思っている」
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アニメ音楽など親子で楽しむ アクトシティ浜松でコンサート
第16回浜松いわた信用金庫「夢に追いかぜコンサートin浜松」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。浜松交響楽団が親子で楽しめる楽曲を奏でた。 スッペの「軽騎兵」序曲で幕を開けると、団員約90人は、アニメ映画「となりのトトロ」で使用された曲を次々と披露した。演奏の合間に木管や金管、弦楽器の紹介を挟み、初めてオーケストラを鑑賞する来場者が楽しめる構成で展開した。第10回から浜松国際ピアノコンクール審査委員長を務めるピアニストの小川典子さんも共演し、グリーグのピアノ協奏曲を演奏して観衆を魅了した。
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半導体材料の測定装置開発 パルステック工業 小型・軽量の卓上型
パルステック工業はX線単結晶方位測定装置(s―Laue)を開発し、7月から販売を始めた。半導体に使用される材料を測る装置で、小型軽量の卓上型に仕上げた。 装置は幅約22センチ、奥行き約36センチ、高さ約48センチ、重さ約24キロ。シリコンウエハーや窒化ガリウムなどを使用する上で把握することが必要な結晶の並び方を、低出力エックス線で測って画像化する。垂直下向きにエックス線を照射する構造を採用することで、材料の取り付けを容易にした。 金属のひずみをエックス線で調べる残留応力装置のポータルブル型の開発で培った技術を応用した。 価格は税込み1千万円前後。大学や企業の研究者向けに初年度5台、次年
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ショウガたっぷり 新作冷凍ギョーザ 浜松・杏林堂薬局が発売
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、オリジナル冷凍ギョーザの新作「本当においしい生姜餃子」を数量限定で発売した。 シリーズ9種類目。ニンニクを使わず、ユズ皮のほか、シリーズ最多量のショウガを配合した。ピリッとした味わいとユズの風味を楽しめるギョーザに仕上げた。 20個入り、価格は税込み880円。計2万4千袋を県内76店とネットスーパーなどで販売する。
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遠鉄百貨店で8月 手づくり作品販売会 浜松
ハンドメード作品のイベントを手掛ける浜松市西区の「まめなり企画」は8月10日から、市内や近郊の作家による作品を集めた販売会「まめなり百貨店」を中区の遠鉄百貨店で開く。23日まで、常時約千点の多彩なアクセサリーを販売する。 本館2階の会場に、子育て世代の女性作家を中心とした21人がピアスやイヤリング、ブレスレットなどのアクセサリーや布製の小物、陶器を出品する。価格は3千円台が中心。 昨年夏、作家の自信につながる販売会を展開しようと遠鉄百貨店で実施したところ反響があり、ことしも企画した。まめなり企画の鈴木雅美代表は「すてきな作品を見つけ、ハッピーな時間を楽しんでほしい」と話す。
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ECショップ、運営に対応 スクロール子会社が新サービス
スクロールの物流子会社スクロール360は、EC(電子商取引)ショップの運営代行サービス「ECACT(イーシーアクト)」の提供を始めた。ECショップの開設から、運営戦略の立案、実績管理まで全面的に支援する。 販売計画の策定やサイト運営、商品登録のほか、競合調査などに対応する。各業務はEC事業で実績のある別の子会社が担当することでグループのノウハウを活用する。 費用の一例は、目標月商500万円規模で月額30万円。新規出店は契約から約2カ月、既存ショップは約1カ月で対応する。 同社は在庫や物流管理などのバックヤード業務の代行サービスを提供してきた。ECショップの運営にジャンルを広げ、成長事業
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風呂沸かし、野外でも キャンプや災害時に ナイトー工業が開発
金属製手すり製造のナイトー工業(浜松市中区)は、キャンプや災害時に野外で風呂を沸かすことができる熱交換器「てんぐの小風呂」を開発した。 熱交換器はコイル状の銅管で、直径と高さはいずれも11センチ。鍋で湯煎する要領で加熱し、温めたい風呂の水が熱交換器内を通るように循環させて使う。野外で風呂を沸かすには半日ほど時間を要する電熱器などが必要だが、熱交換器3個を使うと、冬場に12度の水60リットルを約90分で40度に温められるという。 クラウドファンディングサイト「マクアケ」で9月8日まで予約販売中。価格は税・送料込みで熱交換器3個とホースをつなぐソケットのセットが2万2千円など。使用には鍋やこ
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顧客目線でDXを推進、グループ結束変化に対応 丸山晃司/遠州鉄道社長【聞きたい】
遠州鉄道の社長に6月29日付で就任した。デジタル化や物価高など変化が激しい社会環境の中、電車やバス、百貨店、スーパー、観光開発、自動車販売などグループ14社をけん引。地域に必要とされる企業集団を目指す。 ―グループ運営の課題をどう考えるか。 「顧客目線に立ってデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める必要がある。社内的には定型業務の効率化やペーパーレス化を進めてきた。今後はEC(電子商取引)サイトの進化や、SNSを利用したマンション管理システム提案などの対応が欠かせない。新型コロナ禍では、社員の成長や勉強の機会をつくる人材交流に課題があった。グループ全員がオンラインなどで学べる機会
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防災グッズ、使い方は… 浜松・富塚西小PTAが体験型教室
浜松市中区の富塚西小PTAは9日、夏の恒例イベント「わくわくサマーホリデー」を同校で開いた。例年は夏祭りにちなんだイベントを開催してきたが、ことしは防災をテーマに体験型の教室を展開した。 同校の在校生や保護者ら約500人が来場した。子どもたちは段ボール製のベッドなどを並べた避難所や、煙が充満する屋内を再現したテントを体験した。防災グッズの使い方を学んだほか、調理不要のアルファ米と自衛隊によるカレーの炊き出しを試食した。 西村寿洋PTA会長は「災害に対して何が必要か、子どもたちが自ら考え、行動できる体験につなげようと企画した」と話した。 市危機管理課や市消防局のほか、自衛隊やホームセンタ
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浜名湖上 光とダンスで演出 10~11月、舘山寺で上演
浜名湖のブランディング事業を手掛けるハマナコ・ディスティネーション(浜松市西区)と、舘山寺温泉観光協会などでつくる推進委員会は8日、浜名湖上で行う舞台芸術「グランドスケープ浜名湖@舘山寺」(静岡新聞社・静岡放送共催)を10月29日から11月3日まで、同市西区の浜名湖舘山寺ベイガーデン横特設会場で上演すると発表した。湖面に浮かべた台船で、自然環境を生かした迫力の舞台を演出する。 地元の神事をモチーフに、自然の脅威や恵みをLED照明や炎、プロジェクションマッピングなど、臨場感のある音響で伝える。県内出身者を中心とした17人がバレエやヒップホップなどを取り入れたダンスを披露する。 浜松市役所で
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出走全員「鈴木さん」 浜松オートで企画レース、圭一郎選手が勝利
出走7人全員が鈴木選手―。浜松オートレース場で8日、鈴木姓を集めたレース「鈴木選抜」が行われ、SG11冠の鈴木圭一郎(27)=浜松=が地力を発揮し、“ナンバーワンの鈴木”に輝いた。 浜松市に鈴木姓の市民が多いことに因んだ企画。鈴木姓を持つ全国のオートレース選手13人のうち、8人が浜松に所属する。このうち、圭一郎や公営競技最年長勝利記録を持つ章夫(75)ら浜松の4選手と、伊勢崎所属の3選手が争った。 レースはハンディ30でスタートした1番人気の圭一郎が、中盤で先頭に立つ展開で圧勝した。実況は「鈴木セブンによる競演は残り1周」などと盛り上げ、ゴール時は「圭一郎がトップ
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浜ホト社長「海外でも研究開発」 子会社、デンマーク企業買収
浜松ホトニクスの晝馬明社長は7日、子会社がデンマークのレーザー装置部品製造「NKTフォトニクスA/S」の買収を決めたことについて「浜松ホトニクスを真のグローバル企業にするプロジェクトの一環。海外でも研究開発を進めたい」と強調した。 8月稼働予定の同社常光製作所第5棟(浜松市東区)の竣工(しゅんこう)式で言及した。晝馬社長は海外進出を進めることが海外からの需要増に寄与するとの認識を明示。「センサーや光源などコアになる製品は浜松で作り続ける。今後の海外発展とともに浜松周辺の事業の伸長に全力を尽くす」と述べた。 NKT―はレーザー光を増幅する独自技術を持つ企業で、浜ホトのベルギー子会社が来年3
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鳥獣対策LED 自動発光、据え置き型開発 パイフォトニクス
浜松市東区の光学機器メーカー「パイフォトニクス」は、携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」の据え置き型を開発し、7日までに自治体や企業の実験向けとして貸し出しを始めた。騒音や農作物被害をもたらす鳥獣が近づくと、センサーが感知して自動で発光するよう改良した。 高速で点滅する光で鳥獣を追い払う。人が操作する携帯型は、光の刺激でイノシシなどが予測できない行動をとって利用者に危害が及ぶ可能性があり、据え置き型の要望が寄せられていた。 据え置き型は中部電力パワーグリッドのIoTサービスと連携し、鳥獣が出没した時のメール連絡や映像記録を可能にした。照明は約5メートル先に幅約2メートル
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浜松まちなかにぎわい協 新会長に丸山氏(遠鉄社長)選任
浜松市の官民でつくる「浜松まちなかにぎわい協議会」は7日、本年度の総会・理事会を浜松市中区のプレスタワーで開き、新会長に丸山晃司遠州鉄道社長(55)を選任した。 丸山新会長の任期は2年。2016年から会長を務めた同社会長で浜松商工会議所会頭の斉藤薫氏(69)は副会長に退いた。丸山新会長は就任のあいさつで「新型コロナの影響がある中、協議会の事業をいかに実行していくかが街中のにぎわいをつくるカギを握る。全力で職責を全うしたい」と抱負を述べた。 新事業の「まちなかチャレンジ応援制度」などを盛り込んだ本年度の事業計画を承認した。同制度では、多目的施設エニィや地域発信拠点「はままちプラス」を初めて
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ソフトボール 五輪代表が指導 浜松で小学生向け講習
東京五輪ソフトボール日本代表として金メダル獲得に貢献した渥美万奈さんと峰幸代さんが3日、小学生を対象にした講習会を浜松市東区の丸塚中で行った。渥美さんが小学生時代に在籍した丸塚町子ども会ソフトボールと、大蒲・植松こども会ソフトボールの児童約30人が上達のこつを学んだ。 峰さんは走りながら体の向きを変えるウオーミングアップを紹介。「ソフトボールは一つのプレーの中で止まったりしゃがんだり、いろんな動きがあるので体をうまく使うことを心掛けて」と呼び掛けた。渥美さんは走塁の基礎を解説した。「けがをしないようベースは真ん中を踏むように」と声を掛け、子どもたちの走り方を一人ずつ確認した。 ボールやバ
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静岡文化芸術大の同好会 ペルシャ発祥の弦楽器解説
静岡文化芸術大の観光同好会「COOK+S(クックス)」は3日、浜松市中区の市楽器博物館でギャラリートークを行った。 同会の3年生のメンバー8人が、古代ペルシャ発祥の弦楽器「バルバット」を起源に持つピパ(中国)、ウード(アラブ世界)、リュート(欧州)と、その国や地域の文化を来館者に解説した。アラブ世界では、ウードが「楽器の王」と呼ばれることを紹介。幾何学的な模様が繰り返し描かれる「アラベスク文様」がウードや現地の建築物にあしらわれていることなどを軽快なトークで説明した。メンバーの1人は「音楽と国の文化は密接に関係している。興味を持った楽器と、その国の文化をぜひ調べてみてほしい」と呼び掛けた。
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芸妓テーマに勉強会 浜松のシニア劇団、11月に上演
浜松市を拠点に活動する「シニア劇団浪漫座」(阿部美幸座長)はこのほど、地元の芸妓(げいぎ)組合に所属していた河方博子さんを招いた勉強会を同市中区の亀山公会堂で開いた。11月に市内で予定する「浜松芸者物語」の上演に向け、芸妓への理解を深めた。 河方さんは、中学卒業後から芸者として働いた。約10年前に解散するまで市中心街の浜松中央検番松濤会に所属し、現在は個人で活動する。勉強会では1955年ごろの市内では約300人の芸者が活躍していた一方で、着物代や稽古代などの出費の負担が大きく、若手が育ちにくかったことなどを振り返った。「若い頃は苦しかったが一生懸命に働き、今も悔いはない」と語った。お座敷文
