
浜松市の医療機関が、有効期限が最大で18日切れたワクチンを乳幼児3人に誤って接種していたことが分かりました。医療機関が有効期限の確認を怠ったことが原因だということです。
浜松市によりますと、市が予防接種を委託した市内の医療機関は5月下旬、ロタウイルスや百日せきなどの予防接種を行った生後2か月から1歳6か月までの合わせて3人に、有効期限が切れたワクチンを接種したということです。
有効期限は3日から18日過ぎていて、これまでに3人の乳幼児の体調に変化はないということです。
医療機関が6月2日にワクチンの在庫を確認したところ、有効期限が切れたワクチンの接種が判明しました。
市では、ワクチンの在庫の確認を月に1回程度行い、有効期限が切れる前に廃棄するよう指導していましたが、この医療機関では、1か月以上にわたり、確認を怠っていたということです。
市と医療機関は3人の保護者に謝罪し、再発防止に努めるとしています。