
静岡県藤枝市に住む70代の女性が、警察官や検察官をかたる人物らから、現金約2500万円をだまし取られる事件がありました。
警察によりますと、女性は2025年1月下旬に、自宅の固定電話に通信事業者を装った音声ガイダンスによる電話があり、女性が対応したところ、警察官や検察官をかたる人物から「暴力団関係者の家を調べたところ、あなたの契約する携帯電話を見つけたので取り調べを受けてもらう」などと言われました。
女性は捜査のため、預金をすべて引き出し、自宅敷地内に置くよう指示され、自宅敷地に現金約2500万円を入れたバックを置いたところ、何者かにだまし取られました。
女性がその後、報道を見て同様の手口で現金がだまし取られた事件を知り、警察に相談し、詐欺にあったことがわかりました。
警察は「警察が捜査の名目で預金を引き出すよう指示することはありません」「警察官を名乗る者から連絡があった場合は警察官の所属や名前を確認したうえ、一旦電話を切り、警察相談電話#9110や警察署等の電話番号等に相談してください」と注意を呼び掛けています。