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静岡人インタビュー「この人」 山下真輝さん 静岡県高校囲碁選手権大会個人の部で連覇
8月に日本棋院東京本院(東京都)で行われる全国高校選手権大会、全国高校総合文化祭囲碁部門に出場する。父は平成四天王と呼ばれる囲碁棋士の山下敬吾九段。母の聖子さんは囲碁インストラクター。浜松湖南高3年の囲碁・将棋部所属。18歳。 ―連覇を果たした時の心境は。 「安心した。決勝の相手は初めて対局する1年生だった。棋風が分からない怖さがあり、序盤に意表を突かれてリードされた。苦しい展開が続いたが、焦らずに冷静に対応することができ、中終盤で逆転することができた。二つの全国大会では、厚さに重点を置いた自分の棋風に合わせた打ち方でベスト4を目指したい」 ―囲碁を始めたのは。 「両親の影響で、3歳
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7月8日から屋内ビアガーデン オークラ浜松
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松は8日、2階のレストラン「フィガロ」で屋内ビアガーデン「グローBar(バル)ガーデン」の営業を始める。8月26日までの毎週金曜限定。 2時間制の食べ放題、飲み放題のビュッフェ形式。ホテルシェフによる20種類以上の料理と、ビールやワインのほかノンアルコールカクテルなどの飲み物を提供する。約120席で、一部にテラス席も用意する。 営業時間は午後5時半~同9時。料金は20歳以上6千円、中学生以上20歳未満5千円など。要予約。問い合わせは同ホテルの予約センター<電053(458)1233>へ。
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5年ぶり台湾親善訪問へ 遠州日華親善協会
日本と台湾の民間交流を進める遠州日華親善協会はこのほど、本年度の総会を浜松市中区で開き=写真=、約5年ぶり15回目となる台湾親善訪問事業を実施する方針を決めた。 新型コロナウイルスの感染拡大の状況を考慮しながら計画し、台湾との友好を深める。このほか、台湾出身の市内在住者らを招いた「懇談の夕べ」を来年2月ごろに開くことなどを決めた。石川恵一会長は「新型コロナの一日も早い収束を願い、台湾との交流を進めたい」と述べた。 来賓の台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長は「日本で台湾にちなんだブームが広がっていると感じる。台湾に来てくれることを楽しみにしている」とあいさつした。
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丸山氏が社長 斉藤氏は会長に 遠州鉄道株主総会
遠州鉄道は29日、株主総会と取締役会を開き、取締役に再任された斉藤薫氏(69)が会長に、丸山晃司氏(55)が社長に就任する人事を決めた。 斉藤氏は2013年に社長に就任。丸山氏は20年に常務、21年から専務を務めた。 株主総会では斉藤氏、丸山氏を含む取締役の選任など5議案を原案通り可決した。
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高速バス京都線 8月から運行 遠州鉄道、浜松駅発
遠州鉄道は8月1日、浜松駅と京都駅八条口を結ぶ新規高速バス「イーライナー浜松京都線」の運行を始める。長島温泉(三重県)や五条京阪(京都市)を経由し、幅広い客層を取り込む。 京都線は毎日1往復し、土日や夏休み期間などは浜松駅―長島温泉のみ2往復体制にする。長島温泉や京都深草の停留所を経由していた大阪線は、それぞれに停車しないダイヤに改正する。 運賃は浜松駅―長島温泉は片道大人2500円。浜松駅―京都駅八条口は利用日によって異なり、片道大人3400円から。 同日から、コロナ禍で全便運休していた浜松駅と中部国際空港を結ぶ直行便「イーウイング」のうち、浜松駅発着便について運行を再開する。
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5カ年で150億円投資 ミダックHD新中期計画
ミダックホールディングスは28日、2027年3月期まで5カ年の中期経営計画を発表した。新施設の整備など5年間で計約150億円の設備投資を予定する。 2月に浜松市北区に開業した最終処分場や、埼玉県熊谷市に用地を取得した焼却施設の整備などを進める。関東地域へ事業エリアを拡大するほか、許可取得が難しい最終処分場は東日本エリアに計画範囲を拡大して開発推進に努め、27年3月期に連結売上高100億円、経常利益50億円を目指す。 中計を「成長加速のための基盤づくり」と位置付け、10年後の32年3月期に売上高400億円、経常利益120億円を目標とする長期ビジョンも示した。
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アニメ聖地 浜松の2カ所に認定プレート ゆるキャン△とエヴァ
人気アニメゆかりの地を観光資源として活用するアニメツーリズム協会(東京都)は27日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2022年版で、「ゆるキャン△」と「エヴァンゲリオン」の各シリーズの“聖地”として2カ所を選定した浜松市にそれぞれの認定プレートと、ご朱印スタンプを贈った。 スタンプは約8センチ四方で、アニメのタイトルを大きくデザインした。認定プレートにはそれぞれのワンシーンなどを配した。2カ所で贈呈式を行い、ゆるキャン△に登場した西区の弁天島海浜公園では、同協会の鈴木則道専務理事が水谷供子西区長に認定プレートを手渡し、「協会も浜松の魅力を全世界に発信したい」と
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ヤマハ吹奏楽団 美しい音色響かせ アクトシティ浜松で定演
ヤマハ吹奏楽団は25日、第56回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。昨年、常任指揮者に就いた佐々木新平さんがタクトを振り、美しいハーモニーを響かせた。 楽団はヤマハと関連会社の従業員約70人で構成する。自作楽器を使用するメンバーも見られるなど、楽器を知り尽くした「匠(たくみ)の集団」が、「クラウン・インペリアル」「吹奏楽のための第1組曲」「波の穂」など6曲を奏でた。インターネットの無料配信も行った。 同楽団は1961年創部で、全日本吹奏楽コンクールでは金賞を34回受賞している。
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溶接の作業場覆い 有害微粒子を回収 TRINC、機器開発
静電気・異物除去機器メーカーのTRINC(浜松市西区)は7月1日、溶接作業時に発生する有害物質「溶接ヒューム」の回収機器を発売する。作業場所を覆うタイプの装置で、90%以上の捕捉率を実現した。 溶接ヒュームは金属溶接で空気中に発生する金属の微粒子で、吸い込むと体内に蓄積される。厚労省が昨年、特定化学物質に指定し、工場現場などの規制を強化した。 同社によると、一般的な装置は吸い込み口のフードを作業場に近づけて使用するが、横風に弱く回収漏れが多いという。新製品「溶接フュームコレクタ」は、高温で上昇する粒子の大半を作業場上部の静電フィルターで回収し、その後に2層のフィルターで浄化する。静電フィ
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琵琶3流派、幽玄な音色 アクトシティ浜松で演奏会
静岡県琵琶協会はこのほど、各流琵琶演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。 薩摩琵琶正派、錦心流、筑前琵琶の3流派の9人が出演し、「坂本龍馬」をはじめ歴史上の人物などをテーマにした10曲を演奏した。琵琶の音色や語りを披露し、流派による奏法の違いを見せて幽玄な音色を響かせた。 新型コロナウイルスの影響で同市での開催は3年ぶり。同市の米津浜に伝わる民話を元にした演目も発表し、聴衆を楽しませた。
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光の特徴、図解で紹介 浜松・フォトンバレーセンター
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)は、光の特徴をまとめた小学生向けのパンフレット「キラピカマップ」を製作した。夏休みの自由研究などに活用してもらおうと浜松科学館(同)などで配布を始めた。 エックス線や赤外線など目に見えない光のほか、可視光の特徴をまとめた。可視光については、光や色の三原色をはじめ、人は物が反射して目に届いた光を色として見ていることなどを図解とともに解説。夕焼けや虹といった自然現象が起きる仕組みや、見えない光が空港の手荷物検査やテレビのリモコンなどに活用されていることなども紹介した。 同センターが子ども向けのパンフレットを作製したのは初めて。
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音楽で元気届けたい 浜松の社会人吹奏楽団、26日演奏会向け練習
浜松市を拠点に活動する社会人吹奏楽団「浜松ポップス・ウィンド・オーケストラ」は26日午後1時半から、「第19回演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開く。出演者約40人が本番に向けて練習に励んでいる。 演奏会では「夏への想い、音とリズムで届けます」をテーマに「雨にぬれても」や「夏うたメドレー」のほか「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」など13曲を奏でる。 本番を1週間後に控えた19日、同市東区の積志協働センターで全体練習を行い、演奏の完成度を高めた。立石浩章団長(47)は「音楽で多くの人に元気を届けたい」と意気込んだ。 チケットは800円(当日900円)。問い合わ
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再生空き家、活用法は 浜松江之島高生が計画 住民と意見交換へ
浜松市南区の浜松江之島高芸術科美術専攻の2年生25人が21日、1級建築士の白坂隆之介さんが再生に取り組む中区鴨江の民家を見学した。産業界と連携した授業で、空き家対策を活性化につなげる計画を検討する。 民家は木造2階建てで、白坂さんが空き家を改修して長寿命化を図った上で売却する「ヤドカリプロジェクト」の現場。生徒は改装工事が進む民家を訪ねて耐震補強や外壁工事などの説明を受けた。民家の周辺を歩き、鴨江地区の街並みを見て回った。 取り組みは授業「総合的な探求の時間」などの一環。7月上旬に同地区の住民と意見交換し、民家を活用した企画をまとめる。 坂口実花さん(16)は「大人だけでなく、子どもた
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投げ技、飛び技 迫力満点 NPOが慈善プロレス 浜松市中区
浜松市のNPO法人プロレスで浜松を元気にする会(神谷淳理事長)は19日、同会結成1周年を記念したチャリティープロレス(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。 女子プロレスラーのジャガー横田さんや、元県警の関根シュレック秀樹さんら26選手がシングルマッチや、複数人のチームで戦うタッグマッチなどを展開した。迫力ある投げ技や、ドロップキックといった飛び技を次々と披露し、観客を楽しませた。 同会は浜松をプロレスで活気づけようと、プロレスマスク製造販売の「PUKUPUKU工房」(中区)を経営する神谷さんらが昨年6月に結成し、興行は3回目。収益の一部を同市に寄付する。次回は
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記者コラム「清流」 街中ビルの新企画
浜松市中心街の複合ビルで行われたランニングイベント「キング オブ シティクライム イン浜松」を取材した。1階から5階に続く立体駐車場のスロープを駆け上がるタイムレース。ゴールした参加者たちの満足げな表情が印象的だった。 約180メートルの短めのコースながら、らせん状に高さ約20メートルまで登る急勾配。参加者は息を切らし、時に転倒しながらも普段は走ることがない空間を満喫していた。 ビル駐車場を自転車で登るレースから着想を得て企画したという。商店街ではバザールも開かれていて街中は幅広い年代の人たちでにぎわった。 ウィズコロナが定着しつつある。工夫を凝らしたイベントが続き、街中がにぎわうこと
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地域に合わせ集中出店 ローカル食商品、提案力高める 作道政昭/マックスバリュ東海社長【聞きたい】
