
静岡県内で特殊詐欺事件が多発するなか、5月24日に県内で複数の詐欺電話が発生し、警察が注意を呼びかけています。
静岡県警によりますと、5月24日の午前9時から午後0時までの間に県内で12件の詐欺電話がありました。この内、通信事業者をかたった電話が10件、官公庁をかたった電話が2件でした。
地域別では、沼津市3件、富士宮市1件、伊東市4件、静岡市3件、磐田市1件となっています。
通信事業者をかたった相手からは「2時間後に電話が止まる」「契約の確認をしたい」、また官公庁をかたった相手からは「携帯に異常が出ているため使えなくなる」「あなたの口座が犯罪に使われている」といった内容の電話があったということです。
2025年、静岡県内では5月1日時点で148件の特殊詐欺事件が発生していて、被害額の合計は約8億5000万円に及んでいます。
警察は「金融機関職員や市役所職員等がキャッシュカードを預かったり、暗証番号や口座情報をたずねることも絶対にありません」と注意を呼びかけています。