「午前5時45分に並びました」静岡市内のスーパーで『政府備蓄米』店頭販売 5キロ2160円で45袋完売...整理券の配布に朝から行列

6月2日、静岡市のスーパーで備蓄米の店頭販売が行われ、店には朝から多くの人が訪れました。

一方、静岡県三島市ではワンコインで1キロほどのコメが手に入るお得なイベントが開かれ、会場は熱気に包まれました。

<社会部 田島かのん記者>
「午前7時半すぎの静岡市内のスーパーです。開店2時間以上前ですが、店の前には備蓄米を求めて多くの人が並んでいます」

静岡市の「イトーヨーカドー」は2日、備蓄米の店頭販売を行いました。午前6時前から整理券が配られ、45袋分の整理券は午前7時半にすべて配布されました。

<整理券を1番にもらった人>
「午前5時45分に並びました。楽天のネット通販では1分足らずで終了してしまったので」

販売された備蓄米の価格は、5キロ2160円でした。

<購入者>
「長い時間並びましたけど買えてよかったです。普段買っているものが4000円近かったので、それと比べると半値なのでだいぶ違う」

<伊豆・村の駅スタッフ>
「午前9時よりお米の盛り放題、開催いたします」

三島市の「伊豆・村の駅」では5月31日、コメをめぐるお得なイベントが開かれました。

「よーいスタート。一粒一粒こぼさないようにしてくださいね」

制限時間1分間の「コメ盛り放題」。参加料は500円で、1分間で5合升にできるだけコメを盛り、升にのっていた分を持ち帰ることができます。コメは静岡県函南町で2024年に収穫されたコシヒカリで、100キロ以上を確保しました。1キロほどのコメがワンコインで手に入ります。

<参加した人>
「おもしろいですね。楽しい!お米のにおいがすごくいい」

<参加した人>
「これ500円です。めちゃくちゃ安いですね」

<参加した人>
「魚を買って、海鮮丼にします」

<伊豆・村の駅 小沢伸一郎村長>
「本当に生産者さんにありがたいことだなと感謝しています。きょうのご飯を楽しみに食べていただきたい」

伊豆・村の駅ではコメが用意でき次第2回目の盛り放題イベントを開催したいとしています。

令和の米騒動の中6月2日、富士市の田んぼでは富士市立東小学校の5年生が田植えに挑戦しました。JAふじ伊豆の水稲部会のメンバーらが講師を務め、子どもたちは自分たちが育てたコシヒカリの苗を丁寧に植えていきました。子どもたちは農家の苦労や米づくりの大切さを感じたようです。

<児童>
「味わって食べないとですね、感謝ですね。高いので」

<児童>
「いつも食べている米がそろそろ食べられなくなるかもってことで、怖いです。作った人を考えて、残さず食べたいです」

2日に植えた苗は、子どもたちが秋に稲刈りをして、学校の給食で食べる予定だということです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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