マックスバリュ東海のトップに5月24日付で就任した。原材料価格が高騰し、経営環境が厳しさを増す中、地域密着経営で選ばれる店づくりを目指す。 ―食品スーパーは競争が激化している。顧客獲得戦略は。 「エリアに合わせて小型店や大型店、移動スーパーなどを集中出店して利便性を高めることが重要だ。小型店の浜松常盤町店(浜松市中区)から数百メートル離れた場所で出店準備を進める店舗は、大通りを挟んで商圏が異なると判断した。3月に、企業内に初出店した無人店舗はオフィス内外で拡大していく。さまざまな業態で展開し、当社ならではの食を中心とした商品提案力を高める」 ―商品の魅力向上策は。 「イオングループの
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脱炭素実現へ省エネ診断 CO2排出量把握 浜松商議所会館
浜松商工会議所は7日、浜松市中区の同会議所会館を対象に、一般財団法人省エネルギーセンター(東京都)による「省エネ最適化診断」を受けた。カーボンニュートラル(CN)実現に向けた二酸化炭素(CO2)排出量の把握が目的。地元企業の参考になるよう、診断結果を公表する。同様の取り組みは県内の商議所では珍しいという。 同センターの専門員が電力使用量の大きい空調設備を中心に、館内のエネルギー使用状況を調べた。空調に使う冷温水を管理する設備では、水温やポンプの運用状況などを確認した。今後1カ月をめどに、CO2排出量や省エネに向けた改善策をまとめる。 中小企業では、必要性を認識しながらもCO2排出量を把握
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仮想空間でUD学ぶ 浜松・追分小児童が体験 アクト通りの設備再現
浜松市はこのほど、ユニバーサルデザイン(UD)を学ぶバーチャル空間を同市中区の浜松未来総合専門学校の協力を得て制作した。一般公開に先立って6日、追分小の4年生約30人を対象に学習体験会を開いた。 バーチャル空間は同専門学校のグラフィックデザイン科などの学生6人が手掛け、同市中区のアクト通り周辺をイラストで再現した。仮想オフィスを提供するoVice(オヴィス、石川県)のサービスを利用した。 児童はタブレット端末にバーチャル空間を表示し、アバター(分身)で動き回って点字ブロックや音声案内板、水飲み場などを探した。見つけると表示される解説や動画を見て、UDの役割や目的を学んだ。楢崎結心さん(9
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家康ゆかり史跡散策 歴史研究家の講義も 浜松市中区
静岡県西部を中心とした歴史愛好家らでつくる「静岡県の歴史をつなぎ楽しむ会」は28日、徳川家康をテーマにした「はじめての浜松戦国講座」を浜松市中区で開いた。市内外から参加した約35人がゆかりの史跡を巡り、家康への理解を深めた。 参加者は歴史研究家の大石泰史さんから、三方ケ原合戦前後の歴史を中心に講義を受けた。その後、浜松観光ボランティアガイドの案内で二代目将軍秀忠誕生の井戸や浜松城などを散策した。引間城跡の一画に位置する元城町東照宮では、浜松城が引間城を取り込んで拡大した経緯などの解説に耳を傾けた。 同会は4月に発足し、今回初めて講座を企画した。塩崎明子代表は「地元の偉人や祖先を知ることで
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暑さ対策で地域振興 浜松市、アツいまちサミット 麦茶レシピ紹介
浜松市など国内の歴代最高気温を記録した5都市の関係者が集う「アツいまちサミット」が28日、オンラインで開かれ、暑さ対策を通じた地域振興策を発表した。2020年8月に国内観測史上タイとなる41・1度を記録した浜松市からは、民間まちづくり会社「浜松まちなかマネジメント」(中区)が子ども向け熱中症対策などの計画をPRした。 同区の多目的施設「Any(エニィ)」に同社や市の担当者らが集まり、今夏の活動計画を紹介した。街中で夏休み期間に開くサッカー指導教室で水分補給の大切さをPRするほか、体を冷やす働きがあるとされる麦茶を使ったレシピの開発を飲食店と進めていることを解説した。市の担当者は「日本一暑い
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立体駐車場でタイムレース 急坂駆け上がる 浜松中心街で初開催
浜松市中区の中心街にある複合ビル「ビオラ田町」の立体駐車場で22日、車道のスロープを1階から5階まで駆け上がるランニングイベント「キング オブ シティクライム イン浜松」が初開催された。市内外から集まった男女約40人がタイムを競った。 スポーツイベントによる街中のにぎわい創出を図ろうと、丸八不動産(同区)が企画した。2015年1月の箱根駅伝で活躍し、“山の神”と呼ばれたプロランナー神野大地選手がアドバイザーとして参加した。 全員で試走した後、らせん状に約180メートル続く急坂に、1人ずつ挑んだ。神野選手は昨年4月に市内に活動拠点を移してから初のイベント参加。自らも
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浜松中心街「バル」楽しんで 5月23~29日、実行委がPR
浜松市中区の中心街の飲食店を巡るイベント「浜松バル 第22回ほろ酔い祭り」(実行委主催)が23~29日に開かれる。市の「はままつ安全・安心な飲食店認証制度」を取得済みの38店舗が参加し、市民に電子チケットを利用してはしご酒を楽しんでもらう。 利用者は事前に専用アプリで電子チケットを購入し、各店でQRコードを読み込んで注文と決済を行う。クレジットカード決済を希望しない人向けに、中区の多目的施設Any(エニィ)などでQRコード入りチケットを販売する。価格はいずれも税込み3千円(前売り2700円)。3店でそれぞれドリンク1杯と料理1品を注文できる。 開催に先立って実行委は19日、市役所の鈴木康
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人気「百年餃子」24時間販売 杏林堂薬局が自販機設置 浜松
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)は16日、同市内の高丘東店(中区)、引佐店(北区)、於呂店(浜北区)にオリジナル冷凍餃子(ギョーザ)を扱う自動販売機を設置した。人気の「百年餃子」を24時間購入できる。 百年餃子は別の3店舗で製造、販売し、年間3万5千パック以上が購入される人気商品。国産キャベツと地元「みっかび三元豚」を100%使ったジューシーな食感が特徴。生餃子と焼き餃子のみを販売していたが、家庭でいつでも食べられるよう冷凍商品化し、自販機を開設した。 価格は20個入り(レギュラー)、16個入り(にんにく)ともに税込み700円。3店で月間、計1800パックを販売目標にする。売れ行
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浜名湖1周「自分の足で」 80キロを10日に分け踏破目指す 浜松のノルディックウオーク愛好家
浜松市内のノルディックウオーク愛好家でつくる「佐鳴湖ノルディック・ウオーク健歩会」が今春から、浜名湖1周の踏破に挑戦している。60代から80代の会員約50人が「生涯、自分の足で歩く」を合言葉に、約80キロの距離を12月までの10日間に分けて歩く。 ノルディックウオークは手にスキーのストックのようなポールを持って歩くフィンランド発祥の運動。ポールの操作で上半身も使うため、通常のウオーキングよりエネルギー消費量が大きい一方、腰や膝への負担が軽く、長い距離の歩行が可能とされる。 健歩会は加齢による筋力低下を予防しようと毎週1回、同市の佐鳴湖周辺で活動している。景色の変化を求めて月に2回は市内外
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⚾浜松城北工 藤枝明誠を撃破 春季高校野球静岡県大会2回戦
▽2回戦(磐田第1試合) 浜松城北工 0020330―8 0000000―0(7回コールド) 藤枝明誠 ▽三塁打 鈴木柊(浜)▽二塁打 宮沢(浜)▽暴投 吉川(藤)▽捕逸 川上(藤)▽野選 山田竣(藤) ▽試合時間 1時間46分 【評】浜松城北工は9安打で8得点し、藤枝明誠を7回コールドで退けた。 浜松城北工は三回に鈴木柊の適時三塁打で先制。五、六回にはそれぞれ敵失で得た好機を生かして3点ずつ奪った。主戦鈴木七は緩急の効いた投球で5安打無失点に抑えた。 藤枝明誠は二、六回に得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。 ■敵失乗じ、7回コールド 浜松城北工が昨春県覇者の藤
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都市伝説「きさらぎ駅」切符型クッキー発売 浜松の菓子店と遠鉄ストア
浜松市東区の御菓子司「あおい」と遠鉄ストア(中区)は28日、遠州鉄道にまつわる都市伝説「きさらぎ駅」にちなんだ切符型クッキーを発売する。 遠鉄が1月に販売したきさらぎ駅行きレプリカ切符のセットが短時間で完売した反響を受け、商品開発した。長方形のクッキーの表面に「きさらぎゆき」や「さぎの宮ゆき」と印字。遠鉄電車を描いたクッキーも作った。 あおいは、きさらぎ駅のモチーフになったとされるさぎの宮駅近くに本店を構える。豊田光彦社長は「クッキーを通じ、地域の話題を全国へ発信したい」と話した。 1袋9枚入り(税込み626円)。マツモトキヨシさぎの宮駅前店とあおいで同日から、遠鉄ストア全33店で30
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浜松まつり縮小開催、遠い高揚感やきもき 若者、消費戻らず
新型コロナウイルスの感染防止対策で、規模を縮小して開かれる浜松まつり(5月3~5日)。本来はかき入れ時のはずの浜松市内の祭り用品店や酒蔵、仕出し業者は「いつまでコロナ禍が…」と恨めしそうだ。昨年は無観客だった凧(たこ)揚げ会場は3万人を上限に入場を認めたが、夜の中心街の御殿屋台引き回しは今年も中止に。「これでは若者の参加は増えない」「飲食は伸びない」など、関係者からため息が漏れる。 浜松まつり関連の売り上げがコロナ前の1割程度まで落ち込んだという祭り用品店「祭すみたや」(同市中区)の中川晋介社長は「若い客が全然戻ってこない」と嘆く。 大凧の勇壮な糸切り合戦や、参加者が掛け声
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記者コラム「清流」 内外食で“浜松餃子熱”
冷蔵や冷凍の浜松餃子(ギョーザ)が常に自宅の冷蔵庫に入っている。コロナ禍の内食需要を背景に増えた自動販売機や無人販売店で買うことができるため重宝している。 一方、浜松の中心街で浜松餃子を提供する飲食店の多さに改めて驚くことがあった。浜松まちなかにぎわい協議会が作った食べ歩きマップは実に42店を掲載。肉や野菜をたっぷり使った各店おすすめがずらりと並ぶ。にぎわい協など3団体は昨秋から連携して浜松餃子を活用した観光誘客を始め、街中では大きな餃子のモニュメントを店頭に設けた店も現れた。内外食で“浜松餃子熱”が感じられる。 浜松に単身赴任して約1年。家で楽しむことが多かった
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渥美フーズが移動スーパー 浜松市中区店舗拠点にスタート
愛知県東三河地域を中心に食品スーパーを運営する渥美フーズ(同県田原市)は21日、高齢者らへの買い物支援で地域を巡回する移動スーパーを浜松市でスタートした。中区で経営する「ビオ・あつみエピスリー浜松」を拠点にする。 同社は豊橋市などで8台の移動スーパーを運営し、今回が9台目。浜松市内は初めてで、コロナ禍で需要が高まっているとみて参入を決めた。 車両による移動販売を手掛ける「とくし丸」(徳島県)と提携し、浜松市中、南区の一部エリアでサービスを展開する。拠点店舗の生鮮食品や総菜、雑貨など約400品目を軽トラックに積み、店頭価格より10円高く売る。1日当たりの売り上げ目標は10万円。 ビオ・あ
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浜松餃子42店味比べ 食べ歩きマップ作成 中心街のおすすめ紹介
浜松市の官民でつくる浜松まちなかにぎわい協議会はこのほど、浜松餃子(ギョーザ)を中心街で提供する42店の食べ歩きマップを作成した。 JR浜松駅周辺で焼き餃子をその場で食べられ、キャッシュレス決済ができる地元資本の店をまとめた。肉や野菜などをたっぷり使った各店おすすめの餃子の写真や紹介文をA3サイズに掲載した。 JR浜松駅構内の観光インフォメーションセンターや掲載店舗、多目的施設Any(エニィ)などで配布している。同協議会の担当者は「マップを片手に、食べ歩きを楽しんでほしい」と話す。 同協議会と浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松商工会議所の3団体は昨秋から連携して浜松餃子を活用した観
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ウクライナ支援で浄財募る すいとん提供 浜松のフリースクール
浜松市南区のNPO法人フリースクール空は10日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援しようと、戦時中の米の代用食として知られる「すいとん」の炊き出しを中区の南部協働センターで行った。すいとんは無料で配布し、会場に募金箱を置いて浄財を募った。 平和の大切さを考えてもらおうと、例年は8月に行っていた炊き出しをロシアのウクライナ侵攻を受けて実施した。同スクールの生徒や保護者、スタッフ計9人が、小麦粉などを練った団子とダイコンやニンジンなどの具材を鍋で調理して来場者に振る舞った。 同スクールの西村美佳孝理事長(56)は「ウクライナの子どもたちの笑顔を守るため、少しでも支援したい」と話した。浄財は
