
今、日本で一番アツい市民劇!? 静岡「ラウドヒル計画」 のオーディションを見学してみた!
ラウドヒル計画とは?

皆さんは「ラウドヒル計画」をご存知でしょうか?
ラウドヒル計画とは、静岡の人々による完全オリジナル舞台作品を創作・発信してゆくプロジェクト。静かな岡「サイレントヒル」ではなく、誰もが集える賑やかな岡「ラウドヒル」を目指し、静岡市民文化会館を拠点に活動を続けています。 2013年からスタートし、今年はなんと記念すべき10年目!

ダンス、演劇、殺陣、映像などを織り交ぜたダイナミックな作品には、他県から観に来るファンも多く存在するそう。

次回の大型公演は2023年10月21日(土)、22日(日)の2日間。 作品テーマは、今年の大河ドラマの題材にもなっている「徳川家康」。 今回は、その公演に向けたオーディションの様子を見学させていただきました!
想像以上の楽しいムードに驚き!
まずは演出家の河田園子さん(伊東市出身)によるワークショップからスタート。参加メンバーで輪になり、好きなものを順に言ったり、同じ言葉から連想できる言葉をいくつ言えるかのゲームをしたりなど、思っていた以上に和やかな雰囲気!
初めての参加者も多い中、時には爆笑が巻き起こるシーンも。 河田さん曰く、「数年前までは、個人個人の自己PRタイムを作ってオーディションを行なっていたが、回数を重ねる中でこの形式になった」とのこと。 参加者同士のアイスブレイクも兼ねているんだそうです。
続いては、短時間のダンスレッスンが行われました。 最後は参加者全員でテンポの速いポップな曲に合わせてダンスを披露。時間内にどれだけダンスが覚えられるか、可動域がどれだけあるか...などがここでチェックされているようです。
ダンスレッスン担当の夏目真帆さん(浜松市出身)は、なんと普段は英語のメールを駆使して貿易関係の仕事を行う会社員!夏目さん曰く、「ダンスは限られた人だけのためのものではないことを沢山の人に知ってほしい。次回の公演では、観る人も踊る人にも楽しんでもらいたい」とのこと。実際、今回のオーディションにも老若男女問わず様々な方たちが集まっていました!
最後は、台本が配布され、約10分間の練習時間を経てどれだけ演技や表現ができるか?のテストと、質疑応答が行われ、スタッフ、参加者、サポートメンバーのみんな、 笑顔いっぱいでオーディションが終了しました。
実はこのオーディションの様子は、数グループあるうちの1グループのみ。実際には、サポートメンバーも含め100人以上の参加者が予定されているんだそうです!
本番は今秋!100人以上で作り上げる「作品」は必見!
最後に、総監督の勝山康晴さん(藤枝市出身)から一言。「参加者のみんなには、ラウドヒル計画の舞台は、市民参加型であっても、決して自分のための『発表会』ではなく、お客さんの心を動かすための『公演』であり、その信念にプライドを持ってほしい。決して負けない強い力を胸に宿して参加してほしい」とのこと。
今後は秋に向けて継続的に稽古が行われるそうです。
次回の大型公演「徳川家康(仮称)」は2023年10月21日(土)、22日(日)に静岡市民文化会館の中ホールで本番を迎えます。 老若男女・障害のある人もない人も協力して作り上げる舞台ですが、今回の作品ではプロジェクト初の子役(小学生以上)も登場します!気になる方はぜひ、今から予定を空けておいてくださいね!
公式サイト>>>ラウドヒル計画公式サイト
(文:小松原みほ)
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