
静岡県焼津市に住む70代の女性が警察を騙る男から指示され、4月末、現金約2500万円を自宅の前に置き、だまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、1月30日、焼津市に住む70代の女性のもとに警察官や検事を名乗る男から「暴力団員の自宅にあなた名義の携帯電話と通帳があった」「あなたが事件の共犯者として浮上した」などと電話がありました。
さらに、「あなたが関係ないことを証明する」「通帳にある現金の紙幣番号を調べるから毎日限度額まで出金してほしい」などと言われ、女性はあわせて2480万円を出金。4月29日午前10時頃、男の指示のもと、自宅の玄関の外に袋に入れた現金を置いたところ、持ち去られ、だまし取られました。
5月12日、女性が別の詐欺事件に関するテレビニュースを見たことをきっかけに、警察に相談しました。警察は「『警察で現金を預かる』は詐欺」と注意を呼び掛けています。