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世界最大級SLM開発 レーザー加工、効率化期待 浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは12日、世界最大級の液晶型の空間光制御デバイス(SLM)を開発したと発表した。レーザーを反射するエリアを従来品の約4倍の面積に広げ、耐熱性を高めた。輸送用機器の部品などを造る金属3Dプリンターのレーザー装置に組み込むことで、加工の効率化や精度向上が期待される。 SLMはレーザーなどの光を液晶で調整して反射し、照射パターンを自在に変える装置。シーモスイメージセンサーの開発で培った技術を応用し、SLMの有効エリアを縦30・24ミリ、横30・72ミリまで大型化した。 大型化と併せて放熱効果を高め、金属の溶接や切断に利用される高出力の連続発振(CW)レーザーに対応した。従来品は短
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ザザ浜松、舟券売り場 開設遅れる見通し 半導体不足
浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館に、今春の開設に向けて準備が進められていた場外舟券売り場のオープンが遅れる見通しになっていることが9日までに、浜名湖競艇企業団への取材で分かった。世界的な半導体不足の影響で、舟券の売り上げなどを集計するセンターとネットワークを結ぶ機器が用意できないためという。開設時期が数カ月以上、ずれ込む可能性がある。 売り場設置者の同企業団によると、ネットワーク機器を設置するのは集計システムの管理・運営などを手掛けるボートレース振興会(東京都)。売り場と群馬県の高崎センターを結ぶために必要な機器について、メーカーからの調達見通しが立っていないという。同企業団が準
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マックスバリュ東海、連続最高益 不採算店舗が減少 2月期
マックスバリュ(MV)東海が8日発表した2022年2月期連結決算は、不採算店舗が減り、前期に計上した減損損失が縮小したため、純利益が前期比43・2%増の75億9500万円と2年連続で過去最高を更新した。コロナ禍の内食需要が落ち着き、売上高に当たる営業収益は0・3%減の3549億700万円、経常利益は4・4%減の112億2700万円だった。 既存の16店を改装したほか、スタッフの人員削減が見込めるキャッシュレスセルフレジを70店に導入するなど利益改善を図り、内食需要の落ち込み分をカバーした。 23年2月期は会計基準の変更で営業収益は3480億円と減少を見込むが、既存店の売り上げベースでは微
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浜松のスーパー「フィーネ」5月15日閉店 中心街で撤退相次ぐ コロナ禍、飲食店の注文減少影響
浜松市中区中央のスーパー「フィーネ東田町店」が5月15日で閉店することが6日、運営するシジシー・ショップ東海(愛知県)への取材で分かった。同店がある中心街では別のスーパーも4月末で閉店することが明らかになったばかり。地元住民の日常の買い物に影響が出そうだ。 フィーネは2004年3月にマンションの1階に開店した。当時からレジで、店員による商品の袋詰めサービスを提供。売り場面積は約500平方メートルで野菜や果物、肉や魚を小容量で販売するなど少人数世帯や年配客に配慮した販売を続けてきた。同店に週に3回は通うという主婦(80)は「刺し身や生鮮を気に入っていただけに残念」と困惑した表情で話した。
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浜松の製茶機械会社 音楽のまちから世界へ レコード機器に参入 臨場感ある音質表現
製茶機械製造販売の沢田工業(浜松市中区)が4月から、アナログレコードを再生する針と一体化した部品「カートリッジ」の販売に乗り出した。コロナ禍により自宅で音楽を楽しむ愛好家も多い中、50年以上オーディオを趣味としてきた沢田弘社長(70)は「音楽のまち浜松から、世界のファンに売り込みたい」と一念発起した。 受注生産を始める製品は、スマートフォンにも使われる微小なMEMS(メムス)マイクで音を拾う世界初の技術を用いた「宮司式MEMSカートリッジ」と専用アンプ(税込み計55万円)。ダイナミックで臨場感ある音質を表現できるのが特長。沢田社長は「趣味を生かしたものづくりを実現させるのが夢だった」と語る
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浜松で「ポケモンゲットだぜ!」 センター出張所、メイワンに
浜松市中区のJR浜松駅ビル「メイワン」3階に1日、ゲームやアニメで人気の「ポケットモンスター(ポケモン)」のオリジナルグッズを販売する「ポケモンセンター出張所」がオープンした。初日は、開店前のビル前で親子連れやファンら約150人が列をつくる盛況ぶりだった。 出張所は5月8日までの期間限定営業。約100平方メートルの特設会場に「ピカチュウ」や「カビゴン」といったポケモンのぬいぐるみをはじめ、トレーディングカードや文房具など900点以上の商品をそろえた。 友人2人と1カ月前から計画して訪れた御前崎市立浜岡中2年の池田雄星さん(13)は「実際に見て、触って買うことができて良かった」と笑顔で話し
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蜂蜜スイーツ新作披露 4月2~17日、食べ比べ催し 浜松
長坂養蜂場(浜松市北区)などでつくるまちづくり団体「ハチとミツのおいしい台所」は29日、中区の街中で開く回遊イベントに向け、スイーツの試食会を同区の「肴町リトル」で開いた。地元和洋菓子店や浜松調理菓子専門学校の関係者が集まり、4月2日から各店で提供する新作を披露した。 各店は「KAGIYA(カギヤ)ビル」の屋上で採蜜された「はままつ街みつ」の無償提供を同養蜂場から受けて新作を開発した。試食会にはショートケーキタルトやフィナンシェ、チーズケーキなど蜂蜜の甘さや風味を生かした9種が並んだ。プリン専門店のスノーフレークは、初めて蜂蜜を使ってプリンづくりに挑戦した。鈴木宏夢店長は「舌触りが良く、蜂
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静岡大電子工学研究所・三村所長が定年退職 ナノビジョン「世界一の研究を」
静岡大電子工学研究所(浜松市中区)所長の三村秀典教授(65)が3月末で定年退職を迎える。15年にわたって所長を務め、人材育成や研究環境の整備に尽力した。同研究所は世界で初めてブラウン管による映像受信に成功し、「テレビの父」と呼ばれた高柳健次郎氏の流れをくむ。「伝統を守り、イメージングデバイス分野では世界一の研究を続けてほしい」と後進に託す。 画像科学とナノテクノロジー(超微細技術)が融合したナノビジョンサイエンスなどの研究力強化に力を注いだ。2007年の所長就任後、頻繁に海外に出向き、優秀な留学生を積極的に受け入れた。共同研究を推進し、8Kテレビ放送につながる技術や、車の自動運転に必要なセ
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超小型衛星で地球撮影 原田精機(浜松)など開発「KITSUNE」 ISSから放出、商業利用探る
人工衛星部品などを製造する浜松市北区の中小メーカー原田精機は16日、同社初の超小型人工衛星を産学連携で開発し、3月中に国際宇宙ステーション(ISS)から地球の周回軌道に放出する計画を発表した。主流の超小型衛星の規格より一回り大きなサイズを低コストで実現。高精度の望遠鏡や高速通信機器を備え、高度約400キロから地球を観測する実証実験を行う。 衛星は縦約10センチ、横約20センチ、奥行き約30センチの直方体で重さ約8キロ。既に打ち上げてISSに輸送済み。世界各国が打ち上げている超小型衛星の倍の容量を確保し、従来より大型の撮影機器の搭載を可能にした。 2019年から電子機器開発のアドニクス(東
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光技術の新ビジネス提案 光産業創成大学院大 浜松で最終審査
光産業創成大学院大(浜松市西区)は15日、光技術を応用した新ビジネス創出に取り組む人材発掘の第3回「フォトニクスチャレンジ」の最終審査を同市中区のえんてつホールで行った。最優秀ビジネス賞(賞金100万円)に東京都のフライミー、最優秀チャレンジ賞(同)に静岡市駿河区に事業所を置くテラスレーザー(大阪市)が選ばれた。 静岡中小企業優秀賞(同30万円)は浜松市北区のアステック開発、聴衆や企業の投票で決めるオブザーバー賞(同)は東京都のミルキンが受賞した。 県内外の10社がレーザーやセンサーなどを活用した事業計画を発表した。フライミーのピーターソン・ウォーカーさんは、光を透過するショウジョウバエ
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浜松の手芸専門店「とりい」3月21日閉店 圧倒的品ぞろえで信頼、愛された130年
浜松市中心街の中区田町で1886(明治19)年に創業した老舗手芸専門店「とりい」(鈴木玄社長)が21日で閉店する。1万点に及ぶボタンなど豊富な品ぞろえで愛好家から親しまれてきたが、衣料の低価格化が進み、服を自分で繕う習慣が薄れた。経営状況が厳しくなり、130年超の歴史に幕を下ろす。 5代目の鈴木社長(50)によると、鳥居琴治氏が紳士服の仕立屋として創業し、1907年に鈴木社長の曽祖父が経営を引き継いだ。戦後は生地やボタンなどの小売りを手掛けるようになり、バブル期の1980年代後半ごろには市内に複数店を構えた。 86年に開店した今の店舗は「お客さんの困りごとに1カ所で応えられるのが強み」(
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ギョーザの街・浜松 小麦価格高騰を懸念 ウクライナ情勢注視
ロシアのウクライナ侵攻を受け、小麦粉の価格高騰を懸念する声が「ギョーザの街浜松」の飲食関連企業から上がっている。両国とも小麦の主要輸出国。日本は米国、カナダ、オーストラリアなどから輸入しているが、供給不安から世界的に価格が急騰する可能性があり、企業関係者は緊張感を持って情勢を注視する。 「値上がり幅が大きければ、再び価格への転嫁を考えなければならない」。こう話すのはギョーザ製造販売大手マルマツ(浜松市西区)の山下裕介社長。同社は冷蔵ギョーザなど、4月分から7~10%の値上げを決めたばかり。1日で最大100万個のギョーザを生産し、月に約110トンの小麦粉をギョーザの皮用に使うため、小麦の価格
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浜本さん(浜松大平台高)最優秀 高校生給食コンテスト 「大好きな中華で賞取れた」 静岡県西部農林事務所
静岡県西部農林事務所は22日、地元食材を活用した献立を高校生が考える給食コンテストの表彰式を浜松大平台高(浜松市西区)で開き、同校3年の浜本桃音さんに最優秀賞を贈った。 浜本さんは「たくさん食べチャイナ! 好吃(ハオチー)中華定食」と題し、黒酢のトマト酢豚、チンゲンサイと卵のスープなどのメニューを考案した。彩りや栄養バランスなどが高く評価された。 浜本さんは、将来的に自分の飲食店を持つことを目指して今春から群馬県内のラーメン店に勤めるという。同事務所の平松久典所長から賞状を受けた浜本さんは「大好きな中華で賞が取れて自信になった」と話した。 コンテストには浜松、湖西市内の4校91人の個人
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商店街演出、事例を発表 舘山寺温泉門前通り商店街 地蔵や花で工夫
浜松市西区の舘山寺温泉門前通り商店街の店主らでつくる振興会はこのほど、繁盛店づくり実践セミナーを同区の舘山寺町公会堂で開いた。全4回の最終回で、5店が昨年11月から実践した店の魅力づくりを発表した。 同振興会会長で、ウナギ専門店「志ぶき」の山崎暁史代表は、オリジナルキャラクター「うなぎ地蔵」の石像を店舗に新設した。「観光客が写真を撮るインスタスポットとして名物化したい」と話した。体験工房「ルーベラ」の袴田久美子代表は、浜松特産のガーベラをドライフラワーに加工した置物を試作したことを報告した。 セミナーは全国商店街支援センター(東京都)に運営を委託した。参加者は、講師とともに5店を訪ねて店
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SDGs 無理なく実践 エネジン藤田社長 中小企業向け指南書
LPガス販売のエネジン(浜松市中区)の藤田源右衛門社長(52)はこのほど、中小企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み方を解説する「中小企業でもできるSDGs経営の教科書」(あさ出版)を出版した。自社の事例を紹介しながら、無理なく実践できる手法を指南している。 藤田社長は同書で、SDGsの17目標のうち「パートナーシップで目標を達成しよう」への取り組みを中小企業に勧める。連携する企業・団体の強みを生かすことで自社の弱みを補完でき、単独で社会課題を解決するより効率的に力を発揮できると指摘する。 同社の事例として、住設機器会社などとのリノベーションの促進に取り組んだことなどを紹介して
