ガソリン価格の高騰が止まらない中、石破総理は5月22日からガソリン価格を1リットルあたり10円引き下げると発表しました。現場からは家計への負担軽減につながればと期待が寄せられています。
<社会部 田島かのん記者>
「浜松市のガソリンスタンドです。きょうの価格はレギュラーが1リットル186円と高値が続いています」
生活の足を直撃するガソリンの高騰に、アプリやクーポンを活用する利用客の姿が目立ちます。
<ガソリンを入れに来た客>
「なかなか高騰して、かといって移動に必要なのでこれは受け入れながら、ポイントが貯まるとか、期間限定の値引きがあるとか、その辺りは利用しながら入れています」
<ガソリンを入れに来た客>
「6月7月からもう少し15円くらい安くなってもいいと思います」
資源エネルギー庁の4月23日の発表によりますと、4月21日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットルあたり185.1円。4週ぶりの値下がりとはなりましたが、ガソリンスタンド側は迫る大型連休への影響を懸念します。
<遠鉄石油株式会社 小関寿弥さん>
「ずっと同じような金額で高止まりしている感じです。これからGWとかありますけどガソリンの高騰で旅行控えたりとか買い控えとか、そういったものがあるというところはこちらも懸念しています」
高値が続くガソリンに対し、石破総理は4月22日夜、新たな物価高対策を表明しました。
<石破茂内閣総理大臣>
「足元の物価高にも対応する観点を踏まえ、旧暫定税率が課されているガソリン、軽油についてはリッターあたり10円引き下げます」
5月22日から1リットルあたり、ガソリンや軽油で10円、重油や灯油についても5円、引き下げると説明しました。現場は引き下げの表明に期待を寄せます。
<遠鉄石油株式会社 小関寿弥さん>
「少しでも安く皆様にご提供したいなと思ってるので、下がることはうれしい。ガソリンが下がっていくことによって物価が少しでも下がったりして、家計が楽になったらいいかなと」
家計を圧迫するガソリンの高騰、中長期的な視点に立った対策が求められます。