「エンジンが故障し漂流している」油タンカーから118番通報 静岡県の石廊崎沖 下田海上保安部などが現場へ

静岡県の石廊崎沖でタンカーがエンジン故障により漂流しました。

下田海上保安部によりますと、11日午後5時6分頃、石廊崎灯台から西南西に約6.6キロの海上で、徳島県小松島市の港を定係港とする油タンカーから「エンジンが故障し、漂流している」と118番通報がありました。

この船は、清水港から千葉に向かう途中でした。船の大きさは全長約65メートル、498トンで、積み荷の油はなく、自船の燃料用の重油がおよそ20キロリットル搭載されています。船に乗船していた6人にけがはなく、油の流出、船体の損傷などはないということです。通報を受けた下田海上保安部は、巡視船2隻と航空機1機を現場に急行させました。

現場海域の天候は曇りで、風は南西の風10メートル、うねりは2.5メートルだということです。

11日午後9時ごろ、神子元島灯台から北西に約2キロの海上で自船の錨を下しました。陸岸からは離れており、差し迫った乗揚げの可能性はないということです。

今後、船の所有者が手配するタグボートによるえい航が実施される予定です。
海上保安部は詳しい状況を調べています。

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