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日本一陥落も...浜松、ギョーザ販売多様化 自販機など拡大
総務省が8日発表した2021年家計調査で、世帯当たりのギョーザ購入額首位の座を宮崎市に明け渡し、2位になった浜松市。だが、市内では冷凍品を無人販売する専門店や自動販売機が相次いで登場し、市民の消費を後押ししている。ギョーザの販売多様化は県内に広がりを見せる。 中華レストラン五味八珍(浜松市東区)は21年4月、店舗敷地に冷凍のギョーザや総菜が買える自動販売機の設置を始めた。現在は市内4店舗のほか、静岡、御殿場市などの7店舗に拡大。売り上げは「14個入り、税込み400円」のギョーザが7割以上を占める。 同区の食品スーパー、フードマーケットマム天王店には同年、24時間無人販売所「肉の宝屋餃子」
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ホテルでeスポーツいかが 浜松に3月オープン 客室など有効活用
ホテル運営のアセント(浜松市中区)は3月1日、コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツの専用施設「@G(アットジー)」をJR浜松駅南口に近いホテルアセント浜松にオープンする。 コロナ禍で客室稼働率が3割未満に低迷する中、施設を効率的に活用しようと地元で普及活動が進められているeスポーツに着目。同市中区の浜松学芸高やヤマハのeスポーツ部員らから募った意見を、パソコン機器やレイアウトなどに反映させて改装した。 4~9階の客室のうち、4階を青色発光ダイオード(LED)などで装飾した専用フロアとし、高性能パソコンを備えたシングルとツインルーム計17室を用意。さらに、1階の空きテナントにパソコン
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浜松―岡崎―東三河 家康“誘客同盟”強化 2023年大河ドラマへモニターツアー
浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市中区)が、浜松市周辺と同様に徳川家康ゆかりの地が点在する愛知県の岡崎市や東三河広域観光協議会との連携を強めている。2023年の大河ドラマ「どうする家康」に向け、県境を越えた誘客態勢を充実させようと1月下旬にはモニターツアーを実施した。 浜松市北区引佐町の龍潭寺に27日午後、名古屋圏の旅行業者やメディア、行政関係者ら計11人が訪れた。「徳川四天王」の1人、井伊直政ら井伊家の位牌(いはい)が納められた霊殿や本堂、庭園などを興味深そうに見学した。 一行は、家康が三方原合戦で武田軍に敗走した際、茶店で食べたとされる小豆餅と銭取りのエピソードの説明を受けた
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見学、採用…オンライン空間で自由に バーチャル画像の活用多様化 静岡県内で動き広がる
オンラインで施設を見学できるバーチャル画像の活用が多様化している。コロナ禍でも展示物の魅力を伝えようと博物館などが導入する一方、クラウドファンディング(CF)の返礼や採用活動に利用する企業などの動きも出始めた。 天竜浜名湖鉄道は昨年12月、天竜二俣駅(浜松市天竜区)でバーチャル画像のテスト撮影を行った。ウェブサイト制作などを手掛けるフィーリンク(同市北区)の担当者が、レンズが6個ある特殊なカメラを操作。カメラは三脚の上で水平に360度回転し、国の登録有形文化財の転車台や木造の扇形車庫などを撮影した。 バーチャル画像は画面に映し出された空間を歩いているかのように移動し、空間内に説明文や動画
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花の名所巡ろう スタンプ設置、集印帳販売も 静岡県西部
浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市中区)は2月1日から、県西部の花の名所に花の絵柄のスタンプを設置し、それ専用の「浜名湖花めぐり集印帳」を販売する。ビューローの担当者は「集印帳で記録しながら季節の花を楽しんでほしい」と話している。 スタンプの絵柄は6月ごろまでに見頃を迎えるしだれ梅やチューリップ、サクラ、ハナショウブなどがモチーフ。はままつフラワーパーク(浜松市西区)、浜名湖ガーデンパーク(同)、可睡ゆりの園(袋井市)、加茂荘花鳥園(掛川市)など18カ所に計26個のスタンプを置く。 スタンプの設置は4年目。集印帳はオレンジ、紫、赤の各色に加え、新たに緑色も用意した。計464冊をはま
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コロナ後の浜松中心街 胸躍り歩き回れる街に【風紋】
昨年のクリスマスに浜松市の中心街で久々に行われた餅まきイベント。地元の住民や親子連れが餅や菓子をつかみ取ろうと手を伸ばし、笑顔あふれるひとときを過ごした。夜に街中を歩けば、日付が変わった深夜にも多くの人が行き交い、華やかな雰囲気に包まれていた。 長引くコロナ禍で人通りの少ない街中が続いていたため、12月はわくわくした。新型コロナウイルスによる影響が小さくなれば、こんなにもにぎわいが変わるのかと驚いた。 中心街では有楽街に建つ浜松松竹ビルが改修されることが決まった。東京都内の不動産コンサルティング会社の関連会社がビルを取得し、主に飲食店が入居しやすいように早ければ今春にもリノベーションを始
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ハマナコ・ディスティネーション(浜松市)三井いくみ社長 湖上舞台で地域活性化【キーパーソン】
浜名湖地域の活性化につなげようと昨年11月に舘山寺温泉観光協会(浜松市西区)などと湖上舞台「グランドスケープ浜名湖@舘山寺2021」公演を開いた。将来的に外国人観光客を呼び込むことを見据え、定期的な開催を目指す。 ―公演で工夫した点は。 「国籍や年代を問わず楽しめるよう、せりふはなく音楽やダンスで物語を表現した。出演者17人のうち16人は県内在住か出身者で、音響や照明といった作業も地元スタッフが担った。地域から世界に発信できるよう、在日外国人も招いた。湖上舞台は水面の揺らぎといった自然を生かすことができ、雷や水の効果音なども臨場感いっぱいに表現できた」 ―手応えや課題をどう感じているか
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都市伝説「きさらぎ駅」映画化 遠鉄・さぎの宮駅モチーフ? 今夏公開予定
浜松市東区の遠州鉄道さぎの宮駅がモチーフになったとされる都市伝説「きさらぎ駅」を題材にした実写映画が今年夏、公開される。映画館を運営するイオンエンターテイメント(東京都)が20日までに明らかにした。 俳優の恒松祐里さん(23)=東京都出身=が自身初の主演を務め、架空の駅であるきさらぎ駅の謎に迫る大学生を演じる。その他の出演者や監督などの詳細な情報は今後、公開していくという。 きさらぎ駅は2004年1月8日にインターネットの掲示板に書き込まれたストーリー。新浜松駅発の電車に乗った女性が、実在しないきさらぎ駅で下車して消息を絶ったとの内容で、さまざまな臆測を読んだ。アニメや漫画などにも度々登
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アクト大規模修繕 2025年度以降に 浜松市方針
浜松市は12日の市議会市民文教委員会で、アクトシティ浜松(中区)の大規模修繕を2025年度以降に実施する方針を明らかにした。民間が管理するアクトタワーなどを除いた施設について、順次休館しながら工事を進めることを想定していると説明した。 浜松駅前に立地するアクトシティは1994年にオープンした。浜松国際ピアノコンクールで利用される大ホールをはじめ、パイプオルガンが設置された中ホール、多様な会議室を備えたコングレスセンター、展示イベントホール、市楽器博物館などで構成する。 大規模修繕は老朽化への対応で、施設の長期的な休館を伴う修繕は開館以来初めて。各ホールの天井や舞台設備のほか、電気や空調、
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浜松松竹ビル改修へ 中区有楽街、東京の企業が取得
浜松市の中心街の一角、有楽街に建つ浜松松竹ビル(中区肴町)が改修されることが5日までに、同ビルを取得した不動産コンサルティング会社への取材で分かった。早ければ今春にも着手する。 ビルは地上7階地下1階建てで、延べ床面積約6700平方メートル。映画館跡地に1987年に完成し、現在は飲食店「銀座ライオン」「鳥貴族」などが入居している。昨年12月にリオ・コンサルティング(東京都)の子会社が松竹(同)から購入した。 リオ・コンサルティングによると、同ビルの現在の入居率は面積ベースで65%。居酒屋などの新規入居を見据えてリノベーションを施すほか、空室の1階(約700平方メートル)を分割利用もできる
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医療従事者に「アリガトウ」 オークラホテル浜松 窓明かりで感謝
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松は5日夜、客室の窓明かりを使って、新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝の気持ちを伝えるメッセージを発信した。 32~44階の北面と南面の各43室の客室を利用して「アリガトウ」の文字を浮かび上がらせた。普段とは異なるホテルの様子に、通行人らは足を止めて眺めた。 宿泊客の受け入れを中止する電気設備の定期点検日にメッセージをともした。昨年1月は「アリガトウ」「ガンバロウ」の文字を明かりで描いた。
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都市伝説モチーフ 「きさらぎ」行き切符販売 遠州鉄道、8日限定
遠州鉄道(浜松市中区)は8日限定で、同社鉄道線にまつわる都市伝説「きさらぎ駅」にちなんだ切符を販売する。同日は午後3時まで、「さぎの宮駅」の駅名看板の一部を「きさらぎ」として装飾する。 架空のきさらぎ駅は2004年1月8日から9日にかけて、インターネットの掲示板に登場した。新浜松駅発の電車に乗った「はすみ」さんがきさらぎ駅で下車して消息を絶ったとのストーリーで、同駅のモチーフはさぎの宮駅とされる。 限定切符は近年もアニメなどにきさらぎ駅が度々登場し、話題になっていることから初めて企画した。新浜松駅からさぎの宮駅までの切符(当日のみ利用可)と「きさらぎゆき」と記載したレプリカ切符、台紙のセ
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移動スーパー2台目出発 遠鉄ストア、中区を巡回
遠鉄ストアは21日、高齢者らへの買い物支援で地域を巡回する「移動スーパー」の2台目の運営を浜松市中区の同ストアフードワン泉店を拠点に始めた。同区泉、和合町、富塚町などで販売する。 同社の移動スーパーは、拠点店舗で扱う生鮮食品や日用雑貨など約400品目を車に積み、店頭価格より10円高く売る仕組み。2台目は販売パートナーの山本明彦さんが希望者の自宅を週に1~2回訪問する。売り上げ目標に1日当たり10万円を掲げる。 同ストアの移動スーパーは、8月に郊外の同ストア大人見店(西区)で1台目を開始。2台目は需要調査を踏まえ、近隣に住宅地が多い泉店を拠点にした。出発式で宮田洋社長は「街中でも買い物に困
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手作り小物を笑顔で販売 双葉小6年生、百貨店で職業体験 浜松
浜松市の双葉小(中区)の6年生が9日、同区の遠鉄百貨店で販売体験を行った。笑顔で来店客を呼び込み、遠州の伝統を生かした商品を元気良く販売した。 キャリア教育の一環で、児童がデザインした注染(ちゅうせん)染めの手ぬぐいや、遠州綿紬(つむぎ)を縫製して作ったランチョンマットとコースターを売り込んだ。午前10時の開店とともに来店客を出迎え、チラシを配って販売コーナーに誘導した。電卓を片手に実際に現金をやりとりし、感謝の言葉とともに商品を手渡した。 11月に百貨店の担当者から接客マナーの講習を受けるなどの事前学習に取り組んできた。販売コーナーには、遠州綿紬や注染染めを紹介するパネルも展示して来店
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Tシャツデザイン審査、日東さん大賞 浜松・ザザシティで商品化
ザザシティ浜松中央館(浜松市中区)はこのほど、「Tシャツプリント デザイン コンペティション」の審査を行い、グランプリに笹田学園デザインテクノロジー専門学校の日東紗由美さんの作品を選出した。準グランプリ2点とともにTシャツとして商品化し、来年1月10日まで、同館で販売している。 日東さんは、未来の同館の外観イメージをシンプルな線で描いた。11月の入賞50点の展示期間中に行われた来場者による投票と、審査員票でグランプリに決まった。準グランプリには、ロゴをあしらった笹田学園の石川萌花さんと、独自の世界観で同館を表現した浜松江之島高の中井優響さんが選ばれた。 Tシャツは1枚2千円(税込み)。S
