「今でも確認してしまう…『いなくなったんだ』と」児童4人死傷事故の発生から1か月 父親が心境を語る=浜松

浜松市中央区舘山寺町の市道で小学生の列に軽トラックが突っ込み4人が死傷した事故から4月24日で1か月です。亡くなった女の子の父親が取材に応じ「信じられない気持ちは事故直後から変わらない」と改めて心境を語りました。

「正直、娘が亡くなったことを受け入れられていない。娘は家の中でも賑やかな子だったので家が静かになった感じる」

このように心境を語ったのは事故で亡くなった女の子の父親です。自宅には祭壇が設けられ、大好きだったというお菓子やぬいぐるみなどで埋め尽くされていました。

3月24日夕方、浜松市中央区舘山寺町の市道で小学生4人の列に軽トラックが突っ込んだ事故。8歳の女の子が死亡し、一緒にいた姉など3人がけがをしました。事故から1か月。

毎朝、起床すると子どもたちの寝ている顔を見るのが習慣だったという父親は、「今でも確認をしてしまう。妹がいないことで『いなくなったんだ』と気づく」と話しました。事故を起こしたドライバーに対しては怒りが日に日に強くなると胸の内を明かしました。

幼い命が奪われた事故。求められるのは、再発防止に向けた取り組みです。

<中野祐介浜松市長>
「あそこを拡幅して歩道をしっかり整備するとなると、相当なエネルギーと時間がかかる。(警察や関係者の)ご意見を伺いながら、すぐにやれるものはやりますし、時間をかかってでもやらなければいけないものはやっていく」

浜松市の中野市長は時間をかけてでも再発防止に取り組むと述べました。

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