9人に嘔吐や下痢などの症状 熱海市内の飲食店で食中毒 黄色ブドウ球菌を検出 店に営業禁止を命令=静岡県健康福祉部・熱海保健所

静岡県熱海市の飲食店で9人が食中毒になったと県が発表しました。

静岡県の健康福祉部によると、5月10日、熱海市内の飲食店で食事をした17人のグループのうち9人が、その日の夜10時ごろから体調を崩したということです。症状は嘔吐や下痢、発熱などで、9人全員が病院を受診しましたが、入院した人はいないということです。

熱海保健所の調査で、患者と調理従事者の便から黄色ブドウ球菌が検出されました。この菌は食中毒の原因となることで知られています。保健所は、この飲食店が調理した料理が原因の食中毒と断定。17日から当分の間、営業停止を命じました。

患者たちが食べたメニューには、サラダやヒラマサのカルパッチョ、フリット(エビ、ワラサ)、揚げピザ、リゾット、生ハム、パンナコッタがあったということです。なお、患者は全員快方に向かっているとのことです。

県によると、2025年に入ってからの食中毒の発生件数は、今回を含めて14件。患者数は407人に上っています。(2024年同時期は10件、278人)

県は、食中毒予防のため、調理する際の手洗いの徹底や、食品を長時間室内に放置しないことなど、衛生管理に気をつけるよう呼びかけています。

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