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蜂蜜酒「ミード」味わって 浜松の養蜂家と掛川の醸造所開発
浜松市天竜区の養蜂家「養紡屋」が、掛川市のクラフトビール醸造所「掛川ファームブルーイング」と蜂蜜酒(ミード)を開発した。30日、中区のビアハウス「ティルナノーグ」で開いた試飲会で披露した。 蜂蜜酒は人類最古の酒といわれる醸造酒。養紡屋の塩見亮太代表(36)が養蜂業を営むきっかけになった酒で、足掛け9年で商品化した。 ミカンの花の蜜をもとにした蜂蜜を酵母発酵し、炭酸を追加して仕上げた。200ミリリットルの瓶に詰め、乾杯酒として楽しんでもらおうと「SHUKUHAI(しゅくはい)」と名付けた。 試飲会には関係者が集まり、蜂蜜の甘さとミカンの花の風味が香るスッキリとした味わいを堪能した。塩見代
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ウエルネスワーケーション提案 新装「かんざんじ荘」で式典 浜松
浜松市西区の体験型多用途施設「カレン・ハマナコかんざんじ荘」のオープニング式典が23日、同区呉松町の現地で行われた。経営に当たる同区の不動産業リ・レーションの高橋秀幸社長や鈴木康友市長ら関係者がテープカットを行い、浜名湖観光と舘山寺温泉の発展を願った。 高橋社長は「浜名湖の豊富な観光資源を活用し、浜松で暮らしたいと思う人を増やしたい」と抱負を述べた。鈴木市長は「地域の活性化につながる施設になると期待している」と強調した。 大草山に建つかんざんじ荘は、働きながら観光も楽しむワーケーションと健康増進を組み合わせた「ウエルネスワーケーション」の実践を提案している。浜名湖が一望できる客室28室や
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クロスデバイス VR装置実用化 映像と動き、即時体験可能
VR(仮想現実)を活用した映像サービスを展開するクロスデバイス(浜松市東区)は16日までに、車のドライバーやアスリート目線の映像に加え、動きを疑似体験できる装置を実用化した。東京工業高等専門学校(東京都)が開発した技術を基に改良した。第5世代(5G)移動通信システムを使い、即時体験も可能にした。 名称は「シンクロアスリートLive」。8Kの小型360度カメラで撮影した映像と、揺れや傾きを捉えるセンサーの情報を送り、モーターを備えた椅子「エッグチェア」が動きを再現する。映像はVRゴーグルやモニターに映す。 記録した映像などの再現もでき、車の試乗体験用などでディーラーが関心を寄せているという
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遠州鉄道に「エヴァ」出現 コラボ電車 駅名「シン・ハママツ」に
浜松市中区の遠州鉄道新浜松駅に8日、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」とコラボレーションしたラッピング電車がお目見えした。16日まで停車展示し、17日から運行を開始する。 2両編成の電車を映画に登場する兵器「エヴァンゲリオン」の2号機と8号機を模したデザインにした。1両を2号機の赤色、もう1両を8号機の桃色とし、それぞれの機体に搭乗するキャラクターなども描いた。 車内には、各キャラクターが登場する映画のシーンを展示。駅名表示の一部を「シン・ハママツ」にしたほか、同駅と終点西鹿島駅(天竜区)の構内にもキャラクターなどの装飾を施した。 劇中の舞台「第3村」のモデル地の一つとなった天
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渥美雅之さんに将棋アマ九段免状 杏林堂名誉会長、史上3人目
ドラッグストアを展開する杏林堂薬局(浜松市中区)の渥美雅之名誉会長(87)が5日、長年にわたり将棋の普及に貢献したとして、史上3人目で県内初となる日本将棋連盟のアマ九段に認められた。同区で開かれた授与式で、連盟の佐藤康光会長と清水市代常務理事から祝福を受けた。 アマチュアの段位は七段までは大会成績などで認定され、八段以上は将棋界への貢献が考慮される。佐藤会長から免状を受けた渥美さんは「大変うれしい。少しでも将棋界に恩返しできるよう精進したい」と語った。 佐藤会長は「将棋界を支え続けていただき、感謝したい」と述べた。渥美さんの妻よ志子さん(83)も、夫の取り組みを支えたとして感謝状を受けた
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犬塚選手(スズキAC)ら走り方指導 浜松市中区で陸上イベント
陸上のトップアスリートから、子どもたちが走り方を学ぶイベント「ストリート陸上@まちなか」(同実行委主催)が3日、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれた。同市出身で、2018年の陸上日本選手権男子200メートルで5位入賞の犬塚渉選手(24)=スズキアスリートクラブ=らが速く走るこつを伝えた。 犬塚選手は「楽しく走ろう」と声を掛け、スキップを指導した。手本を示しながら「膝を高く上げて」「地面を強く蹴って飛ぼう」などとアドバイス。子どもたちと一緒に走りながら交流も深めた。 双葉小5年の片野壮太朗君(11)は「犬塚選手は歩幅が広く、とても速かった。同じように速く走れるようになりたい」と
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待望の復活! 浜名湖の観光遊覧船、緊急事態宣言解除で2年ぶり
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除から約1カ月が経過した。県内各地の観光地に徐々ににぎわいが戻り始めた中、昨年度から中止していた東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)を発着点とする観光遊覧船の運航が3日、2年ぶりに再開した。 遊覧船は舘山寺温泉のある浜名湖の内浦湾を航行する。東名高速道の橋をくぐるコースで所要時間は約20分。新型コロナ対策として乗船前の検温や手指消毒、乗客の連絡先の確認に加えて、定員を従来の半分の18人に抑制している。 再開初日はSAを利用する家族連れが乗り込み、浜名湖周辺の秋の景色を船上から楽しんだ。福島市の自宅に帰る途中で立ち寄り、家族3人で乗船した
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東京パラ出場の田中選手 競技用車椅子提供の浜松の会社を訪問
車いすテニスで東京パラリンピックに出場した田中愛美選手(25)=ブリヂストンスポーツアリーナ、埼玉県出身=が22日、同選手の競技用車椅子を製造した浜松市浜北区の自動車部品製造「橋本エンジニアリング」を訪問し、社員と交流した。 田中選手は、マグネシウム合金を使った同社の軽量車椅子でパラリンピックに臨んだ。女子シングルスは2回戦、女子ダブルスは準々決勝で敗退した大会を振り返り、「多くの人の応援が心強かった。次のパリ大会ではメダルを持ち帰れるよう頑張りたい」と語った。同社の車椅子を「軽くて回転しやすく疲労も少ない」と高く評価した。 橋本裕司社長(54)は田中選手の健闘をたたえ、「今後も日本の車
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地元に衝撃、落胆、惜別 舘山寺宿泊の象徴「ホテル九重」閉館発表
浜松市や浜名湖の観光をけん引し、舘山寺温泉街のシンボル的存在だった高級旅館「ホテル九重」(同市西区)の営業終了が発表された15日、地元に衝撃が広がった。コロナ禍で昨春から休業状態だっただけに、観光や飲食関係者からは「やはり閉鎖か」との落胆とともに、昭和のバブル期などにぎわった時代を懐かしみ、残念がる声も聞かれた。 温泉街メインストリートの商店主らでつくる門前通り振興会の新村浩利所長(74)は「寂しくなるなあ」と肩を落とした。1980~90年代のバブル期は、毎日のように団体客を乗せた観光バスが九重に到着し、商店街も繁盛した。2年前に代表を長男に継いだウナギ料理店「松の家」は当時、忙しさを極め
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記者コラム「清流」 苦境を訴える姿を前に
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除された初日夜、浜松市の中心市街地を歩いた。久しぶりに明かりが戻り、食欲をそそる香りに気分は上がったが人出は思うほどはなかった。 飲食店に取材に入ると店主からは国や行政に対する不満が聞かれた。ある店では「新型コロナはインフルエンザと変わらない。なぜコロナだけ特別扱いするのか」と問い掛けられた。感染力や重症化率が高いこと、医療体制崩壊の懸念があること―。理由はいくつかあるが苦境を訴える姿を前に、傾聴に徹せざるを得なかった。 緊急事態宣言中と同様のコロナ対策を継続し、会食自粛を従業員に求める企業も多い。感染予防と経済の両立が着実に進むことを願う。
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求職者「スカウト」に成果 浜松商議所、市内就職・転職支援を加速
浜松商工会議所は浜松市内への就職、転職希望者の支援事業を加速している。希望者が商議所職員と無料通信アプリLINEで相談できるサービスは、導入5年目で内定を支援した人数が500人を超えた。4月からは全国の商議所で初めて、会員企業が求職者の情報を見て連絡する「スカウティングサービス」をスタートし、その成果も見え始めている。 愛知県岡崎市出身の伊藤亘さん(36)は8月中旬、非鉄金属材料の卸売業などを手掛ける林角本店(浜松市中区)への就職が決まった。半導体部品を扱う商社での営業職や海外留学を経て、新たな土地で再挑戦しようと5月にスカウティング専用サイトに登録した。サイトを通じて会社側と直接メッセー
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地域貢献へ連携強化 杏林堂とエネジン、SDGs協定を締結
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)とLPガス販売のエネジン(同)はこのほど、「地域貢献型SDGsパートナー協定」を締結した。両社がこれまで連携してきた社会貢献などの事業を、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って強化する。 協定には「地域の健康増進と安全・安心な街づくり」「地域に役立つ企画イベントの実施」など5項目を盛り込んだ。 女性が活躍できる職場・地域の実現に向けた社員交流や、環境問題への取り組みとして、掃除用品と節水トイレを組み合わせたキャンペーンなどを検討しているという。 杏林堂薬局本社で開いた調印式で、エネジンの藤田源右衛門社長は「今までの活動をSDGsに沿って発展
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静岡人インタビュー「この人」 青田好世さん(湖西市)遠鉄百貨店の売り場店長らによる遠鉄アワードで優勝した
浜松市中区の遠鉄百貨店が初めて実施した「お客様への寄り添いポイント」を1分間の動画で宣言するアワードで優勝した。本館1階化粧品販売のポーラの店長を2019年8月から務める。34歳。 ―参加した各売り場の店長ら279人の中で優勝した感想は。 「参加することに意味があった。他の売り場の動画を見て、接客などで参考になる気付きが多く得られた。そのような中での1位はすごくうれしい」 ―宣言した内容は。 「コロナ禍のマスク環境で肌のお手入れに後ろ向きの人が多い。お客さまのネガティブな様子を察してポジティブな言葉で応える取り組み『ネガポチェンジ』を前面に出して説明した」 ―コロナ禍で接客は変化し
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神事モチーフ 11月に浜名湖上で舞台 浜松の実行委、6日間
舘山寺温泉観光協会などでつくる実行委員会は4日、浜名湖上の舞台芸術「グランドスケープ浜名湖@舘山寺2021」(静岡新聞社・静岡放送後援)を11月18日から6日間、浜松市西区の浜名湖舘山寺ベイガーデン横特設会場で上演すると発表した。湖面に張り巡らした照明などを利用し、浜松の神事や伝統文化をモチーフにした迫力の舞台を演出する。 2020年12月に実証実験を行った湖上舞台を事業化した。振り付けや作曲には浜松市出身のアーティストを起用。将来的なインバウンド需要も見据え、せりふはなく、音楽やダンスで人と自然の関わりを表現する。浜松市役所で報道向けに発表した金原貴実行委員長(舘山寺温泉観光協会長)は「
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夜間の人出5割増 浜松市中心街、緊急事態宣言解除以降
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除された1日以降、浜松市中心街(中区)の夜間の人出は、9月24~26日の同じ曜日と比べて5割程度増加した。 ソフトバンク子会社「アグープ」のスマートフォンの位置情報を利用したデータによると、浜松駅周辺の10月1日午後8~11時台の平均人口(1時間当たり)は2万7783人と前週比で56%増加した。2~3日は46~60%上昇した。全ての時間帯を含めた平均人口は、1日は7%増にとどまったが2日は37%増、3日は34%増だった。 宣言解除後の1日から営業を再開したり、営業時間を延長したりする飲食店が多く、夜間の人出の増加が目立った。
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地元企業の魅力探り発信へ 浜松・オイスカ高生、製油所など取材
浜松市西区のオイスカ高国際文化コースの3年生18人が28日、同区の村松製油所と農業法人「じゅんちゃんファーム」で取材活動を行った。来年2月をめどに地元企業の魅力をブログやチラシなどにまとめ、市内外に発信する。 生徒は4月から、一般教養科目の一環で、LPガス販売のエネジン(中区)の協力を受けて取材の方法や記事の書き方などを学んでいる。この日は村松製油所と、同ファームに分かれて業務内容や仕事のやりがいなどを聞き取った。 村松製油所を訪ねた8人は、1950年から使用されている搾油機や、工場に併設するレストランなどを見学した。「機械が壊れることはないか」「おすすめ料理は」などと従業員に尋ね、写真
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子ガメ、無事に育って フリースクール空の生徒ら放流 浜松
浜松市南区のNPO法人フリースクール空(西村美佳孝理事長)は24日、同区の遠州灘海岸でアカウミガメの放流会を開いた。環境学習の一環で、生徒らが子ガメを放流した。 同スクールに通う9~18歳の生徒7人は、遠州灘の保全活動などに取り組むNPO法人サンクチュアリエヌピーオーの佐々木善之さんから、アカウミガメの生態や卵の保護活動などの説明を受けた。砂浜では、この日に生まれたばかりの体長6センチほどの子ガメ10匹を海に向けて放した。 生徒は、プラスチックごみがウミガメの生態に悪影響を与えていることなどについても学び、子ガメの放流後には砂浜のごみ拾いに取り組んだ。
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文化財の活用策探る 浜松でオンライン・シンポジウム
浜松市は23日、文化財の保護と活用を考えるシンポジウム「文化財の保存と活用がつむぐ歴史都市・浜松の未来」をオンライン開催し、市内に点在する有形、無形文化財の活用策を探った。 市文化財保存活用地域計画が7月に国の認定を受けたことを記念した事業。同市出身の宗田好史京都府立大教授が「文化財の保存・活用で都市再生」と題して基調講演した。 宗田教授は浜松市内の文化財について人口が少ない天竜区に23%、北区に31%が集中している点を指摘し、「文化財の現状を行政と市民が考えることが大事」と強調した。 保存活動が景観の醸成やまちづくりにつながった欧州などの事例も紹介しながら、「市民社会の成熟に伴って文
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AI見守りロボ始動 異常時は連絡 ロボ・スタディと阪南大
浜松市中区の福地三則さん(69)が代表を務めるロボ・スタディ(東京都)は、高齢者を見守るコミュニケーションロボットを阪南大(大阪府)と共同開発した。コロナ禍で、離れて暮らしている家族に活用してもらおうと、話し相手になる機能に加え、異常を検知した際に家族に連絡する音声認識AI(人工知能)を搭載した。 ロボットはペンギンをモチーフにしたデザインで高さ約20センチ、幅約18センチ、重さ約500グラム。利用者の名前を覚えて呼び、会話で健康をチェックして家族に通知する機能などを持つ。室内の音に異常があった際や、手をロボットの頭に一定時間載せると連絡メールを発信する。クイズや計算問題の出題もできる。
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かんざんじ荘 新装オープン ワーケーション、健康増進 浜松
浜松市西区呉松町の体験型多用途施設「KAReN HaMaNaKo(カレン・ハマナコ)かんざんじ荘」が13日、グランドオープンした。働きながら観光を楽しむワーケーションと健康増進を組み合わせた「ウエルネスワーケーション」の実践を目指す。 経営に当たる不動産業リ・レーション(同区)などが聖隷福祉事業団(同市中区)と連携し、保健師の健康チェックや同事業団監修の健康食「スマートミール」を提供する。運動指導の一環でサイクリングやパラセーリングも体験できる。 健康経営に取り組む企業や加入者の健康づくりを推進したい健康保険組合などをターゲットに見据える。個別のプランで、価格は2泊3日で1人7万~8万円
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画像診断クリニック 浜松に10月開業 診療所の負担軽減期待
浜松市東区に10月4日、放射線診断専門医の倉沢淳医師(39)がコンピューター断層撮影装置(CT)などを専門に扱うHMT画像診断クリニックを開業する。専門知識と高度な医療機器が必要な画像診断を「かかりつけ医」と連携して進める。県内で画像診断専門のクリニックは珍しく、地域医療の高度化が期待される。 倉沢医師は8月末まで、JA静岡厚生連遠州病院(同市中区)の放射線科医長を勤めていた。同クリニックの非常勤には浜松医科大の五島聡教授が就く。 クリニックにはCT、磁気共鳴画像装置(MRI)、超音波、マンモグラフィーを備え、近隣の開業医などから紹介を受けた患者を診断する。外来患者には診断結果に応じて
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子どもの発達「遊びや運動重要」 浜松市中区で子育て教室
浜松市子育て情報センターは4日、子育て教室「幼児期に活(い)かす! 運動を育むための親子あそび」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の同センターで開いた。子育て中の市内の夫婦ら18人が子どもの遊びや運動の重要性について学んだ。 聖隷クリストファー大の伊藤信寿教授が講話し、「子どもの発達には力を使う運動や、こねたり触ったりしてさまざまな感覚が得られる遊びが大事」と説明した。思い通りに体を動かすことが、他者の気持ちを理解する力につながるという研究結果などを紹介。「特別な運動は必要ない。泥遊びや相撲など、子どもの好きな遊びをしてほしい」と呼び掛けた。 参加者は、子どもが保護者にしがみつく親子遊び
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全中入賞「うれしい」 浜松市内2生徒、オンラインで報告
関東地方で8月開かれた全国中学校体育大会の柔道男子55キロ級で3位に入った浜松市立神久呂中3年の長屋進さんと、女子陸上走り高跳びで5位入賞した同笠井中3年の加藤那奈美さんが30日、オンラインで市教委の花井和徳教育長に結果を伝えた。 長屋さんは「手を抜かず練習してきた。納得できる成績だった」と報告。加藤さんは「入賞という目標を達成でき、うれしく思う」と振り返った。2人は高校でも競技を続ける意思を示し、全国高校総合体育大会(インターハイ)などでの活躍を誓った。花井教育長は入賞をたたえ「次の大きな目標に向かって頑張ってほしい」と激励した。 同大会に市内からは19校110人が7競技に出場した。8
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全国高校総体・競泳 飛龍勢が4種目で入賞
全国高校総合体育大会(インターハイ)は17日、長野市の長野運動公園総合市民プールで競泳が開幕し、飛龍が4種目で入賞した。50メートル自由形で女子の鈴木月渚が25秒97、男子の内村駿斗が23秒25でいずれも3位に入った。男子200メートル個人メドレーの勝又悠起が4位、男子200メートル平泳ぎの釜田駿が8位だった。 ■女子50自、鈴木「銅」 自己新メダルに笑顔 大舞台で目標の25秒台に突入した。女子50メートル自由形の鈴木月渚(飛龍)が25秒97の自己新をたたき出し、1年生ながら銅メダルを獲得した。「掲示板の記録と順位を見て目を疑った」と喜びを素直に語った。 不安があった予選は4位で通過
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新型コロナ感染拡大 危機感発信、人流抑制を【風紋】
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。県西部で新規感染者が際立つ浜松市では、7月下旬の4連休明けに新規感染者が増加した。8月に入って急拡大し、17日には1日当たりとしては過去最多の118人の感染が確認された。5~6月の流行を大幅に上回るペースで広まり、最も深刻な事態を迎えている。 県内は特別措置法に基づくまん延防止等重点措置が初めて適用された。浜松市も対象市町となったが、既に緊急事態宣言や同措置が発令される首都圏では感染者が抑制されず、効果がどの程度あるかは未知数だ。鈴木康友市長は16日の臨時記者会見で「(今の)感染状況が続けば近いうちに医療提供体制が崩壊する事態を招く。今が正
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東京五輪・競歩「銀」 池田選手に浜松市特別賞「さらなる飛躍目指す」
浜松市は16日、東京五輪陸上男子20キロ競歩で銀メダルを獲得した同市東区出身の池田向希選手(23)=旭化成、浜松日体高出=に市スポーツ特別賞を授与した。市役所を訪れた池田選手は「苦しい場面で、地元からの声援が後押ししてくれたと思う。勇気や感動を与えられるよう頑張りたい」と喜びと抱負を鈴木康友市長に伝えた。 同種目で日本勢初のメダル獲得となった池田選手。「ベストコンディションで、平常心で臨めたことが結果につながった」と振り返った上で、「銀の上には金がある。さらなる飛躍を目指す」と力強く誓った。 鈴木市長は表彰状と地元産の天竜杉で作った「木(き)メダル」を贈呈し、「陸上競技でメダル獲得は快挙
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競泳男子200バタ 鈴木(磐田農)準V 東海高校総体
東海高校総体水泳の競泳は24日、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で第2日を行った。男子200メートルバタフライで鈴木智大(磐田農)が2位に、男子200メートル自由形で杉本碧波(伊東)が4位に入り、ともに全国大会標準記録を突破して全国総体出場を決めた。男子400メートル個人メドレーは勝又悠起(飛龍)が4分24秒38で制し、女子200メートル背泳ぎは伊藤亜香利(磐田農)が2分14秒70で頂点に立った。 ■理想の展開 後半加速 男子200メートルバタフライの鈴木(磐田農)は西部地区予選で出した自己記録を1秒05縮める2分1秒05で2位に入り、初の全国切符を手に入れた。「理想のレース展
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競泳 内村(飛龍)初V 男子50自由形 東海高校総体
東海高校総体水泳の競泳は23日、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で開幕し、男女各3種目のタイムレース決勝を行った。50メートル自由形は男子は内村駿斗(飛龍)が23秒48、女子は鈴木月渚(飛龍)が26秒30でともに初優勝し、全国総体出場を決めた。メドレーリレーは女子は城南静岡、男子は飛龍がそれぞれ3位入賞した。 競技は25日まで。各種目1位と全国大会標準記録を突破した選手が全国総体出場権を得る。コロナ禍のため全国総体ではリレー種目は行われない。 ■宿敵破り喜び爆発 男子50メートル自由形は内村(飛龍)が23秒48でライバルの石川大智(浜松日体)に競り勝ち、初優勝を果たした。
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ホームへの転落防止策は 遠鉄3駅で視覚障害者ら点検 浜松
浜松市視覚障害者福祉協会は18日、同市中区の遠州鉄道の3駅でバリアフリー化の状況を点検した。会員やヘルパーら15人が新浜松、八幡、遠州病院の3駅を実際に電車で移動しながら点字ブロックや手すりの設置状況などを確認した。 八幡駅では、7月下旬から2023年3月まで予定しているエレベーターや多機能トイレなどの設置工事の計画について、遠州鉄道職員から説明を受けた。遠州病院駅では、ホームへの転落防止柵や点字ブロックの設置状況、自動券売機の利用方法を調べた。 同協会の安松和男会長は、全国で毎年のように駅ホームから視覚障害者が転落する死亡事故が起きていることを挙げ「駅によって利便性は大きく違う。自ら確
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コロナワクチン、8言語で解説 留意点や予約方法を動画で紹介 浜松市と国際交流協会
浜松国際交流協会(HICE)と浜松市はこのほど、外国人市民に新型コロナウイルスワクチン接種の留意点などを紹介する動画を作成した。日本語を含め8言語の動画をHICEのフェイスブックやホームページ、市公式多言語生活情報サイト「カナル・ハママツ」に掲載している。 HICEが英語、ポルトガル語、ベトナム語、フィリピン語、スペイン語、インドネシア語、中国語の7言語のほか、「やさしい日本語」の動画を作成した。動画の長さは4~6分で接種券、予診票の説明や、集団接種会場の予約の仕方などを、それぞれの言語で説明している。 HICEの担当者は「接種券は日本語で届くため外国人が迷わないよう作成した。接種時に必
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輝くダイオウグソクムシ 板金技能フェアでグランプリ 浜松・スズヒロ製作、市長に受賞報告
制御盤のケースの製作を手掛けるスズヒロ製作(浜松市北区)はこのほど、金属加工技術で「メタルダイオウグソクムシ」を造り、優秀板金製品技能フェア(職業訓練法人アマダスクール主催)の「造形品の部」でグランプリを受賞した。作品を手掛けた内山麻由さん(42)ら同社関係者が16日、市役所で鈴木康友市長に報告した。 作品は長さ約70センチ、高さ約30センチのステンレス製で重さ約10キロ。銀色に輝く巨大なダイオウグソクムシで、同社溶接課の内山さんが約3カ月掛けて製作した。2人の子どもから提案を受けて題材にした。 内山さんは溶接に携わって約3年半という。鈴木市長は「素晴らしい作品。溶接女子として売り出して
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地域課題解決へ 浜松未来総合専門学校 10学科 横断型授業始動 学びを生かす力養う
浜松未来総合専門学校(浜松市中区)は13日、学科横断型授業「プロジェクトデザイン」を始めた。10学科約330人の学生が全15回の授業を通じて地域課題の発見から解決に取り組む。 浜松市デジタル・スマートシティ推進事業本部が協力し、初回は同本部の担当者が市の取り組みや特徴などを紹介した。 学生は身近に感じる課題として「電車が混雑して座れない」「アルバイトの時給が低い」「マスクをしていると互いの表情が分からない」「出会いが少ない」などの意見を思うままに出し合った。7月下旬から8月の夏休み中にも地域や身近な課題を考え、9月に取り組む課題を設定する。その後、グループに分かれて解決策を考える。 同校は静
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つながる農業女子、経営力向上へ 浜松・中区でセミナー
静岡県西部農林事務所は13日、女性農業者を対象にしたセミナー「つながる農業女子会」を浜松市中区の県浜松総合庁舎で開講した。県西部の20~40代の16人が「働きやすい環境をつくり、農業を次世代につなげる」をテーマに経営力向上について学ぶ。 開講式で同事務所の法邑明博農業振興部長は「農業者同士のつながりをつくりながら学んでほしい」とあいさつした。初回は社会保険労務士の鈴木泰子さんが講師を務め、参加者はライフワークプランについて考えた。「農業経営の方針や目標について夫婦で話し合っているか」「農業経営の場で日頃から責任者として行う担当があるか」などの質問に関するワークシートに取り組んだ。鈴木さんは
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「ゆるキャン△」と浜松・渚園がコラボ Tシャツやステッカーなど限定3種発売
浜松市西区の渚園は6日、園内のキャンプ場がモデル地となった人気漫画「ゆるキャン△」とのコラボグッズを発売した。Tシャツ、クリアファイル、ステッカーを園内のレストハウスで販売している。 Tシャツは、漫画の一コマを大きくデザインした。主人公の志摩リンがレストハウスを訪れる場面を採用した。クリアファイルはTシャツと同じ一コマや、志摩リンがキャンプ場の利用料の安さに驚くシーンなどが登場する漫画の1ページをプリントした。ステッカーは、志摩リンと「NAGISAEN in HAMANAKO」の文字を配した。 価格はTシャツ3300円、クリアファイルとステッカーは440円(いずれも税込み)。Tシャツは
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競泳男子100平 進士(浜松商)が初優勝【静岡県高校総体】
静岡県高校総体の競泳は20日、県富士水泳場で最終日を行い、男子平泳ぎ100メートルは進士歩夢(浜松商)が1分3秒58で初優勝を果たした。男子200メートル個人メドレーは勝又悠起(飛龍)が制し、7分40秒04の大会新記録をマークした800メートルリレーなど団体3種目と、前日の400メートル個人メドレーを合わせ5冠を達成した。男子400メートル自由形では杉山大晟(飛龍)が3分58秒15の大会タイで頂点に立った。女子100メートル背泳ぎは伊藤亜香利(磐田農)が優勝した。 ■進士 持久力発揮宿敵制す ゴール後、順位を確認するやいなやガッツポーズが飛び出した。男子100メートル平泳ぎで初優勝した
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静岡人インタビュー「この人」 永井伶旺さん 静岡県高校将棋選手権大会団体戦男子で優勝
3人で行う団体戦で昨秋の新人戦に続き2大会連続の優勝を決めた浜松西高囲碁将棋部の部長。7月末に和歌山県で開幕する全国大会に出場する。元奨励会員。2年生。17歳。 ―優勝が決まった時の心境は。 「理想的な勝ち方ができうれしかった。相手の作戦を予想して、3人とも得意戦法で迎え撃つことができた。私の対局では、中飛車という作戦で事前研究の通りに対局を進められた」 ―練習の工夫は。 「部員全員、戦法を解説する定跡書を全て暗記するよう、何度も読み直すように心掛けている。時には人工知能(AI)を取り入れた将棋ソフトで最善手を研究した。個々では詰め将棋に力を入れている」 ―奨励会と部活動の違いは。
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記者コラム「清流」 「大丈夫」と思う心理
浜松市役所内で突然、けたたましいベル音が鳴り響いた。なかなか止まらない音の正体は火災報知機だった。 ちょうど原稿を書き始めた直後。手を止め、市の職員に混じって様子をうかがっても、異変は見当たらない。早々に「大丈夫だろう」と再び原稿の執筆に取りかかった。 報知機は誤報だったが自らの行動がおかしいと思ったのは夕方になってから。執筆を優先したいあまり、都合の悪い情報を無視する「正常性バイアス」などと呼ばれる心理状況だったと思う。 日頃の新型コロナウイルスの感染対策では「自分は大丈夫」と思わないよう意識しているつもりだ。だが、ふとした拍子に、根拠なくリスクのある行動をしていないか。改めて見つめ直した
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天浜線の風景絵本に 茶畑走る列車や転車台… 社員発案、沿線市町に寄贈
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)はこのほど、沿線の風情を描いた絵本「てんはません」を制作し、9日、市に75冊を寄贈した。同社の社員が発案し、前身の国鉄二俣線全線開通80周年を記念して800冊を制作した一部で、今後、沿線7市町の図書館などにも贈る。 同社の有友和浩常務が浜松市立中央図書館を訪れ、「絵本を通じて天浜線に親しみを持ってもらえれば」と高瀬理子館長に手渡した。高瀬館長は「多くの親子に届けたい」と感謝した。 絵本は2歳の長男がいる同社総務課の懸健太郎さんが「天浜線を舞台にした絵本を子どもに読んであげたい」と発案。掛川駅から新所原駅までの路線を舞台に文章を手掛け、絵は同市の油絵作家岩本和
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ワクチン接種で議論 浜松市長ら「首長の会」
菅義偉首相の施策を地方で実現するため、鈴木康友浜松市長らが全国の首長と結成した「活力ある地方を創る首長の会」は6日、第1回総会をオンラインで開き、新型コロナウイルスワクチンについて意見を交わした。 会長を務める鈴木市長は同市役所から参加し、「目下の最大の課題はいかにワクチン接種を進め、日常を取り戻すか。先進的に取り組む自治体を参考に意見交換したい」と述べた。菅首相は約3分のビデオメッセージで、「力を結成すれば必ずウイルスに勝つことができる。内閣として全力を尽くす」などと発言し、ワクチン接種への協力を呼び掛けた。 意見交換は非公開で行われ、総会後に取材に応じた鈴木市長によると、64歳以下のワク
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2023年「どうする家康」 大河ドラマ館整備を検討 浜松市議会代表質問、鈴木康友市長が方針
鈴木康友市長は、徳川家康が主人公になる2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、誘客を図る大河ドラマ館の整備を検討する方針を示した。地域を盛り上げるため、今年中に官民連携組織を設置する考えも明らかにした。斉藤氏への答弁。 新型コロナウイルスの影響が長期化する中、ドラマが「地域経済を活性化させる起爆剤になると考えている」と述べた。「おんな城主 直虎」の放送終了後は観光客が減少したことを説明し、「継続的に観光需要を取り込む必要がある」と述べた。 斉藤氏は、浜松城天守閣から、現実の風景に合わせて江戸時代などの景色を楽しめるアプリを提案。鈴木秀司観光・ブランド振興担当部長は、復元した戦
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浜松学芸中高と天竜高二俣 アオハル隊認定で抱負
浜松市は3日、浜松学芸中高(中区)の社会科学部地域調査班と地域創造コース、天竜高二俣校舎の生徒でつくる「T・C・C(テンリュウ・カルチャー・コーポレーション)」を、地域の魅力発信などに取り組む「青春はままつ応援隊(アオハル隊)」に認定した。2団体の生徒は地元の魅力の掘り起こしに向け、気持ちを新たにした。 市役所の認定式で、奥家章夫市民部長が浜松学芸中高の戸塚巧真さん(高校2年)と、天竜高2年の高柳由衣さんに認定証を手渡し、「若い力で活発に活動してほしい」と激励した。浜松学芸中高は4回目、天竜高は3回目の認定となった。 天竜高は浜松学院大と協力し、観光ガイドアプリの開発などを進めている。高柳さ
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ドラマ「ゆるキャン△2」 浜松のロケ地紹介、市がマップ作成
浜松市は、SBSテレビで放送中のドラマ「ゆるキャン△2」に登場した浜松市内の撮影地を紹介するマップ5万部を作成した。ファンや観光客にロケ地巡りを楽しんでもらおうと、JR浜松駅構内の観光インフォメーションセンターや市役所、各観光協会などで配布を始めた。 マップは、主人公の女子高生たちが友情を深めた三ケ日高山ふれあいの森展望台や、うな重に舌鼓を打ったウナギ店「うなぎ さくめ」など12カ所を紹介している。 表紙は志摩リン役の福原遥さん、各務原なでしこ役の大原優乃さんら5人が登場。ポスターなどに使われるドラマのメインビジュアルで、浜名湖の弁天島海浜公園沖の「いかり瀬」で撮影された。 B4サイズ
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64歳以下接種「企業で可能に」 河野行革相、浜松市長らに説明【新型コロナワクチン】
菅義偉首相の施策を推進するため鈴木康友浜松市長らが全国の首長に呼び掛けて結成した「活力ある地方を創る首長の会」は30日、新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相との意見交換会をオンラインで開いた。会長を務める鈴木市長は、64歳以下の接種方針を早期に示すよう要望。河野氏は企業や大学などの組織でも接種を行う考えを明言した。 河野氏は64歳以下のワクチン接種について「通勤や通学している世代が多い。近所のかかりつけ医では対応できない」とし、居住地だけでなく通勤・通学先での接種も可能にすると語った。社員名簿や学生名簿を活用して管理するという。質疑応答で、久保田崇掛川市長は、通
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国指標で「爆発段階」 浜松市、独自の警戒宣言発令で抑え込みへ GW明け20日連続2桁
新型コロナウイルスの感染拡大警戒宣言を26日発令した浜松市。市内では大型連休後の7日から新規感染者数が急増し、1日当たりの新規感染者が26日まで20日連続で2桁台となっている。市は感染状況を見極める国の複数の指標で「ステージ4(感染爆発段階)」の基準に達していると判断。特に感染が急拡大している若者と在住外国人への対策を強化し、抑え込みを図る。 市内では、同指標の「直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数」が16~21日にステージ4の基準の25人を上回った。22~25日は下回ったが、過去最多の41人の感染を確認した26日に再び超えた。 市は医療の逼迫(ひっぱく)具合を示す指標の病床占有率
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浜松オート「朝」で勝負! 午前9時台スタート、アーリーレース試行 ナイターなくても...新規ファン獲得へ
浜松市の浜松オートレースは28日から、通常は午前11時ごろのレース開始時間を1時間程度早めた「アーリーレース」を試行する。全国5カ所のオートレース場で初の試み。ナイター設備を持つ他レース場がインターネット投票の好調を追い風に売り上げを大幅に伸ばす中、同設備がない浜松オートは午前中の早い時間帯に着目し、新たなファン獲得を狙う。 アーリーレースは午前9時半~10時ごろに第1レースをスタートし、午後2時ごろには最終レースを終える。既に競輪やボートレースの一部では、開始時間が早い「モーニングレース」などとして導入し、売り上げを伸ばした実績がある。 浜松オートは本年度、5~8月に各1回、それぞれ3